2019九州産業大学国際シンポジウム。

続2019九州産業大学国際シンポジウム。

こんにちは。Meet Me at Art ふじゆりです。

続・2019九州産業大学国際シンポジウム。

2019九州産業大学国際シンポジウム。の続き。

講演内容を踏まえてのワークショップと質疑応答の時間も、濃い時間となりました。「博物館が地域社会をつなぐ」の実現を目指すにあたり、イギリス、アメリカと日本との違いは数え切れないほどありますが、情熱を持って取り組む学芸員さんの姿には共通するものも多々。

以下、備忘。

  • 「誰が必要な人を連れて来てくれるか?」連携。
  • 公式・非公式なメンター。
  • 同業者会議。
  • 「人がつくったもの」を見る意味。
  • What humanity is.
  • What I am.
  • my mission = social mission
  • What museum can do for the world.
  • meaning making
  • social inclusion
  • social justice
  • mentoring
  • visitor’s view
  • accessible for anyone
  • for one = for every people
  • support each other
  • depends on interest
  • cultural relationship
  • positive feeling
  • open communication
  • create and connect
  • small group
  • continue and feedback
  • care = partner
  • diversity
  • school and museum space
  • community of neighbors

これまでの学芸員研修では、毎回のようにワークショップのなかで、各地各館の学芸員さんの「こうしたいけど、なかなかできない」苦悩を耳にしていました。縦割り行政の弊害であったり、事業のトップに立つ者の無理解であったり。

今回の講演では、ダリッチ・ピクチャー・ギャラリー、イントレピッド航空宇宙博物館、両館のとてもポジティブな発表に、環境・文化の違いゆえに博物館での教育普及への理解が日本よりも深く、実行しやすい環境が整っているのだろうと単純に考えそうになったところ、彼らもまたたくさんの努力によって障壁を乗り越えて施策を進めて来たこと、そして今後も継続していくためにネットワークの構築に力を注ぎ続けていることがわかりました。

特に日本ではイメージしにくいほどの人々の多様性を受け入れてきている両国での努力は、ことばで聞いた内容以上に大変なことなのだろうと推察できました。でも、だからこそ、わたしたちは常にチャレンジしていくのだという言葉に、実際に推進してきた人たちの強い意志と力を感じました。

ほんとうに素敵な機会をいただきました。あらためて、九産大の緒方泉教授に心より感謝申し上げます。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。