こんにちは!ふじゆりです。
拾ってきたままになっていた陶片のなかから
ダンナが「これが初期伊万里」と出してきました。
江戸時代の初期1610年~1650年代につくられたもので
いわば日本で最初に生産された磁器の特徴を持つものが
初期伊万里と呼ばれています。
高台径が小さい
皿の中央にかけて厚手になっている呉須の発色が控えめ
などなど
「初期伊万里の特徴」と言われるものがあります。
写真のものは
高台径が小さいです。
高台がやや内側に向かって斜めに入っているのも
初期伊万里に見られる特徴のひとつだという人もあります。
皿の底部は、厚くできています。
縁が段になっているのも、初期伊万里に良く見られる形だとか。
呉須の色合いも、やわらかい発色です。
釉薬もしっとりとした感じです。
なにが描かれていたのか、この片だけでは判断が難しいですが
おおらかな筆遣いの文様です。
この1片から、ああだこうだと全体を想像してみるのが
陶片の楽しみのひとつでもあります。