藤吉憲典 ツワブキにカエル

I love them

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

I love them

昨日に引き続き、ロンドン個展への作品輸送について。ロンドン個展用の荷物が予定通り到着し、次に気になるのは「中身が無事かどうか」です。「到着したよ!」に続く「中身も全部無事だったよ!」のメッセージが届くまで、ドキドキは続きます。

なにせ、素材は磁器=ワレモノ。国内輸送でも破損のリスクはつきものなので、毎回、梱包は「段ボールを投げられても割れないレベル」を目指しています。あたりまえですが、作品の破損は、金銭的な補償で済むことではありません。なによりも、自分たち自身が悔やまなくてよいように、万全を期しています。

写真の作品「ツワブキにカエル」は、今回もっとも心配したひとつ。

ともあれロンドンからのメール、We have opened and checked all the pieces now. で無事を確認し、一安心です。それに続く“They are absolutely wonderful”、“I love them”に、ギャラリーの、つくり手をねぎらう気持ちが伝わってきます。「よかった!」としみじみ感じる瞬間です。

ロンドンでの藤吉憲典個展は、12月4日オープンです。

https://www.sladmorecontemporary.com/contemporary

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。