EXHIBITION ‘Animals at Home / Cats, Dogs and other Best Friends’ in London に参加します。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

EXHIBITION ‘Animals at Home / Cats, Dogs and other Best Friends’ in London に参加します。

今年は海外での展覧会はあきらめていたところでしたが、11月から12月にかけてロンドンでの企画展に参加することになりました。もちろん渡航はできませんので、作品のみの参加になります。

会場はJermyn StreetにあるSladmore Gallery。藤吉憲典の所属するSladomore Contemporaryが現代もの(コンテンポラリー)のギャラリーであるのに対し、Sladmore Galleryは19世紀から20世紀のヨーロッパ彫刻を専門とするギャラリーです。オーナーのEdwardとは、藤吉の個展の都度、オープニングでお会いしていました。

今回の企画展は、Antique to Contemporary(古典から現代まで)=ヨーロッパ彫刻のアンティークとコンテンポラリーとを一緒に楽しんでいただける、贅沢な展覧会です。Sladmore Galleryのコレクションは、古典彫刻とはいっても重厚というよりは、しなやかな力強さ・美しさを感じるものばかり。あのなかに並ぶのだと思うと、誇らしく嬉しい気持ちでいっぱいになります。

テーマの ‘Animals at Home / Cats, Dogs and other Best Friends’ を聞いたとき、Stay at Homeの期間を経て、あらためて身近にある大切な存在に感謝する気持ちがこみ上げてくるのを感じました。アートが日常にもたらす喜びもまた、世界中であらためて見直されているのだと思います。

藤吉にとっては、アーティストとして参加できることが誇らしい展覧会です。ありがたい機会に声をかけてくださったGerry(Sladmore Contemporary)とEdward(Sladmore Gallery)に心から感謝しています。オープニング等詳細は、会期が近くなりましたら、またあらためてご紹介いたしますね。

読書『THE CURATOR’S HANDBOOK』(フィルムアート社)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『THE CURATOR’S HANDBOOK』(フィルムアート社)エイドリアン・ジョージ著 河野晴子訳

いつかは!と思って読んでいた本が本格的に活躍しそうで、ワクワクしています。『THE CURATOR’S HANDBOOK』を読んだのは、約4年前。当時は、わたしにとって仕事上なじみの深い美術館・博物館・ギャラリーなどの「文化・文化施設が果たす社会的な役割」について考察する手引きとなる本として、読んでいたのでした。

本書の日本語でのサブタイトルが「美術館、ギャラリー、インディペンデント・スペースでの展覧会の作り方」。サブタイトル通り、第1章から第12章まで “How to” の宝庫です。


目次

第1章 始動する:キュレーションの第一歩
第2章 アイデアを実現させる
第3章 プロポーザル、企画の売り込み、プランニング
第4章 予算と資金調達
第5章 契約、交渉、義務、評価
第6章 展覧会の出版物と物品販売
第7章 展覧会をつくる
第8章 オープン前の数週間
第9章 展示作業
第10章 オープン数日前と当日
第11章 プレスオープンと内覧会
第12章 展覧会会期中、そして会期後

『THE CURATOR’S HANDBOOK』(フィルムアート社)より


「展覧会」。花祭窯の場合、それは「陶芸作家・藤吉憲典の個展」です。主催してくださるコマーシャルギャラリーさんがすべてお膳立てしてくださるので、作品と作品リストをお届けすることに注力し、それ以外は全面的にギャラリーさんにお任せするのが常です。

なので、学芸員資格を持っているとはいえ、自分自身が中心となって「展覧会をつくる」ことは、「いつかできたら楽しいだろうな」と思うぐらいで、具体的にイメージしたことがありませんでした。が、ここにきて「展覧会をつくる」計画が浮上。まさに本書が活かされる状況になりそうです。

ギャラリーオーナーの方々には毎回お世話になりっぱなしです。オーナーさんがどれほどのエネルギーを注いで個展を開いてくださっているのか、身をもって理解することのできる機会になりそうです。とはいえ、まだ計画どころか「アイデア」の段階。開催できるのが来年になるのか再来年になるのか、詳細はこれからです。本書を読みなおし、準備するべきことの多さを考えると、ある程度時間がかかる(時間をかける必要もある)こともわかってきました。

一日も早く皆さんに告知ができるよう、頑張ります!

The beauty of Japanese porcelain ; The works by Kensuke Fujiyoshi (004)

Good morning! This is Yuri. I am a wife/manager of Ceramic Artist Kensuke Fujiyoshi. Kensuke is an artist of fine porcelain.

A JIKIRO Jar for sweets with Lily design, overglaze enamels

We started showing the beauty of Japanese fine porcelain through the artworks of ceramic artist Kensuke Fujiyoshi. All of his works are based on the traditional techniques of Hizen jikiHizen jiki which is known as Old Imari is one of the traditional Japanese crafts kogei which has been handed down over 400 years, since Edo period (1615-1868).


