8月に入りました―誕生月なので「一人戦略会議」からスタート。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

8月に入りました―誕生月なので「一人戦略会議」からスタート。

今月はワタシのお誕生月でもありますので、長期計画を含めて一人戦略会議からスタートです。というのも、昨年「おかげさまで、55=GOGO!な1年がスタートしました―まずは一人戦略会議から。」で、良い感じにスタートが切れたので。先日「サッシン・ベース」に参加しましたが、そのキックオフ=スタートが8月1日だったというのも、わたしにとっては良かったです。タイミングよく背中を押していただいています。

まずは年初に立てた経営指針書の進捗確認から。月々で随時チェック&書き込みはしていますが、このタイミングで精査します。変更事項がいくつもあるのはもちろん、この半年超で新たに増えているやるべきこと&やりたいことが目にとまり。そういうものを、機を逃さず入れていけるよう、意識してスケジュールに空白・余裕を作っておくことが大切ですね。今年は個展等の展覧会スケジュールを詰めすぎずに調整できましたので、作り手の負担も過剰ではないはず。作る人もまた、納期に追われすぎては良い仕事ができませんので、この辺りは意識してゆかねばなりません。

昨年は「GOGO!な今年からは、アートエデュケーターとしての仕事を、また少しづつ増やしていきたいと考えています」と書いていました。正直に言えば、この1年でそのための具体的積極的なアプローチはできなかったのですが(汗)、思いがけないところからの打診などもあり、これから機会を増やしていけそうです。花祭窯おかみの仕事とアートエデュケーターとしての仕事は、相互に良い影響・効果があります。常にさんざんインプットはしてきていますので、しっかりアウトプットにつなげたいところです。

一人戦略会議の時間を確保できたので、まずは満足。ここから秋冬の個展・展覧会・商談会・新規事業に向かって、しっかり仕事して参ります。

ご近所ワークスペース:あまりにも暑いので、あちこちに避難しながら仕事^^;

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ご近所ワークスペース:あまりにも暑いので、あちこちに避難しながら仕事^^;

猛暑ですね。今朝は久しぶりに雨が降り、比較的涼しいですが…というか、35℃を下回っただけで涼しく感じる、というのもすごいことですね^^;

さて花祭窯は、古民家で広いもので、風を通すような作りにはなっているのですが、密閉して冷やす方法に対しては、なかなか非効率です。「夏は涼しく」の日本家屋の造りも、この猛暑には苦戦している、というところ。サンシェードをつけたり、エアコンと扇風機と卓上型クーラーを併用したり、四苦八苦しています。

そんなときは、がっつりエアコンが効いているところに避難!ということで、わたしの外部オフィス!?をふたつご紹介。まずひとつめは、これまでにもたびたびご紹介している「津屋崎千軒なごみの和室」。なごみは、和室使用料(1時間100円)+エアコン代(1時間100円)がかかりますが、その分、個室感覚で利用できるのがGOOD。公共施設ならではの価格設定で、リーズナブルだとわたしは思います。和室ですが「机と椅子」スタイルでも使用可能です。フリーWi-Fi完備。

続いては、カメリアステージ図書館。カメリアステージ図書館は、個室にはなりませんが、館内のあちらこちらに仕事や勉強ができるスペースがあります。館内をぶらぶらと歩きながら、席を探すのも楽しく。1階にはカフェエリアもあり、こちらの席も、飲食のオーダーを入れたら使えます。夏休みの今は、小中高生が勉強する姿も少なからず見かけますが、「席が空いていない!」というほどではありません。こちらもフリーWi-Fi完備。子どもがたくさんゲームをしているときは、つながりにくいこともありますが(笑)。

こんなふうに場所を変えると、単に「エアコン効いてて涼しい=クールシェアリング」というだけでなく、気分転換になるのが良いですね。昔サラリーマン時代に人材育成の仕事をしていたとき、社員研修の場所は普段の仕事場と別の場所のほうが効果が上がることを実感していましたが、同じ効果だと思います。物理的な移動には、何か脳や意識に働きかける効果があるのだろうな、と。どこか場所を変えて仕事をしたいというときは、ご活用を検討してみてはいかがでしょうか♪

