こどもの日。→こどもの月。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

こどもの日。→こどもの月。

5月5日は子どもの日。花祭窯の玄関先には、恒例となった「鯛の豆皿で見立てた鯉のぼり」を飾っています。

鯛の豆皿 藤吉憲典

津屋崎に工房を移してすぐのころでした。藤吉憲典の定番ロングセラーのひとつである鯛の豆皿を「子どもの日に孫にお祝いで贈りたい」とお買い求めになったご婦人から、ヒントを頂戴した「鯛のぼり」。

今年は緊急事態宣言下であることから、5月10日(日)の母の日を、拡大して「5月は母の月」にして祝おう!という流れがあります。毎年母の日前後は、贈りもの需要で宅急便などの物流は大忙し。これを「母の日」→「母の月」にすることによって、少しでも荷物の集配を分散しましょう!ということのようです。

理由はどうあれ「お母さんに感謝する日」が1日から1か月間に広がるのは、とっても好いこと。ならば「こどもの日」だって「こどもの月」でよいのではないか!?と思ったのでした。じゃあ、6月の父の日は…ということで、6月は「父の月」でしょうか。

ともあれ、感謝したり祝ったりという気持ちは笑顔を呼びます。ならばこの際「○○の日」→「○○の月」とする動きを、個人的に加速していってみよう!と決定した、子どもの日の朝(笑)。

インスタで、作家紹介動画。

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インスタで作家紹介動画。

ロンドンのギャラリーSladmore Contemporary向けに、藤吉憲典の作陶の様子や工房の周辺を撮った動画を送ったところ、インスタグラム用にいい感じに編集して、紹介してくださいました。この動画がアップされてすぐに、藤吉憲典のインスタグラムのフォロワーの数が30件ほどいっぺんに増えて、動画で発信する力を、今さらながらに思いました。

コレクターの皆さんは、こういう情報発信を待っておられたのだなぁ、と。作品の写真だけでなく、つくる人の気配が感じられるものがあってこそ、より楽しんでいただけることを実感しました。

https://www.instagram.com/p/B_e68aDA1NZ/

フォロワーさんの数が増えると、やっぱり嬉しいです。今までインスタでは写真のアップばかりでしたが、これにならって自分でもインスタで動画アップにチャレンジしてまいります。

Sladmore ContemporaryのGerryに感謝!いい機会を作ってくれてありがとう♪

ピンタレストのボードが楽しくなってきた。

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ピンタレストのボードが楽しくなってきた。

少し前に「ピンタレスト、はじめました。」と書いておりましたが、コツコツと写真をアップしております。

藤吉憲典公式ピンタレスト
https://www.pinterest.jp/kensukefujiyoshi/

ピンタレストをはじめるにあたって、人気のある企業ページなどをいろいろと拝見しました。そのなかで、自社のピンタレストをひとつのサイトと見なして、「ボード」をサイトのメニューのように使っているところが何社もあり、なるほどそう使えば、ただの写真投稿以上のものになると、方向性が見えたように思いました。

実際にスタートして、ボードを増やしていくにあたり、タイトルのつけ方が肝だと気づきました。その結果、現在、藤吉憲典のピンタレストで見ることのできるカテゴリー(=ボード)は、次のようになっています。

あらためてこうしてみると、日本語と英語が混ざっていて、見にくいですね…改善点1つ発見。ともあれ、ボードの位置づけ方で、検索性が上がりそうです。このような視点でボードを増やして行ってみようと思います。ピンタレストで公式ウェブサイトのような情報提供を目指したいな、と。

お家でコラボ♪ FRANCE YAさん×藤吉憲典の器。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お家でコラボ♪ FRANCE YAさん×藤吉憲典の器。

お隣の宗像市で、その土地ならではのテロワールを生かした王道のフランス古典料理を追及しているFRANCE YAさん。このご時世で、コース料理のテイクアウトをスタートしています。シェフの舩越さんは、花祭窯がここ津屋崎に移転してきて以来の友人。家族ぐるみのお付き合いです。

FRANCE YAさんは、もちろんレストランが主体ではありますが、実は「お家で食べるフレンチ」も長年探求していらして、お得意の分野のひとつなのです。お持ち帰りやギフト用のグラタンやドリアは、料理専門誌「料理王国」でプロの高い評価を得ていますし、お正月に販売される博多阪急さんでのおせち料理は、リピーターのお客さまが多数。

そんなFRANCE YAさんのコース料理をお家で食べることができるのです。この機会に、FRANCE YAさんのフレンチを藤吉憲典の和食器でいただく!コラボレーションを、勝手に我が家でやってみました。盛り付けの器は、もちろんすべて藤吉憲典作です。