A JIKIRO Jar for sweets with Lily design, overglaze enamels (2019)
Kensuke Fujiyoshi
H. 7 × Φ. 9(cm)

錦百合文食籠 藤吉憲典
錦百合文食籠 藤吉憲典

We usually put some sweets in a JIKIRO jar for tea time, especially for a tea ceremony. JIKIRO means a jar for foods. Kensuke drew the unique lily design for contemporary use.

We can use facebook messenger. Please feel free to ask me in English if you have any question about the work.

お客さまへの、特注対応。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お客さまへの、特注対応。

藤吉憲典の作品について、個人のお客さまから「希望をお伝えしたら、作ってもらえるのですか?」というご質問をいただくことが、たまにあります。お返事としては、お断りすることがほとんどです。基本的には、アート作品もうつわも、個別のご要望にはお答えしておりません。

ではご要望にお応えできる場合とは、どんな場合かというと…

長く、または打ち解けたお付き合いがあり、お客さまがどのようなものをお求めか、作り手がイメージできること。そしてお客さまが、藤吉に全面的に任せてご相談してくださっていると共通理解があること。さらにそのご相談のものを、作り手本人も純粋に「作りたい」と思うこと。これらが揃った場合になります。

藤吉憲典 蓮にカワセミ陶箱
こちらが「蓮」(藤吉憲典 蓮にカワセミ陶箱)

上の写真の「蓮にカワセミ陶箱」は、これらが揃って、お客さまへの特注対応でおつくりした陶箱。蓮が「睡蓮」だったオリジナルから、お客さまのご感想をいただいて「蓮」バージョンでつくったものです。下の写真が、最初に作っていた「睡蓮」版。

蓮にカワセミ陶箱 藤吉憲典
こちらが「睡蓮」(藤吉憲典 蓮にカワセミ陶箱)

より具体的には、これまでどのような藤吉作品をお買い上げいただいているかがわかっていると、お求めのもののイメージが一致しやすいです。また、藤吉のものを扱ってくださっているギャラリーさんを通してのご相談ですと、ご相談内容をお受けするにしてもお断りするにしても、スムーズなやりとりができると思います。

ギャラリーさんへのお問い合わせは、こちらの一覧からご参照くださいね。

肥前磁器の美:藤吉憲典の器「染錦柿右衛門調小壺」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

肥前磁器の美:藤吉憲典の器「染錦柿右衛門調小壺」

磁器作家・藤吉憲典がつくる肥前磁器の美しさを伝えるシリーズ。「美しさ」には「用途の美」を含みます。使い勝手の良さも含めて「美しい」と言えるもの。そこにこそ、江戸時代から400年続く肥前磁器の価値があると思っています。

「肥前磁器(ひぜんじき)」という呼び方は、まだまだ一般的ではありません。「有田焼」とか「古伊万里」といった方が、わかりやすくイメージできると思います。肥前磁器とは、有田焼、伊万里、鍋島などと呼ばれる、北部九州地方(肥前地域)で作られてきた磁器の総称です。地域的には現在の佐賀県・長崎県あたり。

「柿右衛門」というのは、酒井田柿右衛門の子孫が代々受け継ぐ名前であり、その特徴的な作風(絵付の様式)を表します。「柿右衛門調」とか「柿右衛門様式」と呼ばれています。十四代柿右衛門氏が色絵磁器の重要無形文化財保持者(人間国宝)となっているので、柿右衛門調というと赤絵・色絵をイメージする方も多いと思いますが、実際には柿右衛門様式と呼ばれているものには幅があり、下絵の青色が入る染付や染錦もあります。

藤吉憲典のつくる柿右衛門調は、目の届きにくいところまで丁寧に絵付をする、江戸時代の輸出品・献上品としての有田磁器の良さを受け継ぐことを旨としています。

染錦柿右衛門調小壺 藤吉憲典
染錦柿右衛門調小壺 藤吉憲典
藤吉憲典 染錦柿右衛門調小壺
藤吉憲典 染錦柿右衛門調小壺

丁寧で細やかな絵付が特徴ですが、その美しさを引き立てるのは、余白です。磁器作家の絵付に求められるのは、絵の上手さだけではなく、造形美に適うバランスの良いデザインだと、感じさせられる一品です。

藤吉憲典公式サイトをリニューアルしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典公式サイトをリニューアルしました。

藤吉憲典公式サイト https://fujiyoshikensuke.com/

前回に引き続きウェブ制作を担当してくださったのは、福岡を拠点にご活躍のウェブデザイナー・ハラプロ原田大輔さん。そして今回も、いつも作品を撮ってくださるabc pictures 赤司憲壕さんの写真に、大いにお世話になっております。おかげさまで、格好良いサイトが出来上がりました。

