第111回九州EC勉強会「I-neに学ぶマーケティングの真髄」に、参加して参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

第111回九州EC勉強会「I-neに学ぶマーケティングの真髄」に、参加して参りました。

九州EC(九州ECミーティング)は、経営者・ECに取り組む方々が幹事となり、事業運営に役立つ情報交換・提供を行う会です。完全ボランティアで続いている、稀有な勉強会組織。毎回、どうやって見つけ、呼ぶことが出来たのかと驚くほどに、充実したテーマと講師による勉強会を博多で開催してくれるので、ほんとうにありがたい存在です。

正式なセミナータイトルは、「『SALONIA』『BOTANIST』『YOLU』を手がけたI-neに学ぶマーケティングの真髄」。「I-ne」の会社名は知らなくても、「BOTANIST(ボタニスト)」のヘアケアブランド名を聞いたことがあるという人はたくさんいらっしゃるでしょう。わたしもそうでした。聞けば、創業から17年と若い企業。人気商品を次々生み出し、P&Gや花王などの大手と競い合うほどのシェアを獲得している、すごい会社です。

以下、備忘。


  • 「半歩先のコンセプト」
  • ミッション・ビジョン→それは、具体的には、どのような状態か?
  • 弱者の戦略。
  • どこかで話題になることによって、入りたい市場に入る。
  • 販売戦略としてのギフティング。
  • 新規性の高いデザインと、圧倒的な製品パフォーマンス。
  • プロ→一般家庭へ。
  • 非計画購買層へのアプローチをどうするか。
  • 見たことのあるもの、聞いたことのあるものに対するスコアは高くなる。
  • パーパス:商品の目的を具現化するイメージの構想。
  • イメージの構想があればこそ、戦術を具体的に検討できる。
  • 何の商品かわかる/便益が明確である/世界観が伝わる
  • パッと見て、買いたいと思うかどうか。
  • 何のブランドなのか。
  • アート×クラフト×サイエンス
  • アート=感性・直感・創造性
  • クラフト=技術・質の高さ、製品パフォーマンス・サービスレベル
  • サイエンス=数値に基づく分析と改善

第111回九州EC勉強会「I-neに学ぶマーケティングの真髄」株式会社I-ne 執行役員CSO 伊藤翔哉様のお話より。


次回の九州EC勉強会は、年明け2月8日(土)の開催予定。次回も楽しみです。

霜月(しもつき)11月の花祭窯の庭。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

霜月(しもつき)11月の花祭窯の庭。

今年は夏が長くて、つい先日まで半袖Tシャツを着たりしていましたが、ここ数日急に冬っぽい空気になりました。あわてて冬物の洋服を引っ張り出したり、暖かいカーペットをお日さまに干したり、バタバタ冬支度です。

山茶花サザンカ

気が付いたら、山茶花のツボミがたくさんついていました。

零余子の葉っぱ

いつの間にかムカゴの葉っぱが色づいています。

南天

南天はすっかり赤くなりました。

ツワブキ

ツワブキにもたくさんのツボミを発見。黄色い花が楽しみです。

ツワブキやらサザンカやら、これから花が咲こうとしているものがたくさんあって、ワクワクします。

BASE GALLERY HAKATAがオープン―博多御供所町に素敵なアートギャラリーが登場。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

BASE GALLERY HAKATAがオープン―博多御供所町に素敵なアートギャラリーが登場。

博多御供所町は、最近は「博多旧市街地」と呼ばれて、毎年11月のライトアップイベントでも恒例の人気のエリアとなりつつあります。日本に茶をもたらした栄西禅師が開祖となる日本初の禅寺・聖福寺を中心に、周囲にはたくさんのお寺があります。わたしがお茶を習っている南方流の円覚寺は、聖福寺さんの塔頭であり、毎年九月に行われる栄西禅師の法要には、円覚寺の和尚様が献茶を差し上げています。上の写真は、聖福寺さん。

