読書『幸せな着ぐるみ工場』(日本経済新聞出版社)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『幸せな着ぐるみ工場』(日本経済新聞出版社)かのうひろみ著

KIGURUMI.BIZ代表取締役・かのうひろみさんの著書です。経営に関わる女性、これから事業を始めようとしている女性にぜひぜひ読んで欲しい本です。もちろん、男性にもおススメです。

実は、かのうひろみさんとはお友だち。 EC勉強会つながりの友人の紹介で、 ランチをご一緒しながらおしゃべりをしたのはいつのことだったかしらと思い返したら、2012年、もう7年も前のことでした。

お会いした当時は「着ぐるみ」という言葉が浸透しつつあったころで、ひろみさんの肩書は「工場長」。着ぐるみを作る現場のお仕事をなさっていると聞き、ワクワクしながらお会いしましたが、実際に女三人のランチで話題に上ったのは、経営の仕事の厳しさや、そのなかでの人のつながりの大切さなど、「わくわく」というよりは「どっしり」した話題だった印象が残っています。

本を読みながら、そうか、わたしがお会いした時は、ひろみさんとKIGURUMI.BIZにとって、そういう時期だったんだ…と思いをはせることができました。

ひろみさんとご主人が「ものづくり」の世界で二人三脚で道を切り開いてこられたご様子が他人ごととは思えず、どんどんご活躍の幅を広げて行かれる様子を、ずっとフェイスブックで追いかけていました。お会いした後すぐに、いろいろなメディアでお仕事ぶりを拝見するようになり、すごいなぁ!とこちらまで嬉しくなっていました。

久しぶりにメッセージのやりとりをしたのは、つい先日。藤吉憲典の個展が西麻布の桃居さんで開催されたとき、ちょうど東京にいるからと、足を運んでくださったのでした。残念ながらわたしの在廊日ではなく、お会いすることはできなかったのですが、うちの仕事を気にかけてくださっていたことに、驚くやら嬉しいやら。

先日の長崎出張時、電車の時間まで本屋さんで時間をつぶそうと寄った長崎駅のメトロ書店で、平積みの特設コーナー に『幸せな着ぐるみ工場』が綺麗に並んでいました。そういえば、つい数日前に出版記念イベントでここにいらしてたんだ!と思い出し、勝手にさらなるご縁を感じつつ手に取りました。

引き込まれる文章に、長崎から博多までの乗車時間でちょうど読了!繰り返しになりますが、 経営に関わる女性、これから事業を始めようとしている女性にぜひぜひ読んで欲しい本です。