【前菜】きな粉豚のパテドカンパーニュ/染錦蓼(タデ)文楕円皿
【飲み物】東晨洋酒・田草川さんのラガーワイン(マスカットベリーA)/錦葡萄文ワイン盃
【スープ】和田さんの有機野菜カブ(ハクレイ)のポタージュスープ/染付若松文珈琲碗皿
【魚料理】的鯛と赤イサキのブレゼベルベーヌの香り/染付花蝶文七寸皿
【肉料理】豚肩ロースのワイン煮込みフレッシュタイム風味/染付間取芙蓉手七寸皿

たいへん美味しゅうございました♪

動画作っています。

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動画作っています。

定期的にやってくる「自分で動画撮ろう!」の波(笑)。前回の動画制作からは、約3年が経っていました。きっかけは、外出禁止でしばらくお休み中のロンドンのギャラリーからのメッセージ。「楽しみにしている方々」の顔が思い浮かぶと、モチベーションがあがります。

磁器作家・藤吉憲典の作陶中の様子はもちろん、工房の風景や、周りの海など自然環境などの映像もあると嬉しいということで、ちょこちょこと撮ってみています。上手に撮ることよりも、こまめに伝えることの方が大切よね、と自分に都合よく発想転換し、気軽に撮っています。加工要らずの超ショートムービーを、撮ったままアップしています。

ユーチューブにもアップしております。一人でも多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです♪

呑んべえの器。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

呑んべえの器。

ダンナ・磁器作家藤吉憲典は、このところ食器づくりに勤しんでいます。アート作品と、用途美の器。この両翼があることが、創造・制作に好い刺激になっていることを、傍で見ていて感じます。アートが器から学ぶこともあれば、器がアートから学ぶこともあるのだなぁ、と。

久しぶりに食器ばかり作っているわけですが、その出来上がりを見ていると、ちゃんと「食べる」「飲む」「手に取って使う」への心配りが、なされていて安心します。そんなのは当たり前!の筈とはいえ、作家ものでもそのイメージが出来ていないと感じられる器は少なくありません。

器を見ると、そのつくり手が、ふだんから家で自分の器や、他の作家さんの器を使っているかどうかがわかります。それは、そもそもつくり手自身が「いい器で、食べたり、飲んだりする時間を楽しみたい!」と思っているかどうか、にも通じるように思います。

そういう意味では、一番わかりやすいのは、酒器かもしれません。本人が酒を愛する呑んべえかどうかで、出来上がりがかなり違ってくるのを感じます。実際に我が家にあるぐい呑みコレクションを眺めてみると、作家さんは、皆さん呑んべえ(笑)

そして、たいていの呑んべえは「食べる」ことも好きで、男女問わず自らお料理をする方も少なくありません。すると、やっぱり食器の作り方も違ってくるのです。意図せずとも、「家呑み」の効用がつくりに反映されるのですね。

そんなわけで、わたしは呑んべえのつくる器をお勧めします^^

小皿の新作。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

小皿の新作。

先週末に「新作が生まれるワクワク感。」なるタイトルでブログを書いておりました。今朝、赤絵窯が上がって、出てきた新作が上の写真の面々。

六角の亀甲型に三つ足の高台。ものすごく丁寧な作りです。カタチが出来上がった時点で「いいねぇ、どんな絵がつくのか、出来上がりが楽しみだねぇ」と言っていた六角小皿。ようやく完成形で目の前に現れました。

サンプルの段階なので、同じ形にいろいろな絵が載っています。実際にこうして出来上がりを見てみてから、定番化するものと、そうでないものとが出てきます。

つくり手のイメージ通り、イメージ以上にあがってくるものがある一方で、そうでないものも出てくるのが、新作制作の常。20年以上のキャリアを積んだ昨今は、イメージから大きく外れることは少なくなってきているようですが、それでも「窯を開けてみないとわからない」のです。

ともあれ、新作の誕生はワクワクがいっぱい。染付の山水文もいいし、赤絵万暦もいいなぁ、と、感想を述べるばかりのわたしは呑気なものです(笑)

新作が生まれるワクワク感。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

新作が生まれるワクワク感。

年明けからこちら、ご注文品の制作が続いている藤吉憲典。ご注文いただいた定番の器を確実に仕上げていく一方、窯を焚くタイミングで、隙間に一つ二つと新作の生地を入れるのも、楽しみです。

