南方流茶道訓

書道部2019年2月。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

書道部2019年2月。

今回は、大人に混じって小学生2名の参加があって「子どもの集中力すごい!」を目の当たりにする書道部となりました。

一般に小学校の授業は45分。ひとつには子どもの集中力の続く時間がそれくらい、ということで決まったという話を聴いたことがありました。真偽のほどは知りませんが。

でも、ほんとうに集中すると、1時間を超えても黙々と書き続けるのですね。なにより本人が「もっと上手に書けるようになりたい」と心から思っているからなのだろうな、と思いました。誰に強制されるでもなく、自分が納得するまで書き続ける姿、とても晴れやかに映りました。

学校で教えるすべての教科で、この「もっと上手になりたい」を引き出せるような授業ができたら、子どもたちにとって学校はとっても楽しい場所になるでしょうね。

さて2月。わたしが書いたのは「茶礼可守」=「されいまもるべし」です。入門している茶道南方流の七つの「茶道訓」のひとつめに書かれているもの。ふたつめに「茶式不可論(ちゃしきろんずべからず)」と続きます。すなわち、大切なのはお作法の様式ではなく、礼を重んずる気持ちである、というようなところでしょうか。

南方流茶道訓

今回も楽しく書くことができました(^^)

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。