読書『バッタを倒すぜアフリカで』(光文社新書)前野ウルド浩太郎著

読書『バッタを倒すぜアフリカで』(光文社新書)前野ウルド浩太郎著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『バッタを倒すぜアフリカで』(光文社新書)前野ウルド浩太郎著

念願の続編を、このゴールデンウィークに読破することが出来ました。前作をはじめて読んだのは、2018年(発刊は2017年)。

少し前に新聞(だったと思います)の書評欄で続編が出ることを知り、これは買わねば!と思いながら忘れておりました。ゴールデンウィークの初めに近所の本屋さんに行ったら、バッタのコスプレ表紙が目に飛び込んできて、そうだった!と、迷わず手に取りました。まずはその新書らしからぬ分厚さにびっくり。600ページ越えです。

バッタ博士の、10年以上にわたる探求と研究と成長の物語。今回は学術的な成果についても書くことが出来たという、著者会心の一冊なのだと思いますが、読者側からすると、学術書というよりは冒険物語。とにかく文章が面白くて、読ませます。前作もニヤニヤしながら読みましたが、今作はまたさらにスケールアップしています。電車の中で読んでいて思わず吹き出しそうになり、堪えるのがたいへんでした。

600ページ越えですので、サクッと読む、とは参りませんが、夢中になって読むことのできる一冊です。ぜひ、中高生、大学生あたりに読んで欲しいな、と思える本。まったく本の内容の紹介になっていませんが、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。面白いです。

『バッタを倒すぜアフリカで』(光文社新書)前野ウルド浩太郎著

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。