長崎本線

長崎本線・特急かもめ、乗りおさめ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

長崎本線・特急かもめ、乗りおさめ。

9月23日に西九州新幹線が開業するのに伴い、在来線の長崎本線はずいぶんと様子が変わりそうです。博多と長崎を結ぶ特急がすぐになくなるわけではないようですが、一応乗りおさめをしてまいりました。

思えば、ずいぶんお世話になったラインです。創業以来15年を過ごした佐賀県江北町は、長崎方面と佐世保方面との分岐である「肥前山口」駅が最寄り駅。花祭窯の佐賀時代は、肥前山口から長崎方面、博多方面へ。その肥前山口も、新幹線開業に伴い「江北町」に駅の名前が変わると聞き、びっくりしています。

特急かもめといえば、肥前鹿島駅を過ぎて有明海沿いに諫早までの単線が一番の特徴です。海沿いの大きなカーブは、撮り鉄の方々にとっては絶好の撮影スポット。タイミングが良ければ、車窓からも、単線で通過待ちをした後の列車を見ることができます。天気が良ければ海の向こうには雲仙普賢岳。

西九州新幹線はまだ途中の武雄温泉から長崎までしかつながりません。佐賀で長くお世話になった身としては、博多から長崎まで完全につながるまで、また紆余曲折あるのだろうな、と複雑な心境です。ともあれ、特急かもめにお礼を言って、とりあえずは乗りおさめ。今回も素晴らしい景色を眺めることが出来ました。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。