肥前磁器作家・藤吉憲典の個展情報等を案内するニュースレター。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

肥前磁器作家・藤吉憲典の個展情報等を案内するニュースレター。

『藤吉憲典公式ウェブサイトを、ちょっぴりリニューアル。』のタイトルでブログをアップしたのは昨日のことでしたが、それに合わせてメール配信システムを新たにすることにしました。実はメールマガジンは、わりと長いこと書き続けています。花祭窯の創業から間もなく、別事業として「やきものや ふじゆり」なるオンラインショップを立ち上げ、蕎麦猪口をご紹介するメールマガジン『ふじゆりの蕎麦猪口蒐集』を配信したのが一番最初(だったはず)。おおよそ四半世紀前のことになります。今ふりかえっても、なんとマニアックで限られたお客さまに向けた情報発信だったのだろうと、我ながら可笑しく楽しくなりますが、ここがスタートでした。

その後もいろいろと形を変えながら、ここ数年は配信頻度はだいぶゆったりとなりましたが、「メールマガジンで作家活動の情報を伝える」というスタイルは維持してきました。メールマガジンに登録してくださっている人数は、正直なところ、スタートした時点から今現在までずっと、「たくさん」の人数ではありません。でもだからこそ、お一人お一人に向けて、情報をお届けしていきたいという気持ちがあります。

そして時代は「メールマガジン」から「ニュースレター」へ!?特に海外のギャラリーのサイトを見ていると、「newsletter」という言い方が一般的のように見えましたので、単純に呼び方の違いかしらとも思いつつ、念のためチャッピーに尋ねてみました(笑)。曰く「(藤吉憲典さんの場合は)販促メールではなく、作家活動の便りという性格なので、『ニュースレター』の方が適しています」との仰せ。というわけで、今回から「ニュースレター」と呼ぶことにいたしました。わたし自身が、ついついメルマガと言ってしまいそうですが。

花祭窯・藤吉憲典(ふじよしけんすけ)ニュースレターの登録はこちらから

今はSNSサービスが多様になっているので、わざわざメールで届ける情報にしなくても良いのだろうな、と頭ではわかってはいます。でもしばらくはまだ、この形で続けてみようと思っています。藤吉憲典の展覧会情報などご希望の方は、ぜひご登録くださいませ^^

藤吉憲典公式ウェブサイトを、ちょっぴりリニューアル。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典公式ウェブサイトを、ちょっぴりリニューアル。

藤吉憲典公式サイト。ここ数年はほぼ毎年、1年間の間に発生した更新すべき内容を、アップデートするようにしています。お願いしているのは、福岡を拠点にご活躍のウェブデザイナー・ハラプロの原田大輔さん。気がつけばもう10年以上のお付き合いです。初めてウェブデザインを提案していただいたときから、こちらの言葉の足りないところを的確に読み取ってくださり、その上でひとつひとつ確認しながら工程を進めてくださる姿勢は変わりません。おかげさまで、安心してお願いしています。

藤吉憲典公式サイト https://fujiyoshikensuke.com/

今回のリニューアルの一番のポイントは、作品紹介のコーナーに「器」が追加されたこと。これまではアート作品のみのご紹介でしたが、器もこちらでご覧いただけるようにいたしました。アート作品もそうなのですが、作ったすべての作品がここにアップされるわけではありません。カメラマンさんに写真を撮っていただくタイミングで「手元にあるものの中から選んだもの」を、ここに追加していくことになります。現在もまだ初期追加作業中ですが、ひとまず落ち着いたら、今後は年に一度のタイミングで作品を追加していくことになると思います。

藤吉憲典公式サイトより「懐石の器」

↑上の写真は、その一覧ページの一部。

意図としては、藤吉憲典の作品をご覧いただくというだけでなく、藤吉が制作した作品を並べることで、結果として「肥前磁器のデザイン帳」のようなものが出来たら素敵だな、という気持ちがあります。この企みはまさにスタートしたばかり。これからコツコツ積み重ねていった先に、どんなが可能性が広がるか、とっても楽しみです^^

公的な手続きいろいろ―意外とあっさり自力で出来ることもある。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

