カルメン

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

カルメン

写真は昨日(2018年10月12日)アクロス福岡で上演された『カルメン』のプログラム。観てきました。わたしにとっては初オペラ、初カルメン。

明治ブルガリアヨーグルトスペシャル
ブルガリア国立歌劇場 ビゼー「カルメン」
プラーメン・カルタ―ロフ版

カルメンといえば赤い薔薇、運動会っぽい音楽がある…というほどのイメージしかもっていなかった素人です(笑)今年に入ってなぜか仕事中のBGMにビゼーのカルメンが流れることが増えていたところに、アクロス福岡での公演情報。

すばらしく魅力的なカルメンでした。声も発するセリフも、これは人生を惑わされても仕方ないな…と思えるカルメン。そう感じるかどうかはひとつには個人的な好みもあるとは思うのですが、演じていたゲルガーナ・ルセコーヴァさんのプロフィールにあった「哀愁ある妖艶な声」の形容に納得。

佇まいがまた魅力的でした。「立っているだけでカルメン」とはこういうことかと、素人ながら考えたりしながら、これまた彼女のプロフィールにある「役柄への追求と洞察は、他の追随を許さない」の紹介文に大きくうなずき。約3時間の上演時間中、すっかり虜に(笑)ドン・ホセ、ミカエラ、エスカミーリョと、他の登場人物ももちろん素敵だったのですが、わたし個人的には「カルメン一人勝ち」の舞台でした。

今回の講演は日本公演を意識しての新演出版だったそうです。ギリシャ古典劇と日本の能に着想を得たということで、舞台セットも非常にシンプルでしたが、それがまたカルメンという人物そのものを際立たせたのかもしれませんね。

素晴らしい初オペラ体験となりました。早くも次の機会を物色中です(^^)