花祭窯2025経営指針書-仕事始めは毎年恒例「経営指針書」の作成から。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯2025経営指針書-仕事始めは毎年恒例「経営指針書」の作成から。

年明けからのブログは、タイトルに西暦年が入るものが多くなります。今年は「2025」。今日の分も含めると、みごとに年初から4件並んでおります^^。経営指針書の作成も、毎年恒例。お正月休み(パソコンを起動しないお休み日)をゆっくりとりましたが、ずっと経営指針書に上げていくべきものを頭のなかで考えていたように思います。

毎年決めるテーマは、2025年はダンナ・藤吉憲典が「平面」、わたしが「他力本願」です。ダンナは数年前から取り組みをはじめた「書画」つまり「平面作品」で、今年は一つの柱を確立しようというところ。昨年のミラノ出張を経て、具体的な方向性が見えてきたことを受けてのテーマです。一方のわたしの「他力本願」は、以前にもテーマに上げたことがあるような気がします。一人でできることはたかが知れており、そう頭ではわかっていても抱え込みがちでした。これから10年先、20年先を考えて、周囲の方々の力を借りて仕事をしていく方法を、明確に形にしたいと考えています。

昨年は例年よりも展覧会機会を多くいただき、ダンナも休みなしでアウトプットする感じでした。今年は例年同様のペースに戻りますので、そのぶん、新たなチャレンジにじっくりと取り組む時間を増やせそうです。新規でお取引が始まるギャラリーさんや料理屋さんもありますので、しっかりと仕事で応えていきたいと思います。2025年の展覧会予定は、こちらでご確認いただけます↓。

わたしにとって経営指針書は、その通りにやる!というものではなく、スケジュール管理と方向性の確認指針となるもの。テーマや、ビジョン、ミッションなど、揺るがないものがある一方で、細かい変更・修正をその都度繰り返しながら一年を進んでいきます。毎年、年末には年初の指針書に赤(変更後の内容)がたくさん入っていて、この変化もまた面白いもの。

今年も目標を大きく掲げて、頑張ります^^

2025年の藤吉憲典の展覧会情報など―陶芸家・磁器彫刻家・書画家-。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2025年の藤吉憲典の展覧会情報など―陶芸家・磁器彫刻家・書画家-。

藤吉憲典の個展・企画展情報、本年もいくつもの機会を頂いております。お声掛けくださるギャラリーオーナーの皆さま、会場に足を運んでくださるお客さまに心より感謝申し上げます。まだ日程や詳細の確定していないものもございますが、現時点での展覧会予定をご紹介。

  • 4月19日~5月6日暮らし用品 茶器展(大阪・阿倍野)
  • 5月11日~5月16日桃居 藤吉憲典陶展(東京・西麻布)
  • 10月25日~11月4日暮らし用品 藤吉憲典個展(大阪・阿倍野)
  • 12月SLADMORE GALLERY クリスマス・ショウ(英国・ロンドン)

今年は暮らし用品さんでの企画展と個展があり、大阪でご覧いただける機会が2回あります。春の茶器展は複数の作家さんとご一緒するもの。藤吉憲典は中国茶や煎茶にお使いいただける小さめの急須・杯・菓子皿などをお届けする予定です。秋の個展では、前回2023年の個展の際にお客さまからご希望のありました「料理屋さん向けの器」もご用意いたします。気がつけば大阪万博の年でもあり、たくさんの方々に手に取っていただけると嬉しいな、と思っています。

隔年で開催していただいている桃居さんでの個展は、毎回新しいチャレンジの場となっています。オーナーの広瀬さんは、初個展のときからずっと変わらずに、藤吉憲典のチャレンジを見守り楽しんでくださっています。このような機会を頂けるのは作家としてほんとうにありがたいことです。今回も新鮮な驚きのある個展にしたいと考えています。

ロンドンSLADMORE GALLERYでのクリスマス・ショウは、ありがたいことに毎回熱心なコレクターの方にお買い上げいただいております。作品数が限られているため、ここ数年は早々に売約済となることが多くなっていました。ギャラリーの担当者とも話し合い、今年はゆっくりと選んでいただけるように、少し余裕をもってご用意する予定です。

当初2025年に予定していた北京・喜水ギャラリーさんでの個展は、日程調整の結果、年明けて2026年1月に開催することになりました。中国では春節前の時期となり、お祝いにふさわしい中国茶器や酒器などをたくさんご用意する予定です。一年先の話になりますが、どうぞお楽しみになさってくださいね。

また詳細が追加されましたら、その都度ご紹介して参ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします!