公的な手続きいろいろ―意外とあっさり自力で出来ることもある。

久しぶりに法務局に行きました。用件は、花祭窯の創業地である佐賀・花祭にある土地の地目変更。残していた家屋(作業場)が数年前に台風で破損したため、危険回避のためにすぐに撤去をしていたのですが、その跡地がそのまま宅地になっていました。目下は宅地としての利用を予定していないスペースなので、これは地目の変更を申請したほうが良いよね、ということで。

まずは土地自体がある佐賀の法務局支局に電話で問合せ。「福岡にお住まいでしたら、郵送でも手続きできますから、まずはそちらの最寄りの法務局で書類を揃えたら早いですよ!」と、丁寧に教えてくださいました。最寄りの支局にお電話すると「ご自身での手続きをご希望でしたら、相談窓口がありますので、そちらを予約しますか?」ということで、予約。予約した日時に伺うと、まったく待たせられることなく、書類の様式から書き方、必須ではないけれど添付したほうが良い書類まで、希望を叶えるための手続きをナビゲートしていただくことができました。

おかげさまで書類提出は、ストレスなくすんなり郵送で完了。そのうえ思いのほか早く、「地目変更手続きの完了」のご連絡をいただきました。当初相談窓口では「宅地から雑種地への種目変更はけっこう難しいところもあって、だから早く変更したい人は駐車場にしたり資材置き場にしたりするんですよ」とおっしゃっていましたが、どうやら現況を見て明らかに「雑種地」だと判断していただけたようでした。良かったです^^

今回は法務局の支局でしたが、そういえば税務署の職員さんも、「わかりません、教えてください!」でお訪ねすると、丁寧にわかりやすく教えてくださると感じることが多い昨今です。わからないときはプロに聞け!ですね。長いことわたしの課題である「プロに任せる」「人に任せる」を、ここ数年意識して進めてきているつもりではあるのですが、「プロに聞きながら、自分でできることは自分でやってみる」の楽しさというか自己満足感も、やはり捨てきれませんね(笑)

6月9日は開窯記念日-おかげさまで花祭窯は30年目に入りました―

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

6月9日は開窯記念日-おかげさまで花祭窯は30年目に入りました―

もう6月も下旬ですが…^^; おかげさまで花祭窯は30年目をスタートしております。当日は、ラジオから流れてきた「今日6月9日は、ジョニー・デップの誕生日です!」の声に、開窯記念日だ!と気づいたのでした。そうか、ジョニー・デップと花祭窯は、年こそ違えど同じ日に生まれたのねと、6月9日ロックの日にもうひとつ嬉しい意味付けをプラスしてほくそ笑んでおります。

30年、けっこうな長さですね。時間だけは経っていますが、いつも言っているのですが「やめなかっただけ」。亀の歩みで進んで参りましたので、まだこれから実現したいこと、すべきことが盛りだくさんです。同世代の友人でも、会社員をしている人たちはそろそろ「定年」の二文字が頭に浮かび、セカンドキャリアを検討し始めるところだという話を聞くと、彼我の間にある大きな違いに気が付きます。人よりゆっくり進むわたしたちにとっては、年齢による定年の概念が無い働き方はありがたいこと。

先日、古くからのお客さまとお話していて、深く考えさせられることがありました。曰く「弟子はとらないんですか。藤吉(憲典)さんの、やきものの技術と哲学をきちんと遺さないと、ダメですよ。それは、磁器の文化に対する藤吉さんの責任だと思う」と。肥前磁器文化の継承は、独立時からずっと課題にしていることではありました。ただ「弟子をとる」という方法が、藤吉の制作スタイルに合わないことは、わりと早い時期に判明したので、その後は「作品そのものの姿形で遺し伝えていくしかないよね」という結論にしようとしていたわたしたち。お客さまの言葉は、藤吉憲典に対する評価があればこそで、とてもありがたいものでした。しっかり受け止めて、遺し継承していくべきものを、どのように伝えていく道筋をつけるのが、30年目からのテーマの一つになります。

ここまで関わってくださった皆さま、支えてくださったすべての皆さまに、心からの感謝を申し上げます。ほんとうにありがとうございます!そしてこれからもまだまだわたしたちのチャレンジは続きます。今後とも、よろしくお願い申し上げます!

