こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
読書『図解でよくわかる菌ちゃん農法』(家の光協会)吉田俊道著―選書ツアー本が上がってきました!
2024年度の選書ツアー報告をしたのは、ふた月ほど前のことでした。
いつものカメリアステージ図書館から「選書ツアーから購入する本が決定しました」とご連絡をいただきましたので、さっそく受け取りに行ってきました。というのも、選書ツアーで選んだ本には、「選者」として責任を持って、本の紹介ポップを書くのが、選書ツアー参加のルールなのです。ポップが出来上がったら、晴れて図書館の本棚に選書が並びます。ポップを書く=一番最初に読むことができる、ということでもあり、嬉しい特典。
選書ツアーで素人の選者がそれぞれに選んだ10数冊の本から、司書さんが専門家の視点で一人当たり2~3冊を選ぶのが、毎回の手順です。今回わたしの選書から選ばれた本は、2冊。『図解でよくわかる菌ちゃん農法』と『小学生でもわかる世界史』でした。
まずは『図解でよくわかる菌ちゃん農法』。著者の「菌ちゃん先生」こと吉田俊道さんは、長崎県佐世保市で自ら農業を実践しながら、この菌ちゃん農法の伝道師として全国を飛び回っている方です。わたしは2017年に、菌ちゃん先生のお話を直接聞くことが出来ました。当時九州大学で教鞭をとり「自炊塾」を提唱していた比良松道一先生の活動に、ダンナと息子が参加していたご縁でした。
その時のお話がとても面白く、しかも腑に落ちるものでしたので、ひそかに菌ちゃん先生を応援していました。7年以上が経ち、俳優の山田孝之さんや柴咲コウさんが佐世保の菌ちゃん先生のところに、その農法を習いに行ったことなどが話題にもなり、ジワジワと全国的に知られるようになってきたように思います。
さて『図解でよくわかる菌ちゃん農法』。表紙に載っている文言=タイトル?を全て並べると『微生物の力だけで奇跡の野菜づくり 図解でよくわかる 菌ちゃん農法 農薬なし、防虫ネットなしでも虫がつかない』です。長いですね。これが本書の概略です。中身は、カラー写真がたっぷり、図解がたっぷりで、ものすごくわかりやすいです。農業に携わる方、家庭菜園をしている方に、ぜひ読んで欲しいと、個人的に思っています。ただ、これをちゃんとやろうとすると、けっこう大変だろうな、ということもわかります。なので、まずはこのような方法があるのだということを知って、少しづつでもそこに近づけていけたら良いのかな、と。
かくいうわたしは今年久しぶりに「プランタで野菜を育てる」をはじめたところですが、まだ菌ちゃん農法でやっているわけではありません。“まずは1品でもいいから、自分で野菜をつくる”からスタートし、次の段階として、菌ちゃん農法でなにか作ってみようとたくらんでいます。そう、本書ではプランタや肥料袋を使ったミニ栽培での菌ちゃん農法も、ちゃんと紹介してくださっているので。レッツ・チャレンジ!です^^
次回は『小学生でもわかる世界史』をご紹介いたします。