我慢強く付き合ってくださる額縁屋さんに感謝―額装の検討は時間がかかるけれど、楽しい。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

我慢強く付き合ってくださる額縁屋さんに感謝―額装の検討は時間がかかるけれど、楽しい。

藤吉憲典のシルクスクリーン作品第一弾が完成したので、さっそくディスプレイサンプル用に額装することに。「作らない人」であるわたしにとって、額装で作品を飾る仕事は、貴重かつ愉しみな美術的創造力発動の機会です。

いつもの博多中洲川端・大崎周水堂さんへ。額装にしても軸装にしても、毎回ふつうとは違うオーダーを繰り出す私に対して、スタッフの方々も慣れてきてくださったようで、我慢強く付き合ってくださいます。今回も10時のオープン早々におじゃまし、二つの額装をようやく決定したときには、もうすっかりお昼をまわっていました。

フレームの決定、余白の取り方の決定、作品の背景となるマットの決定と、予算内でいかに格好良く仕上げるか。わたしの「あんなのありますか?こんなのありますか?」に対して、大量の在庫のなかから、提案をしてくださいました。上の写真は、背景の候補に合わせてみているところ。

おかげさまで、満足のいく選択ができたはず。はず…というのも、頭のなかで組み合わせの完成図を完璧にイメージするのは、わたしにとってはなかなか難しく、ある程度「これでいけるはず」と思ったらGOするしかないのです。あとは出来上がりを待つばかり。年内にふたつとも仕上がる予定なので、とっても楽しみです。

楽しみにしていた「藤吉憲典のシルクスクリーン作品 第一弾」が完成しました。

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楽しみにしていた「藤吉憲典のシルクスクリーン作品 第一弾」が完成しました。

藤吉憲典の書画、次なる展開は「エディション作品」です。「エディション作品」というのは、わたしもこの仕事を通して初めて知った呼び方でしたが、リトグラフやシルクスクリーンなど、版を刷って複数完成できる版画作品をこのように呼ぶのですね。英語だと「editioned prints」、あるいは原則的には数を限定して制作することから「limited edition prints」と呼ばれるそうです。

このプロジェクトに具体的にとりかかったのは今年10月のことでしたが、平面作品だからこそできる展開として「手に取れるアート」構想を温めはじめてからは、1年以上が経っています。最終的に「GO!」となったのは、ミラノのギャラリーさんからの「気軽に楽しめる普及版があるともっといいのだけれど」という一言でした。

まずはシルクスクリーンにチャレンジしようと決定し、パートナーさん探しをはじめ、打合せ・発注から納品までは約2カ月。やると決めてからは早かったと思います。なにより信頼できるパートナーさんに出会えたのが大きいです。出来上がりはほぼ期待通り。チャレンジ精神と遊び心を共有できそうなので、これからどのような面白い展開を考えることができるか、期待が高まります。

先月参加した「デザイン開発ワークショップ」でのキーワードでいえば、藤吉憲典の書画作品の中での「エントリーモデル」としてのシルクスクリーン作品。エントリーモデルからハイエンドモデル(肉筆画)までのステップとして何を提供するか、いかにナビゲーションしていくかが、これからのわたしの仕事になります。

2025年度は、エントリーモデルだからこそできることを追求します。まずは、よりたくさんの場所で、よりたくさんの人にご覧いただける機会を作ること。「こんな展示場所・機会があるよ!」のご提案がありましたら、ぜひお寄せ下さいませ^^

SLADMORE GALLERY/ロンドンでのクリスマス・ショウは12月4日(水)スタート。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

SLADMORE GALLERY/ロンドンでのクリスマス・ショウは12月4日(水)スタート。

ロンドンSLADMORE GALLERYでのクリスマス・ショウまで、あとちょうど1週間となりました。すでに作品は先方に到着し、電子カタログでのご案内もそろそろ始まるころ。おかげさまで、ギャラリーには藤吉憲典作品への問い合わせも増えているということで、早くも作品追加が可能かとのオファーがありました。嬉しい限りです。

会期は12月20日まで。クリスマス・ホリデーに入るまでに、クリスマス・ショウを楽しむ、というわけです。ロンドンの街はもうクリスマスデコレーションがはじまっているでしょうね。期間中ロンドンにおいでの皆さま、よかったらぜひお出かけ下さい。ギャラリーにお出かけの際は、事前に電話かメールでオープン時間の確認をして、訪問日時を伝えておくことをお勧めいたします。

