ウィーン分離派会館

読書『トラベルデイズ ウィーン プラハ・ブダペスト』(昭文社)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『トラベルデイズ ウィーン プラハ・ブダペスト』(昭文社)

旅行ガイド本。図書館が休館に入る前に借りて来ていたなかの1冊。旅行の予定を具体的に立てているわけでもないのに、こんなにしっかりガイド本を読んだのは初めてかも知れません。まさに「読書」しました。

写真はウィーン分離派会館。福岡ACAD.『世界史を建築家の視点で学ぶ!』シリーズでも学んだ、時代を象徴する建物のひとつ。講師の株式会社藤井設計室藤井昌宏氏が現地で撮ってきた写真のなかの一枚です。

まずは地図をチェック。オーストリアのウィーンであり、チェコのプラハであり、ハンガリーのブダペストよね、と広域図で確認しないと、位置関係もよくわかっていないところからスタート。

特に読み応えがあったのは「ハプスブルク家 645年の栄華」とタイトルのついた特集。そもそもガイド本ですから、豊富な写真にわかりやすい地図、建物の見取り図など、ビジュアル的にも充実。家系図や年表までついて、20ページほどの特集ながら、1冊の本を読んでいるかのようでした。

「建築」「アート&カルチャー」「エンターテインメント」の各ジャンルも、読み応え抜群でした。このエリアが「持っている文化」のすごさをひしひしと感じました。ガイドブック1冊を見ただけでも「見たい、知りたい、体感したい」が詰まっていて、まさに芸術の都なのですね。

わたしが読んだのは2013年発行版(写真)。現在は最新版のガイドが出ていると思います。

さて、そろそろ図書館もオープン。思いがけず長く借りることができた旅行ガイド本のおかげで、妄想旅行を楽しむことができました。ウィーン、プラハ、ブダペスト。実際に時間をしっかりとって出かけたい場所です。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。