こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
読書『エグゼクティブは美術館に集う』(光村図書)奥村高明 著 その1
銀座に行くと、時間をみつけてはGINZA SIX内にある銀座蔦屋書店に足を運んでいます。このところ出版が増えているアート×ビジネス系の書籍をチェックするのに最適な場所です。関連書籍が増えると嬉しい一方で、自分の方向性と異なるものが増えてくるのも世の常。中身をちゃんと確認して、本書をゲットできました。
以下、備忘。書き留めておきたい内容のボリュームがあったので、その1(はじめに・1章~3章)と、その2(4章~)に分けてレポート。
- まなざし:単にありのままを「見る」のではなく、何らかの予見や考え方などを含んで見る姿勢
- 「問題を発見し、それを解決する力を身に付けるためには芸術は欠かせません。(後略)」(日立製作所フェロー小泉英明博士の話より)
- 見えるというより、脳が受け取った情報から神経活動が始まるということです。(臨床心理学者 前田基成氏)
- 美術というのは、大切なものは何かとかを見つける視点を持たせてくれるのではないでしょうか。 (臨床心理学者 前田基成氏)
- 人間って、そもそも論理では解決できない能力を持っていて、それを直感や感性、創造性というんでしょうけど。実はそこをうまく鍛えられると現状打破する力が発現する。
- 直観は論理
- 生き残る可能性を高めるために創造性が必要
- 大人も子供も、鑑賞は視覚だけの作業ではなく、全身の感覚を働かせる運動なのです。
- 自分の経験から見る―鑑賞は経験の再構築
- 美術鑑賞では目の前の作品に間違った要素はありません。
- そのすべて正しい条件の中から自分の根拠になる条件を選び取り、それらを論理的に組み立てます。
- 美術鑑賞では一人ひとりの「私の解」が求められます。
『エグゼクティブは美術館に集う』(光村図書)奥村高明 より