津屋崎千軒なごみ

カメリアステージ図書館

福岡県中小企業ステップアップ支援事業「サッシン・ベース」がスタートしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

福岡県中小企業ステップアップ支援事業「サッシン・ベース」がスタートしました。

福岡県の中小企業支援事業はいろいろとあって、例えば経営革新計画書の策定や、それが認められた後の融資や補助金審査における加点など、たびたびお世話になっています。昨年度、一昨年度とお世話になったデザインワークショップも、県の施策でした。そういえば、海外進出にあたって長年お世話になった福岡アジアビジネスセンター(2025年より組織変更)も、県の出先機関。と考えてみると、福岡県民としてのメリットをかなり享受していますね。ありがたいことです。

そんな福岡県の商工部スタートアップ推進課からご案内をいただいた支援事業「サッシン・ベース」への参加が無事採択されまして、昨日はそのキックオフイベントに参加してまいりました。キックオフイベントなんて、サラリーマン時代以来です(笑)。この事業は昨年度から始まったそうで、わたしたちは第二期。今回の参加企業は17社です。

県の委託でこの事業を運営するのは、デロイト・トーマツグループの方々。初日は参加者の顔合わせと、事業期間中の個別の担当者となるコンサルさんからマンツーマンでのヒアリング、その後はテイクオフパーティーでした。「キックオフ」だったり「テイクオフ」だったり(笑)。トーマツの担当コンサルさんからのヒアリングは、ヒアリングというよりもおしゃべりという感じで上手に引き出してくださり、さすがプロだなぁと思いました。花祭窯の創業年(1997年)を見て、「僕の生まれた年です!」と言われたときはガクッとなりましたが。

テイクオフパーティーでは、「ファクトリエ」を運営するライフスタイルアクセント株式会社の代表取締役 山田敏夫氏の講演と、大正13年創業の漆喰の会社である田川産業株式会社の代表取締役 行平史門氏の講演がありました。これがまた、それぞれにとても面白かったです。夢(実現を前提とした)を持つことの力と、人生何が起こるかわからないワクワク感を見せつけられました。そしてなにより「日本の製造業の力」を信じ守ってゆかねば、という誇りと使命感をひしひしと感じました。ファクトリエの山田さんがおっしゃった「日本から世界ブランドをつくる」が、響きました。花祭窯もまた、製造業(窯業)です。お二方の熱いお話を聴いて、すっかり気分が上がりました。

この日一番びっくりしたのは、20年以上前から勉強会でご一緒させていただいた経営者さんと会場でお会いしたこと。どうやら参加者のリストはウェブ上に上がっていたらしく、先方はご存じだったようなのですが、わたしはまったく見ていなかったので、嬉しくて思わず大騒ぎしてしまいました。また、別の勉強会で10年以上前にご一緒したことのある方が参加なさっていて、「お久しぶりです」と声をかけてくださいました。皆さんやっぱり頑張っておられるのだなぁと、しみじみ思いました。そんな方々とこれからまたご一緒に学べることが、とても心強く、ほんとうに嬉しいです。

プログラムは2026年3月まで、月1回の集合研修です。上の写真は、「支援メニュー」として掲載されているもの。これからのプログラムがとても楽しみです^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その3。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年8月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

ブログでもあらためてご紹介をスタート、その3は、銀座の黒田陶苑さんです。


銀座 黒田陶苑

1935年の創業以来、厳選された日本の近現代陶芸作品や古陶磁を取り扱う、日本を代表するギャラリーです。北大路魯山人の鑑定ギャラリーとしても知られています。

東京都中央区銀座7丁目8-17虎屋銀座ビル5階
Tel:03-3571-3223
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日
https://kurodatouen.com

別館:銀座 黒田陶苑アネックス

中央区銀座6-12-14 銀緑館2F
営業時間:12~18時
定休日: 月・火曜日


日本の近代陶芸の担い手たちと、美術工芸たる陶芸文化を支えてきた銀座の黒田陶苑さんは、多くの陶芸家が目指す場所です。公式サイトの「銀座黒田陶苑 社史」で、日本陶芸史上で黒田陶苑さんが果たしてきた役割を垣間見ることができます。

