花祭窯

そういえば、花祭窯はこの6月から27年目に入りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

そういえば、花祭窯はこの6月から27年目に入りました。

そういえば、というのは、いつも忘れているからなのです。記念日というものに、あまり執着が無く、家族の誕生日以外のあらゆる記念日を忘れてしまっています。結婚記念日などはその最たるもので「たしか、5月上旬だった」という程度。ちなみに結婚して1年でダンナの独立の準備を進めたので、花祭窯が27年目ということは結婚してからは28年目です。

忘れないように「ロックの日」にしよう!ということで、開業日は6月9日で届け出。完全に後付けです。ふだん仕事をしながらラジオを聴いていますが、この日は毎年「ロックの日」ということで、70年代からのロックなど好きな曲がたくさんかかるので、「ああ、そういえば」と思い出します。

開窯記念日と思い出してまず頭に浮かぶのは、やはり佐賀での創業最初の時期に支えてくださった、地域の皆さんのお顔。何者でもない余所者のわたしたちを信用し、受け入れ、支えてくださった方々には、いくら感謝しても足りません。そんな方々にわたしたちが恩返しできることはほとんどなく、佐賀・花祭の地でスタートしたわたしたちが福岡でもなんとか頑張って事業を続けているということを、折に触れて足を運びご報告することぐらいです。

5月以降の本格的なコロナ禍下制限緩和で、動き方がここ3年とはまったく変わってきているのを体感する今日この頃。引きこもりでコツコツ溜め込んだものをものを、外に向けてどんどん昇華・発信していく年になりそうです。作家ともども、この一年も全力で頑張ります!

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。