こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
2021年度学芸員研修「博物館リンクワーカー人材養成講座」第4回。
2021年度学芸員研修の連続講座4回目。「博物館リンクワーカー人材養成講座」第1~3回の報告は↓こちら↓。
2021年度学芸員研修「博物館リンクワーカー人材養成講座」第1~3回。
第4回目は「認知症高齢者と社会教育施設をつなぐ」のタイトルで、福岡県大牟田市の取り組みを、大牟田市中央地区地域包括支援センターの竹下一樹さんから学びました。地域での連携を考えるうえで、とても心強い取り組み事例。
毎回、各館での取り組みのボトルネックとして出てくる課題に、「横展開」をいかに広げていくかというものがあります。社会教育施設と福祉。それぞれの強みを組み合わせ、連携していく関係性を築いていくには、とにかくコツコツと粘り強く働きかけていくこと。そして人と人とのつながりこそが、キーポイントとなることを確認する時間となりました。
以下、備忘。
- ○○のために、ではなく、○○とともに。
- 当事者ミーティング。
- 本人は、どうしたいのか?どう感じているのか?
- 横展開。
- 一人では足を運び難くても、仲間がいることで足を運ぶことができる。
- 誰かの役に立ちたい、地域のために役立ちたい。
- 民間との連携=企業戦略としての「高齢者にやさしい街」。
- 福祉施設側や行政の福祉担当から、受け入れ施設(社会教育施設)に、必要最低限のマニュアル(認知症に対する基礎知識など)を共有する。あるいは研修を受ける。
- 横のつながり、情報共有。
- すでにあるそれぞれの活動を、つなげていく。
- 予防的活用。
- 誰もがいつかは通る道=当事者。
- まずは受け入れる。
この連続講座では、毎回講座後半に設けられる「語り場」での意見交換が、とても効いています。昨年の春からZoomを使い始めて、会議や研修など様々な場面で利用してきていますが、この講座でもあらためてその便利さと恩恵を感じています^^