そんな黒田陶苑さんと藤吉憲典とのご縁は、三代目店主・黒田佳雄さんにより始まりました。黒田さんと藤吉の初見のエピソードは、思い返すにつけニヤリとなります。物故者含めそうそうたる陶芸家の作品を扱う黒田陶苑さんに対して、芸術学歴も師匠筋も所属も持たない藤吉がアポを取ったときのこと。はじめは会う時間が取れないとおっしゃっていた黒田さんが、作品をご覧になった途端に出てこられ、その場で最初のお仕事の打診を受けたのでした。

当時は(今もそうかもしれませんが)、名の売れた老舗ギャラリーほど、後ろ盾のない作家を門前払いすることが少なからず。作品を見る前に「どこの先生におつきですか?」「どなたからのご紹介ですか?」とご質問なさるオーナーさんはけっこうありました。そんななか、超ご多忙の黒田さんが、藤吉の器を見ただけで、作家の経歴などほとんど聞くことなく、その場で会い、扱うことを決められたことに、勝手に運命的なものを感じました。

おかげさまで、一年おきに個展の機会をいただいています。次回は来年2026年。とても楽しみです。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、岡山の「ギャラリー栂」さんをご紹介いたします^^

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。(桃居さん)

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。(百福さん)

読書『閉鎖病棟』(新潮社)帚木蓬生著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『閉鎖病棟』(新潮社)帚木蓬生著

いつものカメリアステージ図書館から。先日読んだ『聖灰の暗号』が衝撃的でしたので、さっそく帚木蓬生氏の追っかけです。わたしが知らなかっただけで、たくさんの著書がおありだとわかりましたので、今回は蔵書検索せずに直接図書館の棚へ。「日本の小説」の「は」行の棚を眺めたところ、ありましたありました!単行本のコーナーにも、文庫コーナーにも何冊も並んでいました^^

さて『閉鎖病棟』。著者の、登場人物へのあたたかい目線に救われる読書となりました。なにかのきっかけで自分をコントロールできない状態になってしまったこと、その延長線上で罪を犯してしまったこと。閉鎖病棟に住まうそれぞれの過去はあるにしても、そこで穏やかに暮らしている姿の描写を見れば、閉鎖病棟の中と外、その間にある心理的な壁の高さが、過剰にも思えてきます。かといって、では自分のすぐ身近にある現実のことだとなったときに、自分は受け入れることができるのだろうかと考えると、自信がないというのが正直なところで、自らの勝手さを突き付けられる読書ともなりました。

小説の終盤からラストにかけての展開に、心打たれます。

『閉鎖病棟』(新潮社)帚木蓬生著

山本周五郎賞受賞作という本作は、どうやら映画化もされていたようです。もしやと図書館検索したところ、DVD発見!ありがとう図書館。追ってこちらも観ようと思います。

『閉鎖病棟』のあと、同じく新潮社から出ている『沙林 偽りの王国』も読みました。小説=フィクションと断り書きをしながらも、事実に基づいた詳細な記述はルポルタージュのように読めました。地下鉄サリン事件当時、わたしは福岡に住んでいましたが、同僚が日比谷線に乗車していたこともあり(幸い軽症でした)、報道を見た時の記憶がよみがえってきます。そんなこともあって、本を読み終わってすぐの今は、平常心では語れない感じがありますので、こちらの読書記録はまた別の機会に。

小学校の夏休み学習会に、美術講座(コラージュ制作)で協力参加。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

小学校の夏休み学習会に、美術講座(コラージュ制作)で協力参加。

福津市では「コミュニティ・スクール」なるものを推進しています。小中学校の運営に地域の方々が参画し、「地域に開かれた信頼される学校づくり」「子どもたちが異世代や多様な立場の人と関わる機会の創出」を意図しています。ある小学校で地域住民との交流を交えた「夏休み学習会」を開催するにあたり、イベント的に美術系の講座を希望しているということで相談があり、協力してまいりました。

小学1年生から6年生までの生徒が約50名参加する学習会。夏休み二日間だけでも、こうして学校で受け入れてくれる機会があるというのは、保護者にとっても、子どもたちにとっても、ありがたいことだろうなと思います。運営する学校の先生方、地域の大人たちの愛を感じます。まずは旗振り役の教頭先生にお会いして、小学校の状況や、夏休み学習会の目的などをお伺いし、今回は「コラージュ」を取り入れることにいたしました。

