南青山・百福さんでの藤吉憲典展、スタートしました!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

南青山・百福さんでの藤吉憲典展、スタートしました!

11月9日初日を迎えました、百福さんでの藤吉憲典展。初日、二日目と作家在廊で、ダンナ・藤吉憲典は百福さんにおじゃましておりました。たくさんのお客さまにお会いすることが出来たようで、たいへん喜んでおりました。ご来場・お買い上げくださいました皆さま、誠にありがとうございました。

百福さんのオーナー・田辺さんは、写真や動画を撮るのがとても上手でいらっしゃいます。Instagramで個展会場の様子を拝見しながら「おおー!」と思わず声が出ました。

百福さんの公式インスタグラム

2日目時点で、蕎麦猪口は早くも残り少なくなっていたようですが、酒器や大鉢、お正月に最適の赤絵の器など、まだご覧いただくことが出来そうです。

会期は11月15日(金)まで。ぜひご高覧下さい!


百福 momofuku

藤吉憲典展(磁)

2024年11月9日(土)-11月15日(金)※会期中無休

12:00-18:00(最終日は17:00まで)

東京都港区南青山2-11-6-1F

TEL03-6447-0952

https://www.momofuku.jp

南青山百福 藤吉憲典展
南青山百福 藤吉憲典展

久々に映画鑑賞―『スオミの話をしよう』を見て参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

久々に映画鑑賞―『スオミの話をしよう』を見て参りました。

前回の映画鑑賞ブログが8月でしたので、ずいぶん間が空いてしまいました。

間に洋画を一本、エマ・ストーン主演の『KIND OF KINDNESS』を観たのですが、「いまひとつよくわからない」というのが正直なところでした。エマ・ストーンが少しも魅力的ではなかったのが残念でもあり、こちらにアップするに至らず、です。

というわけで2024年の7本目、三谷幸喜監督・脚本の『スオミの話をしよう』です。一番上の画像は、公式サイトからお借りしてきました^^。公開前から観に行きたいと思いつつ足を運べずにいたのですが、近所の映画館でもロングランしてくれたおかげで、観ることが出来ました。そういえば『キングダム』も『ラストマイル』もまだ上映してますし、邦画、頑張ってますね♪

さて『スオミの話をしよう』。期待通りに、何も考えず笑って楽しめるコメディでした。主演の長澤まさみをはじめ、まぁ、役者揃いというのでしょうか、魅力的な顔ぶれでした。演じている皆さん自身が面白がっているのが、ストレートに伝わってきます。映画というよりは、舞台を観ているような感覚になる、オーバーアクション気味の世界観。個人的には宮澤エマさんが最高でした。

今年は邦画率が思いのほか高くなっています。単純に、洋画で「ぜひ観たい!」というものが少ないからなのですが、これも「近所の映画館で観る」からそういう結果になっているのだろうなとは思います。福岡市内まで出たら、キノシネマ天神やKBCシネマなど、単館系の魅力的な作品を上映しているところがたくさんあるので。でもまあ近所の映画館は「行こう!」と思ったときにすぐに行けるのが良いところ。なので、まずはここで、です。

出来れば年末までに、あと2本は観たいな、と思いつつ^^

『スオミの話をしよう』公式サイト

郷育カレッジ「宮地嶽神社の杜をあるこう」で、歩きながらたくさん勉強。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

郷育カレッジ「宮地嶽神社の杜をあるこう」で、歩きながらたくさん勉強。

福津市民のための生涯学習の仕組み「郷育カレッジ」。福津の「ひと、もの、こと」を題材に、ふるさと、健康福祉、環境、生きがいなど、さまざまな分野の講座を開催しています。

立冬を過ぎて、空気が少し冷たく感じる快晴の一日。気持ちの良い空気のなか「宮地嶽神社の杜をあるこう」で歩いて参りました。日ごろから意識しないとついつい運動不足になる可能性の高い生活なので、郷育カレッジでも「身体動かす系」(←勝手に命名しています)の講座に参加するようにしています。「身体動かす系」講座の多くは人気講座で、この講座も抽選の結果やっと席が取れた講座のひとつ。