郵便で案内が届くことの価値-個展案内状の宛名書きをしながら考える。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

郵便で案内が届くことの価値-個展案内状の宛名書きをしながら考える。

相変わらず手書きで宛名書きをしています。現在まさに、銀座黒田陶苑さんでの藤吉憲典個展のDM宛名をせっせと作成中。黒田陶苑さんは毎回、ハガキではなく二つ折りのパンフレットのような形になっていて、透明の封筒に入れてお送りするので、ラベルに宛名を書いて封筒に貼り付けるようになります。印刷ならともかく、手で字を書こうとすると、まあまあ小さく感じるラベルサイズ。老眼進んでる…と、現実を突き付けられながらの宛名書きです(笑)。

あらゆるものがオンライン化されて、通知系の郵便物も「省資源のために」の名目で廃止あるいは有料化される昨今。もう郵送しなくていいと思っているお客さまも、いらっしゃるかもしれません。あらためて郵送希望の意思確認をしたほうが良いよな、と、ここ数年思いつつ、先延ばしになっていました。この夏あたりにちゃんと取り組もうと思います。ここで宣言。

さて「受け取り側」として考えると、わたしはハガキで作家さんの個展DMが届くと嬉しくなりますし、ハガキ片手に観に行くのが楽しくもあります。そして宛名は印刷であっても、作家さんからの一言が直筆で入っていたりすると、なお嬉しい。世の中が「郵便」から離れていく方向にあるならば、逆を張ってアナログを貫くのも良いよねと、思います。と、ここまで書いてハタと気が付きました。郵便で届くことと、宛名書きを手書きすることとはまた別ものですね。つまるところ、宛名を手で書く行為自体は、あくまでも自己満足に過ぎないのかもしれません。

自己満足でも良いではないかと自分をかばいつつ、決して字がうまいとは言えないので、できるだけ丁寧に書くことを心掛けています。皆さまの心に届きますように♪

銀座黒田陶苑 藤吉憲典個展

藤吉憲典個展

会期:2026年7月11日(土)-7月16日(木)※13日(月)は定休日

時間:午前11時-午後6時30分

場所:銀座黒田陶苑【本店】東京都中央区銀座7-8-17-5F 虎屋銀座ビル5階

TEL:03-3571-3223

同じ規模感で相談できる仲間のいるありがたさ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

同じ規模感で相談できる仲間のいるありがたさ。

年に数回、家族ぐるみで一緒にご飯を食べる仲間がいます。うち=花祭窯と同様、ほぼ夫婦二人で事業を営んでいること、創造的な仕事をしていること、仕事≒生活であることが、共通点です。事業単位が似ていると、業種や売上規模は異なっていても、似たような課題に直面することが少なからず。集まれば自然と、事業のことと家族のこととが話題の中心になります。わたしたちにとっては、これらは切り離すことができません。

先日は、暑くなりすぎる前に、ということで久しぶりのバーベキュー。初夏の爽やかなお天気のなか、開放的な空間でおしゃべりをしていると、日ごろ仕事をしながら気になっていることなども、意図せずとも話題に上り、すんなりと解決策を発見する場になるのが不思議です。一人親方的な仕事の仕方をしている人は皆そうかもしれませんが、同じ目線で話ができる同志を見つけることはなかなか難しい。このような仲間に恵まれていることは、ほんとうにありがたいことです。

そんななか、ちょっぴり深刻そうな顔で「実は悩みごとが…」というT氏。聞けば、状況はまったく同じではないものの、我々も通ってきた道です。その不安はよくわかる!不安になるのは当たり前!けど、ぜんぜん大丈夫だよ!むしろチャンスにして生かせるよ!と、その場にいる全員が非常に楽観的なリアクションを返しました。そう、この仲間たちの良いところは、苦境も客観的に楽観視できる強さを持っているところです。まあ、それだけ、苦しさも含めていろんな経験を積んできているということだと思います。

おかげで悩みごとは一つ解決。もともと解決策は既に氏の内にあり、周りの我々はそれを後押ししたに過ぎませんが、そうした後押しに勇気づけられて前に進めることも、経験してきているわたしたちです。「飲食」と「外気」の効用を大いに感じたバーベキューでした^^

アーツスタッフ養成講座『知的財産講座』で勉強してまいりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

アーツスタッフ養成講座『知的財産講座』で勉強してまいりました。

北九州市芸術文化振興財団が主催する「アーツスタッフ養成講座」に参加してまいりました。「文化芸術分野に携わるスタッフの専門性向上と現場対応力の強化を目的として、著作権や商標、契約、AI生成物の取り扱いなど、知的財産管理について実践的な知識を学びます」ということで、嬉々として申し込みいたしました。アート関係者であれば、作る側にとっても使う側にとっても、関心の高いテーマです。主催は北九州市の文化財団でしたので、北九州市内からの応募が優先されるよね、と思っていましたが、無事抽選に通りました。ありがとうございます^^

