こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
10月の津屋崎千軒はちょっぴりにぎやか―「音楽散歩」でした。
音楽散歩も、すっかり津屋崎千軒の10月の恒例行事となりました。2010年から続いているということなので(コロナ禍下の期間は除く)、15年目。その間、運営方法はいろいろと試行錯誤があったようですが、形を変えながらでも続いていることがすごいと思います。
さて毎回数組の演者が来てくださるわけですが、そのなかで自分が聴きたい時間に合わせて足を運べるというのが、地元民の嬉しいところ。今回は、バンドネオン奏者の方がいらっしゃると聞き、楽しみにしていました。というわけで、バンドネオン奏者・小川紀美代さんの演奏を聴きに散歩がてら藍の家へ。
アルゼンチンタンゴの楽器として知られるバンドネオン。タイトルは知らずとも、演奏が始まって「この曲聴いたことがある!」というものがいくつもありました。生演奏を目にするのは今回が初めて。音楽散歩の良さのひとつは、会場が古民家だったりして演者と観客の距離がとっても近いことです。迫力の演奏を間近に観ることができました。
演奏はもちろん、世界のあちこちで演奏してきているという小川紀美代さんのお話はとても面白く、サービス精神満載で大満足の時間となりました。演奏終了後、1920年代に作られたというバンドネオンをじっくり拝見。彫りや螺鈿が施され、美術品の域です。バンドネオンは調律ひとつとっても複雑でお金がかかるものということでしたが、メンテナンスしながら現役で楽器として使っていらっしゃるのですから、すごいなぁと思いました。写真撮ってもいいよ♪ということで^^




音楽散歩実行委員会の皆様に感謝。今年もありがとうございました♪