藤吉憲典 染付向付

肥前磁器作家・藤吉憲典の仕事―「向付十二種類制作」のチャレンジ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

肥前磁器作家・藤吉憲典の仕事―「向付十二種類制作」のチャレンジ。

ダンナ・肥前磁器作家・藤吉憲典が向付12種類に挑戦しています、とご紹介したのは、4月のことでした。もうふた月以上が経っていますね。

向付とは、懐石料理に用いられる器のひとつで、お刺身など酒の肴(「お向こう」と呼ぶそうです)になるものを盛り付ける器です。お膳の向こう正面に置かれる、いわばメインの器。和食では季節ごと・料理ごとに器を変えますが、春夏秋冬の四季=4種類では足りなくて、12か月で使い分けたいし、1カ月に数種類あっても良いということを、長年藤吉の器を使ってくださっている料理人さんに伺ったのが、今回のチャレンジのきっかけとなりました。

藤吉憲典 染付向付

藤吉憲典 染付向付

藤吉憲典 染付向付

藤吉憲典 染付向付

藤吉憲典 染付向付

こんな感じで、続々と新作の向付が出来上がっています。窯から上がってくるたびに、ワクワクしました。これらの仕事をまず最初に観ることができるのは、役得♪

お披露目は7月13日(土)からスタートする、銀座黒田陶苑さんでの個展となります。どうぞご高覧下さいませ。


―夏は染付― 藤吉憲典個展

銀座黒田陶苑【新本店】にて

2024年7月13日(土)―7月18日(木)※15日(月)定休

午前11時―午後7時

銀座7-8-17-5F虎屋銀座ビル5階

TEL 03-3571-3223

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。