こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
続・読書『まちの魅力を引き出す編集力』(同友館)桜井篤 著
読書『まちの魅力を引き出す編集力』(同友館)をブログにアップしていたのは、先週のこと。実は中身があまりにも濃かったので、一度読んだだけでは消化しきれず、2周目に入っていたのでした。前回も書きましたが、本書タイトル『まちの魅力を引き出す編集力』は、『○○の魅力を引き出す編集力』と「○○」部分を多様に置き換えて考えることができるのです。つまり業種を問わず、活かせる要素がてんこもり、ということ。
実際に桜井さんとお話しすると、ユーモアあふれる話題展開のなかに、たくさんの、文字通り「鍵(キー)」となる「言葉(ワード)」が出てきます。そしてそれらのキーワードの背景を探ると(あるいは解説してもらうと)、腑に落ちることがたくさんあって、自分の事業に置き換えて考えるとどうなるか!?を考える最高のエクササイズになります。そんな珠玉のキーワードの数々が本書にもたくさん出てきますので、ご紹介。
- 「何を面白く感じるか」はまったくの自由
- 愛をもって「ひたすら見る」
- 民俗学的アプローチ
- 図書館で文献をあたる
- 魅力の「本質」は専門家から探り、本物から学ぶ
- はまっている人=専門家
- 「日常」が違う=文化の違い=固有の文化
- 「自分の価値観」と対峙する
- 名前をつける(固有名詞化する)
- 「BEFORE→AFTER」で考える
- 誰とやればうまく行くか?
- ボランティアはしない、させない
- 三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)と四大要素(食・もの・体験・人)
- 「今だけ」「ここだけ」「あなただけ」
- 「笑い」「驚き」「誘い」
- ハッピートライアングル(三方よし)
- 最初の一人
- 愛している者にだけ見えるものがある
『まちの魅力を引き出す編集力』(同友館)桜井篤 著より
それぞれのキーワードの意図するものは、とても深いです。ぜひ本書でじっくり読み取ってみてくださいね。