講師を務めてくださったのは、NPO法人SOMA代表理事で、生物学者・農学博士・土木課の瀬戸昌宣氏。2023年4月から、福津市の宮地嶽神社に続く宮地山で、自然環境再生プロジェクト「山結び」を開催なさっています。宮地嶽神社を奥の宮の方まで上りながら、専門的でありながらもわたしたちにもわかりやすく、たくさんのことを教えていただきました。ものすごく勉強になりました。山から川、海へとつながる自然の循環のなかで、生きものとしての人間にできること。これまで自然環境の保護についてあちらこちらで聞きかじってきた話が、つながる感覚がありました。

受講者の皆さんが熱心に頷きながら話を聞き、歩きながら講師の先生にたくさんの質問を投げかけていた姿が印象的な、楽しい講座でした。

令和6年度デザイン開発ワークショップ第一回目―昨年度に続き参加します。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

令和6年度デザイン開発ワークショップ第一回目―昨年度に続き参加します。

昨年度初めて参加した、福岡県の事業のひとつ「デザイン開発ワークショップ」。昨年度とはいえ最終回は今年の三月でしたので、つい最近のことのように感じます。ともあれ令和6年度の募集にお声掛けいただきました。

ちょうど先月、新しいチャレンジをスタートしたところでしたので、これは良いタイミングかも知れないと思いました。まずは講師の皆さんの顔ぶれをチェック。令和6年度のデザイン開発ワークショップは、福岡・北九州・筑後・筑豊の四地区で開催されるということで、昨年参加した北九州のメンバーを確認したところ、前回と同じコーディネーター、アドバイザーの方々でしたので、応募を決めました。この先生方の「参加した事業者が儲かるように」という一貫した熱意は、とてもありがたいのです。

先日その第一回目が開催されました。昨年度は無かったことですが、第一回目はワークショップが開催される四つの地区の参加者全員が、顔合わせ的に一堂に会しました。記念講話として九州大学芸術工学研究院の迫坪先生による「デザインについて」のちょっとしたお話を聞いた後、1時間ほどの参加者自己紹介&交流タイム。この時間があることで、次回からはスムーズに各社の課題の検討に入れそうです。主催・運営側もいろいろと考えていらっしゃるのですね。

この顔合わせの第一回目を含めて全部で6回のワークショップが、これから3月までの間で行われます。花祭窯的には、今回も「何をどう売っていくか」「その方法をどうデザインするか」を整理していくことに的を絞ったワークショップになると思います。しっかり成果を出せるよう、集中していきたいと思います。

名刺づくりは毎回楽しい―今回は考え方をまったく変えてみることにしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

名刺づくりは毎回楽しい―今回は考え方をまったく変えてみることにしました。

毎回楽しい名刺づくり。前回大きくデザイン変更したのは、このブログによると2022年春のことでしたので、約2年半ぶりの大幅リニューアル。

今回も引き続き、花祭窯の事業をビジュアルで説明してくれる写真を裏面全面に、というのは変わりません。写真映えを一番に考えての用紙選びで、名刺としてはやや厚めのコート紙225kgをチョイスし、「紙製の名刺を使う意味」を生かせるように、のスタンスはそのままです。なにより、写真入りは好評でしたので^^

今回、大きく変わるのは表=名前の載る面です。名前以外の詳細情報は、コードで読み取る方式に。最近この手の名刺を頂くことがちらほら出てきて、なるほどこれはみんながスマホを持ち歩く現代では理にかなっているかも、と思ったので、自分でも試してみることにいたしました。

そうなると、名刺そのもののデザインをする前にまず、自分のプロフィールページを作り込む作業が必要になってきます。これって、けっこう手間じゃないか!?と思いつつ、ここはしっかり手間をかけていくべき部分ですね。名刺交換をした相手がこちらの事業に興味を持ってくださったときには、ページを読み込んでもらえば詳細な情報提供を瞬時にできますので、口頭で説明するだけよりも伝わりやすいでしょう。名刺の小さな紙面が小さな文字でごちゃごちゃすることが無いというのも、スマートです。

なにより、これまでわたしは「花祭窯 おかみ」と「Meet Me at Art アートエデュケーター」の2種類の名刺を作っていましたが、このタイプなら1枚でOKなのです。いろいろな顔、いろいろな肩書を持つ人にこそ適していると言えそうです。ページは日本語版だけでなく、英語版も用意しておけば、海外でもそのまま使えます。そんなわけで、現在プロフィールページ作り込み中。まだできていないの!?という声が聞えてきそうですが、出来上がりましたら、あらためてこちらでご紹介いたします。

