むなかた文化財マップ(宗像市教育委員会)

むなかた文化財マップ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

むなかた文化財マップ。

お隣の宗像市教育委員会が制作発行している「むなかた文化財マップ」が秀逸だったので、いただいてきました。花祭窯の在るここ津屋崎は福津市で、宗像市ではないけれど、もともとは宗像郡津屋崎町ということで「宗像エリア」です。

宗像市と福津市は、沖ノ島(宗像市)と関連遺産群(福津市・新原奴山古墳群)が世界遺産登録されたことから、名実ともに共通の歴史遺産をもつことになりました。一市民としては、せっかくなのだからこの機会にもっと密に連携したらよいのにと思ったりもするのですが、残念ながらどうも意識に温度差があるようで…。

それはさておき、この文化財マップ。どこにどのようなものがあるのか、これまで点で学んできた情報が、一枚で俯瞰できるようになりました。地理的な関係性も一目瞭然!とても分かりやすいです。時代ごとに遺跡名が記され、文化財に指定のものにはその種別の表記もあり。

地域の歴史や文化の話をお聞きしたり学んだりする機会のたびに、この「むなかた文化財マップ」に示された地域のつながりの強さを感じていましたが、市の境界線は人がかってに定めたものだということを、あらためて考えさせられました。

「むなかた文化財マップ」は、宗像市の「海の道むなかた館」や、福津市「カメリアステージ歴史資料館」で手に入れることができます。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。