陶人形辰の子(龍の子) 藤吉憲典

鏡開きでしたので。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

鏡開きでしたので。

昨日は朝から家中・仕事場中のお餅を下げました。

鏡餅

床の間、窯、神棚、わたしのデスク、息子の部屋と、けっこうなボリュームです。年末に自分たちで餅つきをして丸めたものなので、おいしさはお墨付き。さて、どういただこうかと毎年のことながら思案します。乾燥した状態のままでは調理し難いので、まずは水に浸けて、お餅に休んでいただきます。ここ津屋崎は潮風の影響でしょうか、いつも比較的空気が乾いているので、お餅のカビもさほどつきません。鏡餅は刃物で切らない方が良いと聞きますが、程好くひびが入っているので、大きいものも手でうまく割れそうです。

定番メニューとしては、ぜんざいです。それからお煎餅感覚で食べれる揚げ餅。例年あとはどうしようかしら…となるのですが、つい先日車のなかで聴いていたラジオで「鏡餅の食べ方」特集をしていて、いろいろな食べ方が紹介されていました。運転中でしたので、メモは取れませんでしたが、チャレンジしてみようかな、と思えるものがいくつもありました。お餅のグラタン、お餅のピザなどの洋風メニュー、お餅を生地に使ったピリ辛のチヂミなど、どれも美味しそうです。しかもどれも手軽に作れそうな感じ。皆さん、色々と工夫なさっているなぁ、と感心しました。

鏡餅を下げるタイミングで、年末に飾り付けたものに少し手を入れました。まずはお花。この時期は気温が低いので、10日ほど手を入れなくてもきれいに長持ちしてくれています。色が変わってしまったものを少しつまんで、全体のカタチを整え直して、お仕舞い。床の間の昇龍図と、玄関の辰の子は、そのまま飾ってもう少し(もしかしたらこの一年)活躍してもらうことに。

昇龍図 藤吉憲典
昇龍図 藤吉憲典
陶人形辰の子(龍の子) 藤吉憲典
陶人形辰の子(龍の子) 藤吉憲典

ともあれ、鏡餅。毎年、最後はわたしが「頑張って食べる!」という状態になりがちな鏡餅。今年は食べ方のバリエーションを広げて、家族皆で美味しくいただきたいと思います。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。