こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
読書『一生使える脳』(PHP新書)長谷川嘉哉
本屋さんを歩いても、新聞や雑誌の書評欄を見ても、健康啓蒙本とでもいうべきジャンルは大盛況。人生100年時代に、最大公約数に届く話題なのでしょうね。大量の情報のなかで、どの説を自分の味方に取り入れていくのかは、人それぞれ。
さて、なんとなく手が伸びたこの本。サブタイトルが「専門医が教える40代からの新健康常識」。毎月1,000人の患者さんを診る認知症専門医でいらっしゃるとあり、認知症が心配になる年齢の親を持つ年代としては、そしてタイトル通り40代以上である自分としては、関心の高いところです。本のタイトルのつけ方がドンピシャ(笑)
読んでみて、医学的な根拠や定説も時代によって変わってきていることと、そのうえで著者の「今、わたしの経験からはこう言える」という立ち位置の明確さを感じました。
自分が気になったことを解決すべく取り組めることが、具体的に書いてあることが良かったです。それもすぐに始められそうなことばかりで、このハードルの低さは、やはり日々患者さんと向き合っているからこそなのだろうな、と感じました。
以下、備忘。
- ワーキングメモリを効率的に使うには「開放」。
- アウトプットを意識したインプット。
- 人的ネットワークという「外部脳」。
- 運動は体だけでなく脳にもよい。
- 習慣化。
- 「覚える」ではなく、いかに「思い出すか」。
- 回想療法。
- 外部環境整備。
『一生使える脳』(PHP新書)より