こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
映画『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』観てきました。
2023年映画9本目。前回映画館で観たのが、ケネス・ブラナーの『名探偵ポアロ ベネチアの亡霊』で、そこから2か月ほど空いてしまいました。ブラックフライデーということで、週末は「TOHOシネマズデー」になっており、シネマイレージカード会員は、なんと映画鑑賞料が1000円でした。この夏にやっと作ったシネマイレージカードでしたが、おかげさまで恩恵をさっそく受けています。
さて『翔んで埼玉』。一作目はDVDで観ておりました。原作者の魔夜峰央先生といえば『パタリロ!』。わたしがパタリロにハマっていたのは…ググってみたら、1978年に『花とゆめ』で連載がスタートしていますので、10歳ごろからということになります。もう45年も前!という事実に愕然としますが、当時その漫画の世界観から英国やエジンバラに抱いた憧れは、実のところ自分のなかに今もほんのりと続いているわけです。そのギャグ満開の世界観がこのように実写映像で実現する日が来るとは…!しかも2作目が出来るほどに、受け入れられているとは、なかなか感慨深いものがあります。世の中の価値観が、ようやく魔夜峰央先生のセンスに追いついてきたとでも言いましょうか(笑)
さておき2作目も、まあ馬鹿馬鹿しくて、けばけばしくて、面白かったです。一作目から踏襲されたパターンの面白さに加え、今回目についたのは、いろいろなものからのパロディー。コメディ映画にはパロディーはつきものとはいえ、特に「チャーリーとチョコレート工場」からの大掛かりなパロディーには、声を殺して爆笑しました。そして豪華な出演者が短時間出演で無駄使いされているという、これもまたコメディ映画のパターンの一つではあるものの、その贅沢さに笑いました。これだけのために出てきたのね!的な。
第2作目が、滋賀県&関西エリアでしたので、どうしたって第3作目への期待が高まります。これはもう「佐賀県&九州エリア」で間違いないでしょう、と勝手に予想(期待)をしています。いやほんとうに、佐賀は「そのポジション」としてこれ以上最適な場所はないでしょう、という感じなので、大いに楽しみにしています。エンディングには、それをにおわすような演出もありましたし。
それにしても、魔夜峰央先生は1953年生まれということで、現在70歳。ってことは、わたしと20も離れていないのね、ということは、パタリロをスタートしたころは25歳だったということで、当時漫画家の方は10代から活躍なさる方が多かったとはいえ、すごいなぁとあらためて尊敬してしまいます。