藤吉憲典の公式インスタグラムでも、作品の写真を公開しています。

藤吉憲典公式 Instagram:ceramicartist_kensukefujiyoshi


Unique sculpture by Edouard Martinet and Kensuke Fujiyoshi

4 December 2024 – 20 December 2024

Our Christmas season exhibition showcases Edouard Martinet’s new unique sculptures of insects, animals and birds, all remarkable and witty creations, and Japanese master ceramicist Kensuke Fujiyoshi with his new collection of exquisite porcelain animal boxes.

Catalogues will be available soon.

展覧会カタログは電子カタログで配布されます。展覧会に登場する作品の最新情報をいち早くゲットしたい方は、SLADMOREの公式サイトから、ニュースレター(メールマガジン)をお申込みいただくのが、一番早いと思います。ご興味がありましたら、ぜひSLADMORE GALLERYにお問い合わせくださいね。

南青山・百福さんのオンラインショップで、藤吉憲典の器を掲載中です。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

南青山・百福さんのオンラインショップで、藤吉憲典の器を掲載中です。

南青山・百福さんでの藤吉憲典展は、11月15日(金)無事最終日を迎えました。

初日・二日目と在廊したダンナ・藤吉憲典。今回もたくさんのお客さまにお会いできたと、喜んでおりました。個展期間中ご来場・お買い上げくださいました皆さま、ほんとうにありがとうございました。

そして、個展終了後の現在、百福さんのオンラインショップでは、藤吉憲典の作品を一部ご紹介中です。11月末までの掲載予定です。

百福オンラインショップ

個展に足を運べなかった、という皆さま、ぜひこの機会にご覧くださいませ。

南青山・百福さんでの藤吉憲典展、スタートしました!

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南青山・百福さんでの藤吉憲典展、スタートしました!

11月9日初日を迎えました、百福さんでの藤吉憲典展。初日、二日目と作家在廊で、ダンナ・藤吉憲典は百福さんにおじゃましておりました。たくさんのお客さまにお会いすることが出来たようで、たいへん喜んでおりました。ご来場・お買い上げくださいました皆さま、誠にありがとうございました。

百福さんのオーナー・田辺さんは、写真や動画を撮るのがとても上手でいらっしゃいます。Instagramで個展会場の様子を拝見しながら「おおー!」と思わず声が出ました。

百福さんの公式インスタグラム

2日目時点で、蕎麦猪口は早くも残り少なくなっていたようですが、酒器や大鉢、お正月に最適の赤絵の器など、まだご覧いただくことが出来そうです。

会期は11月15日(金)まで。ぜひご高覧下さい!


百福 momofuku

藤吉憲典展(磁)

2024年11月9日(土)-11月15日(金)※会期中無休

12:00-18:00(最終日は17:00まで)

東京都港区南青山2-11-6-1F

TEL03-6447-0952

https://www.momofuku.jp

南青山百福 藤吉憲典展
南青山百福 藤吉憲典展

ロンドンSLADMOREのクリスマス・ショウに向かう顔ぶれが揃いました♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドンSLADMOREのクリスマス・ショウに向かう顔ぶれが揃いました♪

Unique sculpture by Edouard Martinet and Kensuke Fujiyoshi

12月のロンドンSLADMOREでのクリスマス・ショウ。今回はフランスのエドワード・マルチネ氏との二人展です。

12月4日スタートのクリスマス・ショウですが、ギャラリーでの写真撮影と展覧会カタログ(電子カタログ)作成のために、1カ月以上早くロンドンに届ける必要があります。ギャラリーでの写真撮影に間に合うように、作品が揃いました。嬉しいので、そのほんの一部だけご紹介。わたしのスマホ撮影の写真ですので、実物の魅力を十分にお伝え出来ませんが、今回もいろいろと楽しいものが出来上がっています。

animal boxes KENSUKE FUJIYOSHI

animal boxes KENSUKE FUJIYOSHI

このあとは、まずこちらでもプロのカメラマンさん(いつものabc pictures 赤司憲壕さん)に写真撮影をお願いして、梱包・発送作業に入ります。発送が完了してしまうまでは、緊張が続きます。そして発送が完了したら、今度は無事に先方に届きますように!祈るばかり。なんどやってもドキドキです。


Unique sculpture by Edouard Martinet and Kensuke Fujiyoshi

4 December 2024 – 20 December 2024

Our Christmas season exhibition showcases Edouard Martinet’s new unique sculptures of insects, animals and birds, all remarkable and witty creations, and Japanese master ceramicist Kensuke Fujiyoshi with his new collection of exquisite porcelain animal boxes.