コラージュ

上の写真は説明用サンプルとして、久しぶりに自分の手を動かして作ったコラージュ。いつやっても、やっぱり楽しい作業です。

通常1時間から1時間半かけて行っているコラージュのプログラムを、時間割の関係で30分に組み直し。50名を前後半に分けて25名づつの講座となりました。最初の説明と、後片付けの時間まで含めて30分のプログラムですので、実質作業ができるのは20分ほど。こんなに短い時間で組んだのは初めてでしたが、思いのほか小学生たちが集中力を発揮してくれて、充実した時間となりました。時間も素材も、制限されたなら制限されたなりに、面白い作品が出来上がると証明できる、良い機会となりました^^

久しぶりに子ども相手のコラージュ講座で、とにかく面白かったです。一口に小学生といっても、1年生と6年生とでは成長度合いがまったく異なります。今回はその1年生から6年生まで混成での50名でしたので、まぁその成果物の多様なこと。夏休み学習会のお手伝いにボランティアで来ていた近所の高校生たちにも、せっかくだからとコラージュ制作をしてもらいました。最初は「えー…」と言いつつも、はじまったらものすごく集中して作り上げる姿が見られました。これまたとても面白かったです。

子ども向けの美術講座もそろそろ再開しようかしら、と考える機会になりました。ご興味のある方はお問い合わせくださいね。

夏越祭2025-今年もぞろぞろと茅の輪くぐりをして参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

夏越祭2025-今年もぞろぞろと茅の輪くぐりをして参りました。

一年の上半期の穢れを祓い、無事に感謝する夏越祭=茅の輪くぐり。ここ津屋崎の波折神社では例年7月末に行われています。今年も7月最終日曜日の夕方から神事がスタートということで、お散歩がてら出かけてまいりました。

神事が始まる18時を過ぎると、にわかにあちらこちらから人が集まってきます。皆さんご近所さんなので、普段着でちょっと出てきました、という風情なのが、毎年のことながらとってもGOODです。本殿内での神事を待つ間、よく見る顔、久しぶりの顔、顔を合わせてはあちらこちらでおしゃべりする時間も楽しく。

波折神社 茅の輪くぐり

いよいよ茅の輪くぐりがスタートすると、ぞろりと長い行列になりました。コロナ明けから、年々人が増えているような気がします。嬉しいですね。鳥居から大きくはみ出して道路を半分塞ぎ、たまに通る車の妨げになっているのも、まぁご愛敬。くぐり終わったら、社務所で紅白饅頭を受け取り、茅の葉(枝)を何本かいただき、持ち帰ります。持ち帰った茅で輪っかを作って玄関先にお守りとして掛けるのです。輪っかづくりは、毎年ダンナの仕事。

今年も無事、茅の輪くぐりができて大満足。お祭りを準備してくださる神主さん、氏子総代の皆さんに感謝です^^

今回は「柿渋染め」で―三代目の暖簾(のれん)が到着しました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今回は「柿渋染め」で―三代目の暖簾(のれん)が到着しました。

現在二代目の暖簾(のれん)がだいぶ傷んできたので、三代目を検討中。…と書いていたのは、5月初めのことでした。これまでの2代の暖簾でわかったことを生かして、生地をどう選ぶのが良いのか、どんな染めにしてもらうのが良いのか、そして文字を入れるかどうかまで含めて、ダンナと意見を交わしつついろいろと検討。と、なんか堅い書き方ですが、ああだこうだと選ぶのは、とても楽しいものです。

そうして今回辿り着いたのが、京都大原で柿渋染めを専門になさっているという、みつる工芸さん。ネットで見つけました。サイトに掲載されている染めについてのコンテンツや、実際におつくりになった暖簾の実例の数々を拝見して、ここにお願いしてみようか、と。柿渋染めのこと、適した生地について、そして特注サイズへの対応等、メールでのやり取りでご相談したところ、とても丁寧にご返信をいただきましたので、お願いすることにいたしました。

5月下旬に正式発注し、当初6月末ごろの納品予定とお聞きしていましたが、少し遅れますということで、7月下旬の到着でした。手仕事でなさっていることですので、納品が延びることはあること。花祭窯でも、予定よりもお客様をお待たせすることがありますので、そこはよくわかります。時間をかけても良いものを仕上げていただく方が嬉しいので、その旨をお伝えしました。

そして到着したのがこちら。

花祭窯のれん
花祭窯のれん

柿渋染めですので、これまでの「花祭窯カラー」での染色ではありませんが、近い感じの色合いで、良い感じに仕上がって大満足です。三代目が一年でも長く暖簾を勤めてくれることを祈りつつ。

ありがとうございました!