リニューアルのキーワードは「シンプル」でした。見る人にとってシンプルか、運営する側にとってシンプルか。新しいサイトのポイントは、主に次の3つです。


一.これまで二つに分かれていた英語版と日本語版を一体化しました。

これまでは「英語版=海外向け=アートメイン」、「日本語版=国内向け=器メイン」という見せ方になっておりましたが、「藤吉憲典の仕事としてどちらも見ることができるのが面白い」というご意見をいただくことが増えてきました。また「アート」「器」という線引きが難しいものも多く、それなら無理に分ける必要はないのでは!?という結論にたどり着いたのでした。藤吉憲典の仕事を丸ごとご覧いただけるようになりました。

二.お問い合わせ方法のご案内を増やしました。

コンタクトフォーム、電話、各種SNSの機能など、コンタクト方法がさまざまにある昨今。お客さまができるだけ使いやすい方法でご連絡できるように、と思いました。お問い合わせへのナビゲーションを増やしたり、大きめに表示したり、ご利用可能な方法をわかりやすく表示することを心がけました。ここはデザイン上の美しさとのせめぎあいもあり、希望だけお伝えして、あとはデザイナーさんに一任。

三.プラットフォームとしての公式サイト。

最新の情報は、フェイスブック、インスタグラム、ピンタレストでその都度発信してまいります(2020年9月現在)。リアルタイムで流れる情報発信を得意とするSNSに対し、公式サイトでは、基本的な情報をしっかり載せることを意識しました。結果として、コンテンツが好い具合に絞られたと思います。その一方で文字が多くなった部分もありますが、興味のある方がゆっくり読んで下さったら嬉しいな、と思っています。


日本語・英語の文章チェックは何度見直しても細かいところが気になり、思いのほか時間がかかりました。ここは自分の責任。特に英語は、どうしても自分の稚拙なレベルが反映されてしまうので、英会話スクール・ブループラネットのトラヴィスさんにチェック&アドバイスをお願いし、助けていただきました。

ウェブ制作の原田さん、写真の赤司さん、英語のトラヴィスさん、皆さんその道のプロであるのはもちろん、藤吉憲典の仕事をよく見ていてくださり、その世界観を大切にしてくださるのがありがたいです。わたしの言葉足らずの説明でも、毎回スムーズに仕事が運ぶのは、ひとえに皆さんのおかげです。今回もたいへんお世話になりました。ありがとうございました!

お取引先様との、いい話。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お取引先様との、いい話。

お昼ご飯を食べながら、ダンナとしゃべっていたときのこと。今の納品が一段落したら、有田(佐賀)に行かなきゃね、という話になりました。

花祭窯で「お取引先様」というとき、作ったものを販売をして下さるギャラリーさんがおられる一方で、作るための材料を用意してくださる業者さんがいらっしゃいます。やきものの原材料となる陶土(陶石)、釉薬、絵具や、筆などの備品など。これらの仕入れには、独立当初から佐賀有田エリアの専門業者さんにお世話になっています。

「そういえば、けっこう皆、うちの情報見てくれてるんだよ」と、いつもお世話になっている、赤絵の絵具屋さんの話に。曰く、画面越しの写真で見ていても、その色合いで自分のところで作った絵具だとわかるようで、自分のつくった絵具で絵付されたものがロンドンや上海に行き、海外でもいろんな人に見てもらえていると思うと、とても嬉しくなる、とおっしゃっていたとのこと。

どうやら、お世話になっているいろいろな業者さんが、そのような気持ちで見ていてくださっているようです。そんないい話は、すぐに教えてよ!とダンナに言いつつ、とても温かい気持ちになりました。ホームページもSNSも、お客さま向けの情報発信に偏りがちですが、うちの仕事を取り巻くいろいろな立場の方々が見てくださっていることを、あらためて思いました。

そういえば、このところ仕入はダンナに任せきりで、有田に出向いていなかったワタクシ。自分も一緒に足を運ばなきゃな、とも反省した昼休みでした。

次なるお題は「葉巻」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

次なるお題は「葉巻」。

長年のお付き合いのあるお客さまから、新しいテーマをいただきました。磁器作家・藤吉憲典の作品と人となりを理解して下さり、そのうえで面白いテーマを投げかけてくださるので、毎回取り組み甲斐があります^^

さて、葉巻。新しいテーマが上がってきたら、いつも最初は本屋さんや図書館で資料集めです。が、今回は足を運んでもネットで探しても、使えそうな資料をほとんど見つけることができませんでした。

助け舟を出してくれたのは、親しいお友だち。「葉巻だったら、〇〇さんが資料たくさん持っているはず!」ということで、共通の友人の名前があがり、そういえばそうだった!とさっそく相談。こういうとき、頼りになるマニアックなお友だちがさまざまな分野にいるのは、心強い限りです。

