こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
永遠の都ローマ展@福岡市美術館。
2024年の美術鑑賞は、ローマ展から。年の初めの美術展チェックで、観に行きたい上位に挙げていた展覧会のひとつです。
いやぁ~、素晴らしかったです!第一室から、感動でウルウルしながら見て回りました。紀元前からの大理石彫刻の美しさ、複製とはいえブロンズの巨大彫刻の迫力、そして絵画館のコレクション。絵画館コレクションの部屋は、ダークレッドとでもいうべき赤い壁面に絵が並び、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの展示を思い出しました。
今回最大のお目当てであったカラヴァッジョの画は、やはり、ぐっと引き込まれるものがありました。寄れるギリギリまで近くに寄ったり、少し離れて俯瞰で眺めたり、とにかくジロジロと観て参りました。数点あるのかなと思っていましたが、カラヴァッジョはポスターにもなっていた「洗礼者聖ヨハネ」のひとつのみ。でも、ここ福岡で観ることが出来たのですから、ひとつだけでもありがたいことですね。
今回の展示の中心は、ローマ・カピトリーノ美術館の所蔵品でした。カピトリーノ美術館のはじまりは1471年。ここから美術館とギャラリーの歴史はスタートしたと言われており、世界的に最も古い美術館のひとつです。ぜひ現地に足を運びたいと思いました。
新年ひとつめの美術展、大満足でした。ただ、行ったのが平日のお昼時とはいえ、それほど混みあっていなくて、ちょっと拍子抜け。自分が鑑賞しやすかったという意味ではラッキーでしたが、せっかくの素晴らしい作品の数々、ぜひもっとたくさんの方にご覧いただきたいと思いました。