福津市には図書館がふたつあります。

読書:朝井リョウ氏の著作を遡っていたら『桐島、部活やめるってよ』に辿り着いた。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書:朝井リョウ氏の著作を遡っていたら『桐島、部活やめるってよ』に辿り着いた。

11月に読んだ『イン・ザ・メガチャーチ』が面白かったので、朝井リョウ氏の著作を遡ることにしました。幸い、いつものご近所カメリアステージ図書館で探してみたら、蔵書が何冊も。しばらく朝井リョウワールドを楽しめそうです。ストーリーが興味深くて、重いテーマはあっても、堅苦しくなくてサクサク読めるので、休憩時間に最適で良いですね。

気が付いたら『スター』『何者』『ままならないから私とあなた』『武道館』『桐島、部活やめるってよ』とけっこう読んでいました。映画の『桐島、部活やめるってよ』は、この人が原作だったのね!と今頃つながり。公開当時、映画を観た人が「ところが『桐島』の話ではないのだよ」と言っていた意味が、今頃わかりました。それにしても『桐島、部活やめるってよ』のつくりにびっくりでした。著者大学在学中のデビュー作なんですね、遅ればせながら「すごいなぁ~!」です。

スクールカースト、アイドル、推し活…わたしにとっては、現代の現在をうかがい知るのにちょうどよい小説の数々でした。そして、まだまだ未読の小説がたくさん残っていますので、楽しみは続きます。年末年始に向けて、図書館が冬休みに入る前に、また借りてこようと思います^^

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。