小雪舞うなかお茶のお稽古始め。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

小雪舞うなかお茶のお稽古始め。

この冬一番の寒気で雪の注意報が出ているなか、お茶のお稽古始めに行って参りました。今年は初釜茶会が中止になりましたので、ちょっぴり遅めの「本年もよろしくお願いいたします」。お天気のせいか、お稽古に来ていた人の数はいつもより少し少なめでしたが、先生方はお元気に揃っておられ、新年のご挨拶が出来ました。

引き続き奥点前のひとつ「袋茶碗」のお稽古をしています。茶道南方流では、奥点前のお稽古は、ひとつのお点前を一年かけて習います。昨年の春からはじめたので、この春を目途にある程度身に付けねばなりません。前回のお稽古からひと月以上経っていましたので、またゼロからとは言わないものの、思い出しながらのお点前です。ひたすら繰り返しですね。

お稽古始めで、いくつかのお道具が新しくなっているのを発見。仕覆の一つに、長年使い込まれていたものがあり、これ以上劣化させないようにと、扱うのにとても緊張していたのですが、新しくなっていました。姿を見ただけでは気が付かなかったのですが、新しい仕覆は紐を広げるときに「キュッ」と、音というか感触があって、お点前をしながら「あ!新品だ!」とわかりました。まだ馴染んでいない感じが、とても新鮮でした。

コロナ禍以降、お稽古ではまだ「ご自服(自分で立てて、自分でいただく)」が続いていますが、それでもお菓子とお抹茶をいただくと、とてもホッとして幸せな気持ちになります。今年もこの場所に来ることができるありがたさ。亀の歩みですが、精進してまいります。