渕野陶磁器原料「ジキよまんば」

読書『「セラミックス」のことが一冊でまるごとわかる』(ベレ出版)齋藤勝裕著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『「セラミックス」のことが一冊でまるごとわかる』(ベレ出版)齋藤勝裕著

毎度おなじみ、いつものカメリアステージ図書館新刊棚から借りてきました。「セラミックス=陶磁器」ですので、業界関係者としては、これは読まねば!です。ベレ出版さんは「いつも学ぶ人の近くに」いる出版社を目指しておられるということで、語学や自然科学系のわかりやすい本を得意となさっているようです。本書は「一冊でまるごとわかるサイエンス」シリーズの最新刊。上の写真は花祭窯がお世話になっている磁器材料を扱う陶土屋さんのふちの陶磁器原料さんが出すフリーペーパー、その名も「ジキ(磁器)読まんば!」(佐賀の方言で「すぐに読まなきゃ」の意)。

さて本書。代表的なものはやはり「陶磁器」としながら、ガラスやセメントやファインセラミクスへと話が広がります。ベレ出版さんの本書紹介では「まず古典的なセラミックスの歴史と科学を紹介し、セラミックスの化学的・物理学的な性質を見たうえで、ファインセラミックスの製法と性質などを解説していきます。」となっています。その紹介通りで、わたし個人としては、化学的・物理学的な性質を解説しているページに興味が沸きました。花祭窯でダンナが制作しているのは、磁器。「やきもの」には大きく分けて陶器と磁器がありますが、その違いを自然科学的に説明するとこうなるのだな、ということがわかりました。

このところ、カメリアステージ図書館新刊棚のおかげで、自然科学系の本をちょこちょことつまみ読みするようになりました。一般向けとはいえ、理解するのはやはり簡単ではありません。と思いながらも、いつもと異なる頭の働きを要求されるのは、なかなか面白く。自然科学系の本を読むと、考え方の選択肢が広がるような気がしています。

『「セラミックス」のことが一冊でまるごとわかる』(ベレ出版)齋藤勝裕著

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。