講師は明倫国際法律事務所の代表弁護士であり弁理士である、田中雅敏先生。もう10年以上も前に、わたしたちが初めて海外進出を考えたときに、当時の「福岡アジアビジネスセンター」で相談に応じてくださっていたのが、田中先生でした。おかげさまで、安心して海外との商談やお取引を進めることができました。その田中先生のお話は、パワーポイント資料87ページにわたるボリューム。毎年のように増えたり変わったりしているという知財関連の法律と解釈、考え方について、実例を交えながらユーモアたっぷりにわかりやすく解説してくださいました。

特に興味深かったのは、AI生成物との関連での権利の考え方でした。法律の制定が追いついていないというか、現実に対して後追い状態のなかで、どのように考えていくべきなのかを、いくつもの例題を出して考えさせ、解説してくださいました。アーティストやその周りの人だけでなく、今や誰もが、侵害する側・される側どちらにもになりうる状況です。実際に田中先生の事務所で担当している係争中の案件のお話を聞くこともできて、とても参考になりました。

前回アーティストマネジメント関連で知財についてまとまった勉強をしたのは、2016年の学芸員研修会でのことでしたので、ちょうど10年前になります。その後、必要に応じて単発的に弁護士相談等を活用して知識を仕入れることはたびたびありましたが、久しぶりにまとまった勉強ができて、良かったです。10年での世の中の変化の大きさと、それに伴う法解釈の変化の大きさを感じる時間となりました。変化のスピードが速いので、毎年でもこのような勉強の機会を持った方が良いかもしれないと思いました。

北九州市芸術文化振興財団は、公益財団法人。公的機関が文化芸術イベントを開催することは、あちらこちらの自治体でなされていることですが、このように人材を育てていこうとする地に足の着いた施策はあまり知りませんでした。素晴らしい取り組みに参加できた感謝を胸に、北九州を後にいたしました。

読書『立ち上がる時(上・下)』(講談社)メリッサ・デ・コスタ著/山本知子訳

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『立ち上がる時(上・下)』(講談社)メリッサ・デ・コスタ著/山本知子訳

いつものカメリアステージ図書館新刊棚より。なんとなく既視感のある上下巻が並んでいたので、手に取りました。家に帰って本を開いて、既視感の理由が判明。今年のお正月休み中に読んだ『空、はてしない青』の著者でした。出版社も訳者も同じで、表紙の雰囲気も似た感じ。上下巻もの、というのも一緒です。

上下巻ありますので、まあまあなボリュームです。が、ページをめくる手が止まらず、わりと一気に読みました。激しい愛の物語であり、再生(回復)の物語です。主人公は40代の舞台俳優フランソワと、その愛人(のち妻)で20代のエレオノール。俳優として人生の絶頂にいたフランソワが、交通事故により下半身不随となり、それを支えるエレオノールとともに、舞台に戻るまでの物語。と書くと簡単ですが、まあ上下巻のボリュームのなかに、これでもかというほどの波風が立ちます。主人公二人の感情の起伏がジェットコースターのようで、先が気になり続けました。

一気に読んだ=面白かったのですが、読みながらなんだか違和感が付きまとっていました。実は前回『空、はてしない青』を読んでいたときにも同じようなことが気になっていたのですが、そのひとつが、本文中で「ここが大事だよ!」的な部分を太字にしているところ。太字やマーカーが文中にすでに入っているのは、最近の実用書やビジネス書でもよく見かけますが、わたしはあまり好きではなく、小説でこれをされると尚更です。

そしてもうひとつは、著者のあとがきを読んで違和感の理由がわかりました。あまりにも描写がはっきりと限定的であったことです。著者ご本人に言わせると、それは「映画的」に読んで欲しい=読者が画を正しくイメージできるように、ということなのですが、そういう部分はある程度読む側にゆだねて欲しいところだなぁ、と思いました。読み手を書き手の意図(イメージ)そのままに導こうとするスタンスが、ちょっぴり残念でした。そういえば映画でも、最近は「説明しすぎ」と感じるものが少なくありません。小説では特に「行間を読む」も読み手の楽しみだよね、と思いつつ。