今度はキーケース―古いバッグの革がアップサイクルでいい感じに復活・その2

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今度はキーケース―古いバッグの革がアップサイクルでいい感じに復活・その2

「その1」は、ペンケースでした。もとはサラリーマン時代(かれこれ30年以上前)に購入し、一番気に入って使い倒したバッグ。本体はキズやひび割れやシミでひどい状態になってしまったのが、内側のポケットに使われていた革はとてもきれいな状態でしたので、これは!と、取り外してとっておいたものです。

お友だちの革職人さんが、作ってくださいました。振り返ってみれば、これまでの人生で「キーケース」なるものを使ったことがありませんでした。55年目にして初キーケース♪

アップサイクルキーケース

ベル(鐘)型のキーケースです。釣鐘よろしく、バッグ等に結び付けることができる革紐が上部についていて、これならキーケースがバッグの中で迷子になることもなさそうです。上に乗っている革製のイカは、これまた別の革職人のお友だちが作ったキーホルダーなのですが、今回アップサイクルで出来上がったキーケースと色合いがばっちりでしたので、くっつけてみました。

こんなふうに、身近にいる「腕」のあるお友だちのおかげで、何気なく贅沢をさせていただいています。

アップサイクルでお世話になったお友だち アフォーダンス

イカキーホルダーを作るお友だち cokecoleather

他所から来た人の目線を借りていつもの街を歩くことで見えてきたいくつものこと。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

他所から来た人の目線を借りていつもの街を歩くことで見えてきたいくつものこと。

言い換えると、よそから来た人と一緒に街を歩くと、いつも歩いている場所でも、見える景色が変わることがある、ということ。住んでいる街に漠然と向ける目線と、訪ねて行った先に向ける(何らかの目的を持った)目線は、当然かもしれないけれど違うものですね。つい先日、遠方から来たお友だちと一緒に街を歩いたときに、つくづくと実感したのでした。

上の写真は、博多から天神を中心とした福岡市街地のマップなのですが、昨今、住んでいる場所でこの類の地図を手に取るということがまずありません。ホテルに観光客向けに設置してあるというこのマップを見てみると、とってもわかりやすく、観光に限らず便利そうです。もともと紙派のわたしとしては、スマホでグーグルマップを見るよりも、がぜん使いやすく。

仕事での訪問にしても観光での訪問にしても、行先での行動を決めるために、多かれ少なかれ下調べをし、せっかく行くならばその土地らしいものを楽しみたいという気持ちが、「目に見えるもの」を変える原動力になるのだなぁ、と思いました。つい先日アップした「アクロス山登山」も、お友だちがよそから来たからこそ、の体験。わたしは子どもの頃に東京から長崎への引っ越しを経験しているのですが、その引越しが決まって初めて、上野動物園にパンダを観に行き、浅草の雷門をくぐったのを思い出しました。

住んでいる場所での「観光」、たまにやってみると、いつもと違ったものが見えてくること、間違いなしです。視点を変える、視界を広げる訓練になりますね^^

読書『若い男/もう一人の娘』(早川書房)アニー・エルノー著/堀茂樹訳

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『若い男/もう一人の娘』(早川書房)アニー・エルノー著/堀茂樹訳

いつものカメリアステージ図書館新刊棚より、表紙の雰囲気に惹かれて借りてきた一冊です。上の写真はカメリアステージ図書館の見取り図なのですが、入り口となる階段を上がった正面に「新刊棚」があります。棚二つほどで、面積はそれほど大きくない=そこに並ぶ本の数は限られるのですが、場所的にまず目に飛び込んでくる良い配置なのですね。

さて『若い男/もう一人の娘』。本のタイトルも作家名も、まったく心当たりなく借りてきたのですが、アニー・エルノーさんは2022年にノーベル文学賞を受賞していて、日本語訳されたものとしては受賞後第一作目だということです。ノーベル文学賞受賞=キャリアのある作家さんということですね。デビューから50年を超えているそうです。とはいえ、こうした情報はすべて読了後に仕入れたもので、先入観の無い状態で読むことが出来ました。

