NEW PORCELAIN SCULPTURE by Kensuke Fujiyoshi ロンドンSladmore Contemporary

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その6。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その6。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年8月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

ブログでもあらためてご紹介をスタート、その6は、英国ロンドンのSLADMORE GALLERYです。


SLADMORE GALLERY

ロンドンを代表する、近現代の彫刻とオブジェのアートディーラーです。1960年代にエドワード・ホースウェルファミリーが創業し、1968年にスラドモアギャラリーをオープンしました。

ロンドン セントジェームズ ジャルミンストリート 57
Tel. +44 (0)20 7499 0365
営業時間:月~木 10:00~18:00、金 10:00~17:00
定休日:土・日
https://sladmore.com


2013年からスタートした、藤吉憲典のアート作品での海外市場チャレンジ。ロンドンで実現したSLADMORE CONTEMPORARYのオーナー・Gerryとの出会いは、大きな転換点となりました。「作品そのものを見て評価する」=「審美眼」の本来の意味を信じることができる出会いでした。アーティストとしての知名度も後ろ盾も無い「初めまして」の日本人が作った作品を、手にしたその日その場で「扱う」と決断できる凄さ。アートの世界市場ロンドンでオーナーを務めるギャラリストとしての矜持を強く感じました。

以来、2014年にロンドン・SAATCHI GALLERY で開催された国際アートフェア「COLLECT」での海外デビューを皮切りに、毎年SLADMOREで新作を発表しています。ギャラリーオープンからもうすぐ60年という経歴は、ロンドンのアート市場においても老舗といえるもの。お付き合いが始まってからわかったのですが、SLADMOREの顧客リストには、英国ロイヤルファミリーをはじめ、英国内外の政治・文化・経済界の有名コレクターのお名前が並んでいます。

現代アートを扱うContemporaryと、近代彫刻を扱うModernとで構成されるSLADMOREは、2020年末ContemporaryのオーナーGerryの定年退職を機に、SLADMOREに統合されました。現在は、Modern部門だったEdwardが、両部門のオーナーとしてギャラリーを率いています。統合を機に、作品が「近現代」という歴史の文脈のなかに具体的に置かれることになったのは、数百年後も残る作品を作ることを使命としている作家にとって、とてもエキサイティングなことです。

これからも、ロンドンから藤吉憲典のアートを発信してまいります。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、京都の朝日堂さんをご紹介いたします^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。(桃居さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。(百福さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。(銀座黒田陶苑さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その4。(ギャラリー栂さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その5。(暮らし用品さん)

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。