角川文庫の巻末ページ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

角川文庫の巻末ページ。

角川文庫の巻末ページに「角川文庫発刊に際して」とする創業者・角川源義氏のことばが載っています 。記されている日付は1949年5月3日。

新元号発表のあった先日、本を読み終わってなにげなく巻末のページを開いたときに目に留まりました。これまでにも何度も角川文庫は手にしていたのに、ちゃんとこの言葉を読んだのは初めてだったように思います。

出版も絵画も建築も、文化は時代のときどきで政治利用されてきた歴史があります。文化の担い手が平和への意志をしっかり持つことの意味、その使命を考えさせられました。

株式会社KADOKAWAのサイトにも「グループ理念」のなかに、「角川文庫発刊に際して」 として、この言葉が掲載されています。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。