こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
四月八日は花祭(はなまつり)でした。
花祭=灌仏会=お釈迦さまの誕生日です。花祭窯の屋号は、創業地である佐賀県江北町にある地域の通称「花祭(はなまつり)」からいただいたもの。お釈迦さまの誕生日とは、もともとは関係ありませんが、毎年あやかってお祝い気分になります。実のところ、創業時に窯の名前を考えていたときには、お釈迦さまの誕生日を意味するとは知らず。もし知っていたら創業日を「4月8日」で登録していたかもしれません。ともあれ、ありがたい名前をいただきました。
東京蔵前でお花屋さんをしているお友だちが、花にまつわるnoteを書いています。毎回、詩的で素敵な言葉が綴られていて、読むのが楽しみなnoteです。昨日は花祭のことが書いてありましたので、こちらでご紹介。
花祭には甘茶をふるまうものとされていますが、その甘茶が「アマチャ」なる花なのだということは、ほとんど意識に上っていなかったワタクシ。サキコさんのnoteで、その花の姿を見て、そうだったのね!と今更ながらの新発見でした。紫陽花に似ています。
noteでは、「釈迦の誕生を祝うとともに、子どもたちの無病息災を願う行事」と紹介されています。わたしが「花祭」をはじめて意識したのは、花祭窯を創業して間もなく佐賀・鹿島にある祐徳稲荷にお参りに行った時のこと。それがたまたま4月8日で、参道を地域の幼稚園・保育園児たちがゾウのお神輿を引っ張って歩いていたのでした。ゾウの上にはきっとお釈迦様が乗っているという想定だったのだと思います。紙吹雪をまきながらゾウのお神輿を引っ張る子どもたちの姿が、花まつりのイメージとして強く心に残りました。
というわけで、わたしのなかには「花祭=ゾウ」が刷り込まれています。一緒に観ていたダンナもきっとそうだったのだということが、上の写真のゾウのオブジェを見ると、よく分かります。花祭は創業日と並んで、わたしたちにとっての記念日でもあります。