本を開いて数ページ読み、なんというのか「あ、フランスっぽい」と感じて、著者プロフィールをチェック。やはりフランスの作家さんでした。この「フランスっぽい」とわたしが感じる理由というのが、あくまでも「なんとなく」なのですが、まあまあ当たるのが不思議です。その都度状況を書き留めて置いて分析したら、具体的に「フランスっぽさ」を感じる要素を上げることができるのかもしれませんが。それはさておき、とにかく「フランスっぽさ」を(ややくどいほどに)感じながら、短編(中編?)ふたつ、面白く読みました。

本書に限らず、個人的な記憶をもとにした自伝的な小説が彼女の持ち味のようです。執筆作業はきっと痛みを伴うのだろうな、血を流しながら、痛みを昇華していくのだろうな、と、勝手に推察しつつ読みました。わたしが知らなかっただけで、邦訳書がたくさん出ているようですので、さかのぼって読んでいきたいと思います。

『若い男/もう一人の娘』(早川書房)アニー・エルノー著/堀茂樹訳

福岡市街地で30分登山!?―ついに「アクロス山」に登ってきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

福岡市街地で30分登山!?―ついに「アクロス山」に登ってきました。

「アクロス山」は、「国際・文化・情報の交流拠点」として福岡・天神の旧福岡県庁跡地に誕生した公民複合施設「アクロス福岡」の、ステップガーデンです。ステップガーデン…直訳すると階段庭園ですね、2階部分から14階部分まで階段状に屋上緑化が施されているものです。

アクロス福岡ステップガーデン

1995年オープンのときには幼木だった植栽が、どんどん大きくなって、ついた呼び名が「アクロス山」。わたしはちょうど1995年に一度福岡暮らしをしていましたので、真新しいビルが斬新な手法で植栽されているというニュースは耳にしていました。が、アクロス福岡は「仕事の用事で足を運ぶ場所」の位置付けであり、ビル内のオフィスに足を運ぶことがあっても、話題のステップガーデンに行ったことがありませんでした。

つい先日、関西方面から遊びに来た友人が「登れるなら、登ってみたい」ということで、そういえば人が登っている映像をテレビで観たことがあるなぁと調べてみたら、何のことは無い、ふだんから登れるようになっているのでした。この建物のなかにも前にも、何度も足を運んだことがあるのに、そんなことも知らないまま約30年経っておりました。

アクロス山

いざ、アクロス山登山。平日の日中ということもあり、人は少ないものの、登っている人、わたしたち以外にも何人もいらっしゃいました。そして、この場所を使い慣れている感じのスーツ姿のお兄さんが、あずまや的なスペースでパソコンを広げ仕事をしていたり。「登山」とはいえ、歩きやすい階段ですから、スーツ姿でもぜんぜん大丈夫です。オフィス仕事の合間に登ったら、素晴らしい気分転換になるだろうな、と思いました。

アクロス山登山

木々の緑、流れる滝、小鳥の声、足元に転がるどんぐり。ゆっくり登って、ゆっくり下って、約30分。とても気持ちの良い時間でした。今度から天神に出たときには、この場所を有効活用することにいたします^^

本のイベント「BOOK MEETS FUKUOKA~本のもりのなかへ~」を見に行ってきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

本のイベント「BOOK MEETS FUKUOKA~本のもりのなかへ~」を見に行ってきました。

福岡市では「ブックオカ」という、本のイベントが秋の恒例行事となっています。「Book」と「福岡」をあわせて「ブックオカ」。これっていつからだったのだろうと思ったら、今年で19年になると、公式サイトに書いてありました。

ブックオカ〜福岡を本の街に

「BOOK MEETS FUKUOKA」は、「ブックオカ実行委員会」と、そのなかで中心的役割を果たしておられる書店「ブックスキューブリック」さんによる企画イベントです。

いやぁ、楽しかったです!「独立系書店」と呼ばれる、地域に根差した小さな書店さんによる本のセレクトは、棚を眺めているだけでワクワクしましたし、全国から集まったという出版社の多様性にも、驚きました。近年「一人出版社」をはじめ、小さくて尖っている出版社がじわじわと増えているという話を聞いたことがありましたが、ほんとうにいろんな出版社があるのだなぁと感心。

そこに並んでいる本にも、その本を並べた書店、出版社の存在にも、大いに刺激を受けました。本好きの方々にはおススメのイベントです。福岡パルコで11月10日(日)まで^^

BOOK MEETS FUKUOKA~本のもりのなかへ~