その友人、ありがたいことに、隣県から車を飛ばして、たくさんの資料を持ってきてくださいました。ほぼすべて洋書で、資料だけ見てもわからないことも多いからと、素人のわたし達にわかるよう、詳しく解説してくださいました。約3時間、みっちりと知識のレクチャーを受けました。

どうやら、葉巻もまた奥深い文化を持つもののようです。たしかに藤吉の磁器作品で、葉巻を取り巻くアクセサリー類をつくったら、素敵なものができるだろうなぁ、とイメージが湧いてきました。

知識のレクチャーのあとは、体験型のお勉強。北九州市に西日本随一のシガーバーがあると聞いて、近々ダンナはお勉強に出かけることになりました。それにしても、地方でありながら比較的近場に、このような文化の場がある幸運。福岡はいろいろな面で恵まれた場所だなぁ、と思います。

まだ資料集めの段階ですが、成果物ができあがるのがとても楽しみです。実際にモノを見ることができるのは、年内ギリギリになりそう。毎回面白いテーマをくださるお客さま、いろいろな分野で力になってくれるお友だちに、心より感謝です。

念願の蕎麦猪口棚!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

念願の蕎麦猪口棚!

ついに手に入れました。100客以上の蕎麦猪口を一覧できる蕎麦猪口棚。蕎麦猪口コレクションを販売するようになってから20年来、ずっと憧れていた景色です。

この専用棚をフルオーダーでつくってくださったのは、お友だちの大川家具ドットコムさん。福岡・大川は家具の産地。大川家具ドットコムさんでは、腕の良い信頼できる家具職人さんとタッグを組んで、業種に合わせたフルオーダーものもいろいろと手掛けておられます。

大川家具ドットコムさんに蕎麦猪口棚を作っていただきました。

陳列棚としての美しさはもちろん、種類別の在庫が一目瞭然となる機能性。空いているマスは埋めたくなるのが人情ですから(笑)、このところ慢性的に在庫不足状態の蕎麦猪口も、徐々に充足していくはず…というわけで、在庫管理にもばっちりです。棚の裏側は、バックヤードスペースになります。

大川家具ドットコムさんに蕎麦猪口棚を作っていただきました。

それにしても、さすがプロですね。制作前に現場を実際に見なくても、ここまできちんと汲み取っていただけるものなのだなぁ、と感嘆しました。オーダーの際は、設置場所と周りの写真を送り、こちらの要望を図と言葉とサイズで説明して、という簡単なやりとりでしたが、ばっちりでした。

大川家具ドットコムさんに蕎麦猪口棚を作っていただきました。

設置には、棚を制作した職人さんが一緒に来てくださり、制作にあたり、特に重視してくださったポイントなどを、直接伺うことができました。こちらが指定した設置エリアの高さ・広さとマスの数に対して、使う板の厚さをどう考えるか。家具が主張するのではなく、展示した器が主役として美しく見えるよう、仕切り板の厚さをミリ単位で調整すること。そのうえで、十分な強度を持たせること、そのバランスなどなど…。とにかく丁寧なお仕事ぶりで嬉しくなりました。

大川家具ドットコムさんに、花祭窯の蕎麦猪口棚を作っていただきました。

元からそこにあったかのように馴染んでいながら、空間のインパクトが格段にアップしました。お願いして、ほんとうによかったです。

今回お世話になった大川家具ドットコムさんのサイト。

実はもう一つ、フルオーダーで作っていただきたいものがあります。近々実現できるといいな、と思いつつ。

The beauty of Japanese porcelain ; The works by Kensuke Fujiyoshi (003)

Good morning! This is Yuri. I am a wife/manager of Ceramic Artist Kensuke Fujiyoshi. Kensuke is an artist of fine porcelain.

A set of stacked boxes,
ICHIMATSU checked design,
under glaze blue

We started showing the beauty of Japanese fine porcelain through the artworks of ceramic artist Kensuke Fujiyoshi. All of his works are based on the traditional techniques of Hizen jikiHizen jiki which is known as Old Imari is one of the traditional Japanese crafts kogei which has been handed down over 400 years, since Edo period (1615-1868).


A set of stacked boxes, ICHIMATSU checked design, under glaze blue (2019)
Kensuke Fujiyoshi
H. 7.5 (3.5 each), W. 7, D. 7 (cm)

染付市松文二段重箱 藤吉憲典
染付市松文二段重箱 藤吉憲典
染付市松文二段重箱 藤吉憲典

We think that the real value of the Japanese crafts include their beauty and their usefulness. What would you like to put in the Box? I’d like to put some Japanese seasonal sweets in it.

We can use facebook messenger. Please feel free to ask me in English if you have any question about the work.