そのような、わたしにとって馴染みの深い場所に、この11月アートギャラリーがオープンしたと知り、さっそくお茶のお稽古帰りに寄ってみました。

BASE GALLERY HAKATAさん。タイミングよく、オーナーさんが在廊しておられ、お話を伺うことが出来ました。もともと東京で40年続くギャラリーで、二店目を出すのは必ずこの御供所町と決めておられたそうです。現在は、東京と博多を行ったり来たりしていらっしゃるとか。この地にギャラリーを開いた経緯や、ビル正面に入るお茶やさんとカフェについての情報など、気さくに教えてくださいました。落ち着いた物腰のなかに強い意志が感じられるお話に、ここから博多のアートシーンが動き出すかもしれないと期待が高まりました。

ギャラリーの入っている「グラムビル御供所町」は、道路に面してはお茶とお干菓子のお店「SABOE HAKATA」が入り、その脇を奥に進んでいくと、BASE GALLERY HAKATAの入り口があります。うなぎの寝床=町家の建っていた奥に深い立地を生かしたギャラリー空間は、半地下から一階部分を吹き抜けにした天井の高いつくりになっており、スペースはさほど広くはありませんが、縦に開放的な空間がとても贅沢です。静謐な空気に満ちていました。

自分の行動範囲のエリアに、このような素敵な場所が出来たことが、嬉しくてたまりません。聖福寺さんからすぐの場所=南方流円覚寺からもすぐなので、しょっちゅう足が向きそうです。福岡市内は、天神から向こうの赤坂・大名エリアにアートギャラリーが多いのですが、博多のこの場所に開いてくださったことが、ほんとうにありがたいです。「人間の価値の基礎(ベース)をつくるようなアート」を追及するというギャラリーコンセプトにも深く共感します。

現在、BASE GALLERY HAKATAでは、開廊記念展「静寂の形」を開催中。興味のある方は、ぜひ覗いてみてくださいね!

郷育カレッジ講座『「切り貼り絵(コラージュ)」作りで自分発見』を開講してきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

郷育カレッジ講座『「切り貼り絵(コラージュ)」作りで自分発見』を開講してきました。

福津市民のための生涯学習システム「郷育カレッジ」で、今年も「コラージュ」の講座を開催いたしました。タイトルは『「切り貼り絵」作りで自分発見』。令和6年度の郷育カレッジの特集テーマは「郷育カレッジでパワーアップ~新しい自分を見つけませんか~」で、わたしのコラージュ講座もそのなかのひとつです。

郷育カレッジで担当している美術鑑賞の講座とともに、美術分野の講座ですが、同時に「心身の健康」を目指した内容にしています。コラージュ制作を通じて、自分の内側を可視化し、客観的に受け入れていくことで、心のリフレッシュを図る。わたしはこのワークショップを「Meet Me at コラージュ(=コラージュ制作を通じて自分に出会う)」と名付けています。

ここ数年続けていて感じることは、同じ「郷育カレッジ」という枠のなかであっても、参加なさる方々によって、その講座の雰囲気がずいぶんと異なる面白さです。今年は作業開始からすぐに、活発な雰囲気が会場内に広がるのを感じました。

コラージュ作品をつくるにあたり、皆さんがいかに自由に取り組むことができるか、そこを促すのが講師としてのわたしの一番の仕事だと思っています。参加者の皆さんがさまざまな発想をして取り組んでおられるのを見て、とても嬉しくなりました。出来上がった作品は、どれもそれぞれに個性がにじみ出ていて、拝見して楽しいものばかり。1時間足らずの作業時間でも、しっかりと表現が形になっていて、素晴らしかったです。

そして今回は、出来上がった作品についての想いや感想を共有する「分かち合い」のグループワークが、各グループともとても盛り上がっていたのがまた良かったです。どのテーブルでも、会話をしては深くうなずき合う皆さんの様子が見えて、嬉しかったです。

参加者の皆さんが、今回のコラージュ制作を通じて少しでもすっきりした気分になっていたらいいな、と思いつつ。いつも講座準備をサポートしてくださる福津市郷育推進課の職員さんにも、心より感謝です。

