藤吉憲典 貝陶箱

週末は梱包発送仕事に追われていました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

週末は梱包発送仕事に追われていました。

2023年秋冬の展覧会は、ロンドンSladmoreでのクリスマス・ショウへの作品参加と、今週末からはじまる大阪阿倍野・暮らし用品さんでの「藤吉憲典 陶展」です。週末は、その二つの展覧会への作品発送準備でした。先方への納品期限は前から決まっているので、早く準備出来ればそれに越したことは無いのですが、作品あっての梱包発送ですから、事前にできることは限られており、作品が揃い次第、一気に梱包&発送!という感じです。

梱包作業の間、ふだんギャラリースペースとしてお客様をお迎えしている部屋は、梱包材がたくさん散らかり、ちょっとお見せ出来ない混沌とした状態です。梱包し、作品リストを作り、運送業者さんを手配して、発送が完了するまで、軽く緊張状態。今回は2か所分の作業を立て続けに行いましたので、いつもよりさらに混とんとしていました。

何十年も続けているこの作業仕事も、定型仕事ということは決してなく、毎回改善点を見つけては次回に生かすことを繰り返しています。より無駄なく効率的に、より安全に、ギャラリーにお届けできるように。おかげで「余程のことがなければ破損しない」梱包が出来るようになりましたし、リスト作成や発送におけるミスも減ってきたと思います。もしかしたら「外注」という発想もあるのかもしれません。でも、今のところ、作家とわたし二人で自ら手を動かすことは、わたしたちにとっては必要な仕事だと感じています。

ともあれ、無事に発送完了。あとは「無事到着しました」のご連絡が来ることを祈りつつ待つばかりです。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。