って、がっつり楽しく読んだくせに何言っているのか、という感じですが(笑)。著者の思惑通り、映画にした時のイメージがはっきりと浮かびます。映画化されるのかもしれませんね。そのときはぜひ観に行きたいと思います^^

『立ち上がる時(上・下)』(講談社)メリッサ・デ・コスタ著/山本知子訳

お客さまが嬉々として作品を選ぶご様子に、こちらまで嬉しくなる。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お客さまが嬉々として作品を選ぶご様子に、こちらまで嬉しくなる。

お取引先のギャラリーオーナーさんが、京都から福岡方面への出張ついでに、花祭窯にも立ち寄ってくださいました。ここ津屋崎は、福岡市内博多から車でも公共交通機関でも1時間~1時間半ほど、つまり往復だけでも2~3時間かかります。冷静に考えると、何かのついでに「寄る」には微妙に距離と時間がかかるところです。過密であろう出張スケジュールのなか、「行きます!」と言ってくださるありがたさ。

挨拶もそこそこに「見ていいですか?」と立ち上がり、嬉々として次々と作品を手に取るお姿を拝見すると、ほんとうに好きなんだなぁと思います。実は、花祭窯の工房ギャラリーにお越しになっても、ご覧いただける在庫がほとんどないこともあります。せっかく足を運んでくださっても、こればかりはなんともならず。今回は、まあまあのボリュームをご覧いただくことができましたので、良かったです。こういうのって、タイミングがありますね。

手に取りながら、気になる点や箱についてのご要望などを次々と問いかけてこられるオーナーさんの表情を見ていると、どういうお客さまに向けて、どのような形でご提供するか、頭のなかで明確にイメージができていることが伝わってきます。ロンドンのギャラリーでもそうなのですが、作品を見たときに、ある程度お客さまのお顔がイメージできているというのは、ギャラリーとその先にいらっしゃるお客さまとの信頼関係が垣間見えるところ。選んでいる間ずっと、ほんとうに楽しそうで、やっぱり「好き」の気持ちが一番だと思いました。

これから箱を整えて、準備が出来上がったものからお届けいたします。ほんとうに好きだと思ってくださる人のところに作品を送り出すのは、毎度ワクワクと嬉しい仕事です。そして、藤吉憲典の作品を扱ってくださっているギャラリーオーナーさんたちは、皆さんそういう方々であることが、わたしたちの喜びであり誇りです^^

毎度プロの動きと腕に感嘆-器作品の撮影に立ち会って参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

毎度プロの動きと腕に感嘆-器作品の撮影に立ち会って参りました。

これまで藤吉憲典の作品でプロに撮影をお願いするものといえば、アート作品に偏っていました。それも撮影のタイミングで手元にあるものに限られますので、すべてを撮れていたわけではありません。実は現在ウェブサイトの統合を検討していまして、そのリニューアルのタイミングで、これまでに「器の写真は見れないんですか?」というお声をいくつかいただいていましたので、器も載せようかな、ということになりました。

撮影をお願いしたのは、いつものabc pictures 赤司憲壕さん。これまで撮っていただいたアート作品群と、器とではだいぶ趣が異なりますので、まずはセッティングにしっかり時間をかけてくださいました。赤司さん曰く「器の方が難しいですね」。たしかにそうかもしれません。磁器は特に、生地の「白」に反射したり映り込んだりするので、とても撮りにくいのです。

ですが、一度つかんだら早いのが、さすがプロですね。1点ごとに形も文様も異なりますので、シャッターを切るたびに細かい調整をなさるのですが、その細かい調整がほぼ1回でドンピシャなのです。今は撮った画像をディスプレイで一つ一つ見ながら進めることができますので、出来上がりのイメージをその場で確認できるのがいいですね。シャッターを切るごとにあらわれる画像の変化に、「ほほぉ~!」と感嘆しながらの撮影でした。30点ほどの撮影が終了するのにかかった時間は、約1時間半。最後の1点が終わったときには、思わず拍手しました。

毎度のことではありますが、安心してお任せできる方がいることのありがたさ。ウェブ上で皆さまにご覧いただけるのが、楽しみです。頑張ってアップします^^