Catalogues will be available soon.

展覧会カタログは電子カタログで配布されます。展覧会に登場する作品の最新情報をいち早くゲットしたい方は、SLADMOREの公式サイトから、ニュースレター(メールマガジン)を申し込むのが、一番早いです。興味のある方は、ぜひSLADMOREのサイトにアクセスしてみてくださいね。

DM到着―11月は東京南青山の百福 momofukuさんで「藤吉憲典 展」です。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

DM到着―11月は東京南青山の百福 momofukuさんで「藤吉憲典 展」です。

11月は東京南青山の百福さんで個展です。ダンナ・藤吉憲典は、ただいま制作ラストスパート中。


百福 momofuku

藤吉憲典展(磁)

2024年11月9日(土)-11月15日(金)※会期中無休

12:00-18:00(最終日は17:00まで)

東京都港区南青山2-11-6-1F

TEL03-6447-0952

https://www.momofuku.jp

南青山百福 藤吉憲典展

南青山百福 藤吉憲典展

百福さんでの個展では、ご飯茶碗などふだん使いの器を中心にご覧いただける予定です。どうぞお楽しみに!

幼稚園・保育園など教育施設への「アート作品の貸し出し事業」をスタート準備中です。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

幼稚園・保育園など教育施設への「アート作品の貸し出し事業」をスタート準備中です。

きっかけは、ご近所の保育園からのお問い合せ。保育園の秋祭りイベントで、地元の作家の作品を展示して子どもたちに本物を見せたい、ついては藤吉憲典の作品を出展してもらえないかというご相談でした。「子どもたちが本物に触れる機会を提供する」ということには大賛成でしたが、2カ月前のご相談ではいろいろと難しく。提供する作品の準備やら、他の作家さんの作品との兼ね合いやら、展示方法についてやら、作品・鑑賞者双方への安全確保についてやら、きちんと準備しないと難しいということをご説明しました。できれば一年以上前にご相談いただけると嬉しいです。

ご相談にいらしてくださった園長さんによると、その園では芸術を特別なものとせず、あたりまえにそういうものが身近にある環境を目指したいということで、その考えにはわたしたちも共感しました。それならばなおのこと、イベントで様々な催しがあるなかで、半日から一日単発的にアート作品をただ展示しても、あまり意味が無いのではないかと率直に申し上げました。そして「長期的な視点で美術教育環境を提供できるような機会や方法があれば、ご協力したいと思います」ということをお伝えしたのでした。

お話をしている間は具体的には思いつかなかったのですが、しばらく頭の片隅にあったこの課題から、カタチにしようと思い立ったのが「アート作品の貸し出し事業」です。保育園や幼稚園などの施設の一角に、常に本物のアートがある空間を作ることで、長期的な情操教育的効果を期待できるだろう、というところ。そのときは意識していなくても、成長して大きくなった後に「そういえば通っていた幼稚園には、いつも絵画が(あるいは彫刻作品が)あった」というように思い出す機会があれば、大成功です。アートエデュケーターふじゆりとしては、幼児向けに、より積極的なアート体験プログラムを組むことも可能ですが、「芸術を特別なものとせず、あたりまえにそういうものが身近にある環境を目指したい」ということならば、むしろこちらかな、と。

そのような環境を作ろうとしたときに、もちろん一番良いのは、その施設がアート作品を購入して飾ることですし、そうしている教育施設は少なくないと思います。ただ、最初はハードルが高いかもしれないな、とも理解できなくはないので、将来的には購入することを目指して、まずはレンタルからスタートするのもアリかな、と思いました。それが、子どもたちにとっても、施設に携わる方々にとっても、最初のきっかけになれば、というところです。

というわけで、現在、貸し出しのための規約等を制作中。2024年内にはサービスをスタートできると思います。今のところ、対象は子ども向けの教育関連施設と考えています。オフィスなどへのアートレンタルサービスを事業展開しているところもあるのは知っていますが、オフィス=大人は、借りるのではなく買って欲しい(笑)。興味のある方は、ぜひ一度ご相談くださいませ^^