花祭窯

花祭窯の睦月の庭。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の睦月の庭。

いつもなら庭に咲く花を撮るのですが、今は花が少ないので、先日の積雪の際の花祭窯の露地の景色と、小正月(こしょうがつ)を前に、片付けてしまう前のお正月の景色をご紹介することにいたしましょう。

花祭窯

雪のなか、サザンカが映えました。水仙は雪の重みで頭を垂れていますが、雪がなくなったらまたシャキッと立ち上がります。冬に咲く花の強さ、美しさ。

花祭窯

露地の飛び石も真っ白です。

花祭窯 白磁花入れ 藤吉憲典

松と笹が入るだけで、一気に正月らしくなります。

小正月は一月十五日、元旦を中心とした「大正月」を担った女手をねぎらう「女正月」とも言われます。この日に正月飾りを燃やすお火焚き行事が行われる地域もありますね。お正月で実家に帰っていたお嫁さんが、婚家に戻る日とするしきたりもあるようです。十一日の鏡開きに続いて、お正月から日常に戻っていく行事。続く二十日正月(はつかしょうがつ)で、お正月にお迎えしていた神様が、早朝お帰りになられるのだそうです。(『和のしきたり 日本の暦と年中行事』(日本文芸社)より)。

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ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。