こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
読書『異邦人 いりびと』 (PHP研究所)
久しぶりに原田マハさん。異邦人と書いて「いりびと」。写真は昨年訪問した京都の風景。
日本国内のアートシーンのひとつの側面を垣間見ることのできるストーリー!? 真偽のほどはわかりませんが、 ギャラリー、ギャラリスト、コレクター、アーティスト、その師弟関係など、いかにもありそうな業界的な人間関係が描かれていて、野次馬的な面白さでした。
中盤以降、書き急いでいるような感じがしたのは気のせいでしょうか。結末もなんだかあっけなく。これまでの原田マハさん作品の濃さを考えると、勝手にものすごく期待をしていたので、物足りない感じがしたというのが正直な感想でした。
もう一度、途中からじっくり書きなおしてくださったら、長くなっても、結末が変わってもいいので(笑)喜んで続きを読みたい本です。