こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
東京にて、額縁の力とか、場所の力とか。でも一番は人の力。
東京出張報告続編をつらつらと書いておこうと思います。報告第一弾はこちら↓
ともあれ久しぶりの東京でしたので、この機会に、いつもお世話になっているお取引先さま2軒に足を運ぶことに。ずっとおしゃべりをしたかった方のところへ行って参りました。おしゃべりをしに、というと変な感じですが、女性同士ということもあり、率直におしゃべりが楽しいのです。今どんなことを考えてどんなことに取り組んでおられるか、お話を聞くと、自分ももっと頑張ろうと気持ちがワクワクとしてきます。
まず向かったのはインポートインテリア・ドーノさん。藤吉憲典のアート作品を国内唯一常設で扱ってくださっています。昨年、陶板作品にフレーム(額縁)を作る際、オーナーの上田桐子さんにセレクトをお願いしていたのでしたが、なかなか足を運べず、やっと実物を見にお伺いできました。↓写真は、ドーノさんの店内に飾られた陶板作品。
美術への造詣が深く、インテリアコーディネーターの指導にもあたる桐子さんの美意識の高さ、見立ての素晴らしさに、あらためて脱帽しました。一切をお任せして良かったと、心から思いました。出来上がってすぐに拝見していた写真では、もっと派手な感じなのかと思っていたのですが、とてもシックで、ワタシ好みで、思わず家に連れて帰りたくなりました。
続いて、町田から昨年南青山に移転なさった百福さんへ。外苑前の大通りから一本入ったところにありました。駅が近く立地が良いのに騒がしさは無く、落ち着いた雰囲気の場所です。オーナーの田辺さんにお会いするのも、とても久しぶりで、おしゃべりしたいことがたくさん。 なにしろこのコロナ禍、ともすれば守りに入りそうになるご時世に、10年以上続けた町田でのお店から転じて都心へのギャラリー移転を実行なさったのですから、そのビジネス感覚と覚悟に脱帽です。
まずはお元気そうであることがとても嬉しく、新しい場所での近況などをいろいろと教えていただきました。これまでのキャリアはあるものの、新しい場所ではまたゼロからのスタートで取り組んでいるという田辺さんのスタンスに、やっぱりすごい方だなぁ、と思いました。思わず「わたしももっと頑張らなきゃ!」と口に出しておりました。
そんなわけで、とても魅力的なお二人の女性オーナーに会って、お話を聞くことができたことは、花祭窯のおかみの立場としてだけでなく個人的にもとても刺激的で、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。もっと頑張ろう!と。
百福さんの南青山の新店舗では、今年の11月に藤吉憲典の個展がございます。新しい場所での展覧会、作家もわたしも、とても楽しみにしているところです。