祓え・清めは、すなわち掃除。ということで、上半期の〆にいつもより掃除に力を入れてみる。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

祓え・清めは、すなわち掃除。ということで、上半期の〆にいつもより掃除に力を入れてみる。

先日読んだある本の中に、「お祓い」の意味を専門的にではなく、一般人にわかりやすく解説しているくだりがありました。曰く、祝詞(のりと)でよく耳にする「祓いたまえ清めたまえ」というのは、難しく考えずとも文字通り、塵をはらってきれいにしましょう!ということでよいのだよ、と。そして、それならいつでも自分でできるよね!と。

本格的なお祓いは専門家にお任せするとして、日頃から自分でできることとして、掃除がある。なるほど~!そういえば、禅の修行において掃除とは、心を磨く作務です。そこに目に見えるゴミや汚れがあるから掃除をするのではない、ということ。目に見えるものはもちろんですが、目に見えないものまでをきれいにするための作業なのですね。仏教と神道という違いはあれど、そういうことかと妙に胎落ち致しました。

というわけで先週末は、放置していた書籍や書類などの資料の整理・分別・廃棄をしたり、板張りの廊下にワックスがけをしてみたり、いつもと違う掃除のアプローチをしてみました。我が家は日本家屋ですが、板張り=フローリングの廊下部分が何気に広くありますので、ワックスがけはけっこうな運動になります。雑巾がけをしながら、「掃除エクササイズ」を提唱できるのではないかと思ったほど。そんなことを考えている時点で、雑念は払えておりませんが(笑)。

禅の教えと掃除については、下記の本でやさしくわかりやすく解釈してあります。著者は整理収納アドバイザーとして活躍なさっている小川奈々さん。興味のある方は読んでみてくださいね。

『禅に学ぶ台所しごと』(リベラル社)小川奈々著

ちなみに一番上の写真は、地元・波折神社で毎年恒例・大祓い行事「茅の輪くぐり」の後に、いただいてくる茅の葉っぱ。これを輪っかにして玄関にお守りに下げます。全国的に見れば、6月末に茅の輪くぐりをするところが多いのかもしれませんが、波折神社は毎年7月末に合わせてお祓いの神事と茅の輪くぐりを行います。