カメリアステージ図書館選書ツアー

選書ツアー2022@博多丸善。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

選書ツアー2022@博多丸善。

毎年楽しみな、カメリアステージ図書館の選書ツアー。今年も参加することが出来ました。これまでに参加した選書ツアーはすべて、博多の紀伊国屋書店さんでしたが、今年度は初の丸善さんでの開催でした。参加者は、募集定員の5名ちょうど。毎回、希望者が少ないと司書さんが告知にご苦労なさっていましたが、ようやく図書館イベントとして定着してきたのかもしれません。

丸善さんは本を買いに行くのと、文房具を買いに行くので、大好きな場所のひとつです。紀伊國屋書店同様、博多駅近く(というか、真上)にありますので、博多に出たときはしばしば立ち寄る場所です。勝手知ったる店内。のつもりでしたが、選書ツアーとなると、少し視点が変わるのが面白いですね。あらためて売場の配置を確認する機会にもなりました。

今回のわたしの選書は、先月お話を聞いたばかりのブックディレクターさんのアドバイスを生かそうと決めていました。いわく、選書の際は、具体的に「誰に読んでもらいたいか」を決めて、その人に届けるつもりで選ぶということ。

そう心掛けた結果、これまでは「表紙買い」よろしく、直感的にバンバンと選んでいたのですが、ちょっと手順が変わりました。すなわち、表紙が気になる→中身をパラパラと読んでみる→想定した相手に合いそうと確認出来たら、選ぶ。この方法で選んでいった結果、所要時間の1時間はあっという間に過ぎました。これまでは毎回20冊近くの本を登録していましたが、今回は9冊と、約半分に。こんなにも変わるものなのだと、我ながら驚きです。

選書した本は、このあと司書さんがさらに選書して、選書者一人あたり3-5冊が新たに図書館の蔵書として加わることになります。蔵書として入る前には、おススメする本のポップを選書者本人が作るのも、楽しみな仕事です。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。