11月は実山忌の献茶式とお茶会―利休七則を読み直してみました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

11月は実山忌の献茶式とお茶会―利休七則を読み直してみました。

明日が「南方流々祖実山居士献茶式」で、本日はその準備のお掃除でした。南方流を継承する円覚寺に伝承される『南方録』が南方流茶道の根本であり、千利休、南坊宗啓、立花実山の三名の存在があって、『南方録』が出来上がっているのだと解釈しています。その一人、立花実山を祀る茶会は毎秋十一月。

つい先日、来年の手帳を手に入れました。新年の手帳を手に入れてわたしが最初にする作業に、「決まり事」を書き込む作業があります。自分が大切にしていきたいと思うことなどを、手帳の後ろのページに書き込んでおくのです。ことあるごとに、あるいはふと気が向いたときに、読み直すことができるように、という存在です。ときどき役目がお終いになるものや、新たに追加されるものもありますが、内容の多くは長年変わりません。「利休七則」は、ここ10年以上変わらずに手帳に書きこんでいるもののひとつです。

  • 茶は服の良きように点て
  • 炭は湯の沸くように置き
  • 夏は涼しく冬は暖かに
  • 花は野にあるように生け
  • 刻限は早めに
  • 降らずとも雨の用意
  • 相客に心せよ

七則のひとつひとつは、実にシンプル。どれも「さすが利休!」と感嘆する内容というよりは、一見「あたりまえの心がけ」と言えそうです。が、その「あたりまえ」をあたりまえに貫くことが、いかに難しいかを示唆しているところが、さすが利休なのだろうなぁと思います。これらがお茶事に限らず、ふだんの生活や仕事のなかでも、同じように言い換えることができるのも、魅力です。

博多でお勉強―生成AIのワークショップと、中国ビジネスの現在を学ぶ、重厚な時間。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

博多でお勉強―生成AIのワークショップと、中国ビジネスの現在を学ぶ、重厚な時間。

気が付けば、先週から今週にかけて、お勉強ウィークとなっています。たくさん勉強=インプットして、その結果をちゃんとビジネスの成果としてアウトプットできているのか?アウトプットにつながらないと意味ないぞ!と自分に問いかけつつ。インプットに対するアウトプットを数値化して成果を図ったことはありませんが、こうして細々とでも事業を続けることが出来ているのは、外で学ぶ機会と、そこでご一緒する皆さんに支えられているからこそだと、わたし自身は考えています。皆さんのご厚意に助けられ、その末席になんとかしがみつき、ジタバタしながらの四半世紀です。

さて今回のセミナーの正式タイトルは「インターネット通販の未来を拓く!AIとSEOで加速する次世代ECビジネス × 世界をリードする中国EC市場の脅威と対抗戦略」。株式会社ピアリビングの社長・室水房子さんが企画してくださいました。クローズドでのセミナーにもかかわらず、会場となったピアリビングさんのセミナールームは満席で、日本全国から経営者の方々が駆けつけていました。

13時スタートで、終わったのは18時半を回っていました。途中もちろん休憩はありましたが、連続で5時間以上のセミナーは久しぶり。いやもう、すごい時間でした。まず中国の最新情報は、今年から北京での個展をはじめた花祭窯としては気になるところ。北京のギャラリーオーナーさんから伺っていた個人消費の傾向と、おおよそ一致する分析と解説を伺うことができ、深く納得しました。実際に中国に住み、ビジネスを継続している方からのお話は、説得力がすごいです。

そして、頭がパンパンになったのが、生成AIの解説でした。なるほど世の中はそこまで進んでいるのねと感心(そして半ば呆然と)しつつ、耳を傾けました。正直なところ、花祭窯の規模・仕事の仕方や方向性を考えたときに、今わたしがこれを学ぶ必要性があるのかと問われたら、身の丈を超えているようにも思います。ただそのなかでも、自分の仕事に生かせる部分は明確にいくつか見つけることが出来ましたので、それはもうさっそく今日から使い始めています。これからまた進化のスピードが上がっていくのであろう分野のお話を、対面で学ぶ機会を得たことは、ほんとうにありがたいことでした。

