美術鑑賞@TateModern

見る、解釈する、創造する。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

見る、解釈する、創造する。

美術館に足を運びにくい昨今ですが、手元にあるものを使ってビジュアルシンキング=対話型美術鑑賞を楽しんでいます。このところアートエデュケーションの現場実践ができていないので、自分自身の訓練と鑑賞の楽しみを兼ねて。上の写真は美術鑑賞イメージ(テートモダン美術館で撮ったもの)です。

「対話型」というと、複数人での鑑賞プログラムととらえられがちです。もちろん複数人での対話型鑑賞のプログラムもありますが、一人でも対話型美術鑑賞はできます。他者を気にせず取り組むことのできる個人ワークの対話型美術鑑賞は、わたしのおススメプログラムのひとつです。その場合は「絵画とわたしとの対話」「わたし自身との対話」がメインとなります。

絵画のある場所に足を運ぶことができないときは、ネットで公開されている世界各地の名画を題材に、画面を通じて対話型鑑賞することもできます。でも個人的には、そのような著名な名画でなくてよいので、「生(なま)」の絵を自分の目で直接見る方が良いと思っています。

ということで、我が家にある絵を眺めながらのビジュアルシンキングタイム。ポスターでも絵葉書でもカレンダーでも、「よく見る」ことで「見えてくるもの」があります。生活のなかにある「絵」で「見る」訓練。意外と面白いですよ。

個人ワークの対話型美術鑑賞、取り組んでみたい方はお問い合わせくださいね。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。