雛人形 藤吉憲典

3月といえばお雛さま。

おはようございます。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

3月といえばお雛さま。

もう長年我が家の3月を彩り続けているお雛さま。檜扇を持たないお雛さまも、毎年恒例のご愛敬。今年も出て来てくれました。個人的な話ですが、実家にはお雛さまがありませんでした。お雛さまに限らず、季節の行事に関わる飾り物がまったく無かったような。

節句を楽しむようになったのは、ダンナと花祭窯を創業してこの仕事をスタートしてからです。やきものの文様には四季折々の自然や行事にまつわるものがたくさんあり、それらを扱うことによって、自然と意識が向くようになってきました。

創業当時読んでいた本の顔ぶれは、やきものの文様、やきものの歴史に関する本などと並んで、日本の年中行事に関するもの、お祝いの文化に関するものなどが多々。大人になってから(というか結婚してから)、季節行事の愉しみを知ることになった、というところです。

ともあれ、3月になった=お雛さまを飾ろう!と気軽にできるありがたさ。季節の行事にまつわるもの・ことが生活のなかにあるのは、単純に楽しく、気分も華やぎます。

ところで、お内裏さまとお雛さまの並び方。どちらが右か左かの決まりは、地方によって異なるようですね。我が家では、その時の気分で(^^)

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。