頭が追いついていかない部分がたくさんあるのは事実ですが、人的リソースが限られているからこそ、活用すべきもの。なんとかジタバタしながら、自分なりの使い方を増やしていきたいと思います。

ご近所「なごみ」でビジネス系少人数勉強会―インスタの最新情報を学んできました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ご近所「なごみ」でビジネス系少人数勉強会―インスタの最新情報を学んできました。

「なごみ」は、津屋崎千軒の観光案内施設ですが、現在ここを運営している「ひかりのみちDMO福津」さんは、福津市全体の観光推進を担っておられるうえ、館長さんはじめスタッフの皆さんがとても素敵な方々で、地元の事業者向けにさまざまな施策を考えてくださいます。わたしがときどきレンタルオフィスとして使っているのも、ここ、なごみです。

以前には、福岡でのインバウンドの実情を知るためのセミナーに参加しました。

今回は事業者向けのインスタ講座でした。講師は、福津市のグルメ&お出かけスポット情報を発信している山下ことみさん。地域密着のインスタグラマー、ウェブライターなどのお仕事をなさっています。

二時間の勉強会で集中的に学んだのは「プロフィール構成」について。事前に参加者それぞれのアカウントをチェックしておられ、個別にアドバイスをいただきつつ、その場で「プロフィール」の文言を改善するワークに取り組みました。

しょっちゅう変わるインスタグラムの動きを個人で追うのはたいへんで、プロフィールも一度設定すると、長い間そのままになってしまう、ということがありがちです。「誰に」「何を」伝えるのか。そんな当たり前のことも、気がつけばズレていることがあり、定期的な確認と見直しは必須だな、と再認識する機会にもなりました。

さて「プロフィール」。150文字のなかで、何をどう伝えていくのか。その肝として教わった四つのポイントで、自らのアカウントのプロフィールを練り直しです。


  1. アカウント名/一言 で、どんなアカウントかイメージが湧くように。何を提供し、発信するアカウントなのか。
  2. 最初の4行が最重要。インスタの画面表示でプロフィールが表示されるのは、上から4行→もっと読みたいと思ってもらえて初めて全文読んでもらえる。
  3. 数字・権威性・フォロー後のベネフィット・地図情報等。
  4. リンク誘導訴求。プロフィール行の一番最後=リンク先の上に表示される部分なので、「このリンク先で何が表示されるのか」を明示する。

山下ことみさんの勉強会より


ということで、解説を受けたあとのプロフィール制作は、非常に明快でした。方向性がはっきりしたら、あとはどんな言葉を用いればベスト(またはベター)なのか、書き出してみるのみ。

少人数での開催だったゆえに個別のフォローが手厚く、二時間のなかでその場で成果物を生み、即反映させることが出来たのは、素晴らしいことでした。講師の先生の力もさることながら、運営側の構成力も大きかったのではと感じました。

素晴らしい機会を作ってくださった、なごみの皆さんに感謝です^^

藤吉憲典公式インスタグラム

11月立冬はお茶のお正月―お茶室は風炉から炉へと変わります。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

11月立冬はお茶のお正月―お茶室は風炉から炉へと変わります。

昨日はお茶のお稽古でした。お茶室に入るや、ん?何か景色が違うぞ…と感じました。その正体は、釜の位置。11月はお茶のお正月とも言われ、風炉から炉へと変わります。今年は秋になっても気温の高い日が続きましたので、ああ、もうそんな季節かと思いつつ。設えが変わると、なんとなく背筋も伸びるので、不思議です。

引き続き、奥点前の「天目」をお稽古しています。釜の位置が変わり、棚の種類が変わり、また一からのお稽古です。基本的な動きは同じといわれても、やはり戸惑ってしまい、恐る恐るのお点前になるのが、我ながら滑稽で可笑しく。「自然と体が動く」の境地には程遠いことを、毎度突き付けられます。

