藤吉憲典 染錦なずな文長皿(サンマ皿)

今年は豊漁!?秋刀魚(サンマ)用のお皿がちゃんと活躍しております。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今年は豊漁!?秋刀魚(サンマ)用のお皿がちゃんと活躍しております。

少し前のこと、料理屋さんをしているお友だちとのやり取りで、今年はサンマが大きくて脂がのっている、と聞き、そういえば去年はサンマを一尾も食べていなかった!と思い出したのでした。そうか、今年はどうやら豊漁なのね、と思いつつ出向いた地元のお魚センターうみがめで見つけたのは、福岡の魚市場「長浜市場」から届いた生サンマと、地元の干物やさんが仕込んだ新物の塩サンマ。この辺りではサンマは獲れませんので、いずれも北海道産です。

アジやイワシと同様、サンマも「いくらでも獲れる」時代ではなくなり、一尾100円で購入していた時代は遥か遠く。それでも食卓に届くまでのことを考えれば、旬を味わえることはとても嬉しいことです。さっそく地元の干物やさんが仕込んだ新物の塩サンマを購入しました。焼きながら、油のジュージューと落ちる音と、美味しそうな匂いに、『目黒のさんま』のお話を思い出し、ニヤニヤ。

久しぶりに出した「サンマ皿」に載せれば、ジャストサイズです。別にサンマ専用ではありませんから、他に使っても良いのですが(笑)。いやぁ、ご飯が進みました。こういうものが一番おいしいよね、と言いつつきれいに平らげ、魚が美味しい日本に住んでいる幸せを感じるひととき。この秋はあと何回いただくことができるかしら、楽しみです^^

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ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。