青い空、青い海-たくさんの「青」の表情に見入る津屋崎の贅沢。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

青い空、青い海-たくさんの「青」の表情に見入る津屋崎の贅沢。

暑いですね~^^; 天気予報欄には連日の「猛暑」マークで、そろそろ夕立でも欲しいところです。この炎天下、外に出るの嫌だな~と思いつつ、ご近所に用事で玄関を出れば、この景色。路地の先に明るく青い海が光っているのを見ると、嬉しくなります。

津屋崎の海

海岸通りまで歩いて1分かかりませんので、ついつい通りまで出て海を眺めます。通りまでの路地は、日陰でまぁまぁ涼しく。青空の下、お日さまに照らされた海は、青のグラデーションがとても美しく、こういう景色を見るたびに、やっぱり自然の生み出す色の美しさにはかなわないなぁ、と思います。

これぐらい快晴だと、海の向こうに福岡市内の陸がよく見えます。津屋崎から宮地、福間の海岸、さらにお隣の古賀市、その先の香椎と砂浜は松林の緑と砂浜の白がつながっているのを見るのも、なかなか絶景。福津市は海に夕日が沈むのがきれいで、特に宮地嶽神社参道からの海の道が有名ですが、ふつうに日中の海の景色も見応えがあると、わたしは思うのです。

この暑いなか、釣りをする人、水遊びをする人、浜辺を歩く人など、今日もたくさんの人が出ています。皆さん熱中症と水の事故にはくれぐれも気を付けてくださいね、と心のなかで願いつつ。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その2。

藤吉憲典の作品を取り扱ってくださっているギャラリーさんを、藤吉憲典公式サイトに掲載しています。「どこに行ったら見れるの?買えるの?」の疑問をお持ちの皆さんに、ご参照いただけると嬉しいです。トップページの下方「GALLERY」でご覧いただけます。2025年7月現在の情報です。

藤吉憲典公式サイト 日本語版 https://fujiyoshikensuke.com/ja/

さて「その1」は、東京西麻布の桃居さんでした。

藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025―その1。

「その2」は、南青山の百福(ももふく)さんです。


百福(ももふく)

2004年のオープン以来、オーナー田辺さんが工藝作家の器をセレクトし、「自分が好きだと思うもの、心が動くもの」を紹介しています。

東京都港区南青山2-11-6 1F
TEL:03-6447-0952
営業時間:12:00~18:00
不定休
https://www.momofuku.jp/


現在は南青山でお店を構えていらっしゃる百福さん、そのスタートは町田でした。オーナーの田辺さんが、お店をオープンする前に、佐賀・花祭の山奥まで足を運んできてくださったことをよく覚えています。それからもう20年以上のお付き合いになります。上の写真は、2022年の百福さんでの個展のDM。田辺さんがお撮りになる写真や動画は、作品の美しさ・魅力を雄弁に伝えてくださいます。技術的な面もさることながら、器への愛情あればこその写真で、ついつい「あの写真貸してください」とお願いすることも。

「作家ものの器」や「文化の継承」について、確固たる信念をお持ちの田辺さん。わたしは同世代の親しみやすさもあって、お伺いすると話題がはずみ、たくさんのことを教えていただいています。ふだん家庭で使う器はもちろん、お料理屋さんでも品良くカジュアルに使える器のセレクトが素晴らしいです。作家の個展だけでなく常設もなさっていますので、気軽に立ち寄って楽しんでいただけるお店です。


「藤吉憲典の器に会えるギャラリー・お店情報など2025」次回は、銀座黒田陶苑さんをご紹介いたします^^