14時からスタートしたお稽古、わたしと同じ天目の奥点前をなさる同門の友人のお稽古を拝見し、続いては自分のお稽古です。這う這うの体でお稽古をつけていただいた後は、先生がまた同じお点前を目の前で見せてくださいました。見て予習し、実践して学び、また見て復習し、という、贅沢なお稽古。三人のお点前が終わったときには、間もなく17時というところでした。一席に1時間近くをかけているということですね。

何年もお稽古を続けていて今更ではありますが、あらためて、一服のお茶を差し上げるのに、お片付けを含めてとはいえ一時間かけるというのは、なんと贅沢なことだろうと思いました。ふだんの生活や仕事のなかで、こんなにゆっくりと一つのことに時間をかける機会は、そうそう無いように思います。変化のスピードの速い現代だからこそ、このゆっくり流れる時間は貴重だなぁと、あらためて思ったお稽古でした。

花祭窯でお抹茶

南青山・百福さんでの藤吉憲典展、スタートしました!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

南青山・百福さんでの藤吉憲典展、スタートしました!

11月9日初日を迎えました、百福さんでの藤吉憲典展。初日、二日目と作家在廊で、ダンナ・藤吉憲典は百福さんにおじゃましておりました。たくさんのお客さまにお会いすることが出来たようで、たいへん喜んでおりました。ご来場・お買い上げくださいました皆さま、誠にありがとうございました。

百福さんのオーナー・田辺さんは、写真や動画を撮るのがとても上手でいらっしゃいます。Instagramで個展会場の様子を拝見しながら「おおー!」と思わず声が出ました。

百福さんの公式インスタグラム

2日目時点で、蕎麦猪口は早くも残り少なくなっていたようですが、酒器や大鉢、お正月に最適の赤絵の器など、まだご覧いただくことが出来そうです。

会期は11月15日(金)まで。ぜひご高覧下さい!


百福 momofuku

藤吉憲典展(磁)

2024年11月9日(土)-11月15日(金)※会期中無休

12:00-18:00(最終日は17:00まで)

東京都港区南青山2-11-6-1F

TEL03-6447-0952

https://www.momofuku.jp

南青山百福 藤吉憲典展
南青山百福 藤吉憲典展

久々に映画鑑賞―『スオミの話をしよう』を見て参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

久々に映画鑑賞―『スオミの話をしよう』を見て参りました。

前回の映画鑑賞ブログが8月でしたので、ずいぶん間が空いてしまいました。

間に洋画を一本、エマ・ストーン主演の『KIND OF KINDNESS』を観たのですが、「いまひとつよくわからない」というのが正直なところでした。エマ・ストーンが少しも魅力的ではなかったのが残念でもあり、こちらにアップするに至らず、です。

というわけで2024年の7本目、三谷幸喜監督・脚本の『スオミの話をしよう』です。一番上の画像は、公式サイトからお借りしてきました^^。公開前から観に行きたいと思いつつ足を運べずにいたのですが、近所の映画館でもロングランしてくれたおかげで、観ることが出来ました。そういえば『キングダム』も『ラストマイル』もまだ上映してますし、邦画、頑張ってますね♪

さて『スオミの話をしよう』。期待通りに、何も考えず笑って楽しめるコメディでした。主演の長澤まさみをはじめ、まぁ、役者揃いというのでしょうか、魅力的な顔ぶれでした。演じている皆さん自身が面白がっているのが、ストレートに伝わってきます。映画というよりは、舞台を観ているような感覚になる、オーバーアクション気味の世界観。個人的には宮澤エマさんが最高でした。

今年は邦画率が思いのほか高くなっています。単純に、洋画で「ぜひ観たい!」というものが少ないからなのですが、これも「近所の映画館で観る」からそういう結果になっているのだろうなとは思います。福岡市内まで出たら、キノシネマ天神やKBCシネマなど、単館系の魅力的な作品を上映しているところがたくさんあるので。でもまあ近所の映画館は「行こう!」と思ったときにすぐに行けるのが良いところ。なので、まずはここで、です。

出来れば年末までに、あと2本は観たいな、と思いつつ^^

『スオミの話をしよう』公式サイト