栗

栗!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

栗!

花祭窯の創業地は佐賀県。自然の恵みがいっぱいの里山です。梅雨前には梅、夏にはカボス、秋には柿と栗の楽しみがあります。

梅やカボスは収穫期が比較的長いので、毎年その時期に訪れて収穫することができていましたが、柿と栗はなかなかタイミングが合わず、満足な収穫ができずにいました。収穫できなかった柿や栗は、落果して山の動物たちの胃袋へ入りますので、無駄にはなりません。木の周りには、イノシシ、タヌキ、アナグマなどと思しきたくさんの足あとが残っています。

自然がすごいなぁと思うのは、その土地に合うものを、きちんと育んでくれること。佐賀ではいろいろな木、食いしん坊なので主に果樹を植えましたが、すくすくと育つものと、そうでないものがはっきりしています。苗木を買うときはお店の人に「育てやすいものを」とお願いしていましたが、一般に言われる「育てやすさ」とは別の要因があることを感じます。

花祭窯の創業地に関しては、梅、栗、カボス、柿、キンカン、山椒などは、感心するほど自然にすくすくと育ってくれています。桜の木も大きくなりました。それらに対して、みかん、ブルーベリー、イチジクなどは、うまくいきませんでした。もっとちゃんと環境を整えてあげなければならなかったようです。合うもの合わないものがありますね。

さて今年は、タイミングよく栗の収穫期に訪問することができました。全部ではありませんが、これまでで最もたくさん収穫することができて、大喜び。食欲の秋スタートです^^

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。