津屋崎浜のカマキリ

最近の津屋崎浜~宮地浜散歩で出会った「おっ!」あるいは「えっ?」な景色。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

最近の津屋崎浜~宮地浜散歩で出会った「おっ!」あるいは「えっ?」な景色。

空気が、風が、すっかり冬っぽくなってまいりました今日この頃。浜辺の散歩で眼に入ってくる景色も、冬らしさを増してきています。そんななか、ぼんやりと歩いていても、おっ!とか、えっ?とか目を見開いてしまうような画が飛び込んでくるのも、散歩の楽しみ。

下の写真は、なんてことないカモメの姿。11月に入って、カモメの数もだいぶ増えて参りました。面白かったのは、この後。津屋崎浜・宮地浜は「遠浅」で、結構遠くまで歩けます。わたしが近づいてきたのを察知したカモメが、この後にとった行動としては、波のほうに歩いて行って波に乗って泳いで距離をとる、というのが通常です。ところがこのカモメ、波に乗った後の動きが何だかぎこちない。で、よーく見たら、浅瀬で足がついていて、水面下で歩いていることがわかりました。渡り鳥なんだから、泳ぐか飛ぶかしてよ!と突っ込みたくなりましたが、この方々、結構歩くんですよね。

宮地浜のカモメ

次に出会ったのが煮干し大のお魚。ぴちぴちと跳ねていました。ちょうど満潮から潮がひきはじめたところで、時々似たような景色を見かけますが、引き潮に乗り切れず取り残されてしまったようです。イワシの稚魚かな?と思しき姿。写真に写っているのは1匹ですが、歩いていくほどに、波打ち際にたくさんの稚魚が上がっていました。連れて帰って干したら煮干しになるのかしら…と思いつつ、海岸線の先の方を眺めたら、波打ち際にずらりと並んだカラスやカモメの姿。ああ、ちゃんと食物連鎖になっているのね、と納得しました。

津屋崎浜のお魚

そしてラストは、遠くから見えたときに目を疑い、思わず声を出してしまった出会いです。波打ち際に、緑色も鮮やかなカマキリの姿。どうしてこんなところにいたのでしょう。潮は引き始めていますが、タイミングによっては大きな波が打ち寄せて、潮水まみれになってしまう距離でした。無事に自力で草のある所まで這い上がってくれることを祈りつつ、ちょっとだけ海から離してあげました。

津屋崎浜のカマキリ

散歩、面白すぎます^^

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。