写真は先日素焼き窯からあがった豆皿いろいろ。素焼焼成→絵付(染付)→本窯焼成→赤絵付→赤絵窯という順番で、ひとつの新作が出来上がるにも、赤絵まで含めると少なくとも三回窯が入ります。

藤吉憲典は、新作をつくるときに完成形のデザインを紙に書き起こすことがほとんどありません。素焼き窯から上がってきた生地を見て、どんな文様が載るかが決まります。染付の絵付を入れるタイミングで、完成デザインをイメージしていても、本窯焼成から上がったものを見た段階で、赤絵の入れ方が変わることもあり。

つまり、最後の赤絵窯から上がってくるまで、最終形がどのようなものになるのかはわかりません。だからこそ、工程の所々で進み具合を見ながら完成形をイメージするのは面白く、ワクワクは大きくなっていきます。

もうすぐ、豆皿の新作がいくつか上がります。新作誕生のワクワクを、一番最初に味わえる役得と贅沢です。

ご飯を食べに行く。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ご飯を食べに行く。

我が家は外食頻度が低いです。出張でもなければ、朝昼晩と一日三食、職場兼自宅で食べるのがあたりまえ。ここ津屋崎から宗像にかけてのエリアは、魚はもちろん、野菜、お肉や卵も新鮮でおいしい地元のものを調達しやすく、「おうちご飯」に最適な恵まれた環境です。

そんな日々のなか、藤吉の器を使ってくださっている料理人さんのところに食事をしに行くのは、この仕事をしている自分たちへのたまのご褒美であり、大きな楽しみです。昨日おじゃましたのは、北九州小倉の木”山(ぎやまん)さん。上の写真は、お食事に大満足した帰り道に撮った小倉城。

お店を独立なさる前に、ご主人の南さんと奥さま、お二人で花祭窯までお越しくださったのでした。お店を持って四年になるということ。やっと訪問できました。

飲食店が密集する夜の繁華街、競争が激しいであろうエリア。一歩店内に入ると外の喧騒が嘘のようでした。カウンター5席に4名個室ひとつのコンパクトな空間。徹底的に無駄がそぎ落とされたなかに、掛けられた花やさりげなく置かれた干支の香合、カウンター越しに見える道具の数々も美しく、とても気持ちのよい空間でした。

お料理を口に運ぶたび、美味しくて嬉しくて、自然と笑みがこみ上げます。うつわ使いも素敵で楽しく、ダンナは食べ終わる傍から器を撫でまわし、背面や裏を確認。無粋とは思いつつ、気持ちは分かるので、放置(笑)。そんな景色に、嫌な顔をするどころか「見る用」に器を出してくださるご主人の気さくな心遣い。

お料理が出るたびに、旬の食材を地元で調達なさっていることがわかりました。昨日は特にタケノコがよかったです。うつわも、現代ものはできるだけ北九州から近い作家さんのものを、と考えておられるようでした。古いものとの組み合わせが絶妙でした。個人的には、ガラスの器使いに惚れ惚れ。

お店を出るころには3時間近くが経っていました。ゆっくり、時間をかけてお食事をする贅沢。堪能しました。ありがとうございました。

北九州小倉の木”山(ぎやまん)さん。完全予約制です。直前では予約を取りにくくなっているようですので、お早目のご予約をお勧めいたします。

『家庭画報』4月号(2020年2月29日発売)記事からのお問合せ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

『家庭画報』4月号(2020年2月29日発売)記事からのお問合せ。

『名店の「昼膳」』特集で、お客さまのお店が紹介されたということで、「おお!よかったね!」と思っておりましたら、その記事からのお問い合わせが増えております。撮影用に使った器の作家名を入れてくださったご様子。ありがとうございます。

※書籍の画像をクリックするとAmazonの商品紹介ページに飛びます。

なかでも「盛り付けていない器を見たいのだけれど」「色はひとつだけなの?」というお問合せが重なったので、二つのご質問に答える資料を速攻で作りました。

藤吉憲典 鮑型向付

ご紹介してくださったのは、福岡博多のお料理古川さん。古川さんとは、彼が大阪の味吉兆で修業なさっていたころからのお付き合いです。オープンから2年。既に、なかなか予約の取れない博多の名店となっています。

器を使ってくださっている皆さんが頑張っておられるのを、 いろいろなメディアを通して拝見するのは、わたしたちにとっても大きな喜びであり、つくり手の制作意欲に直結しています。嬉しいニュースをありがとうございます♪

ちなみに、現在花祭窯に、この鮑型向付の在庫はありません。ご注文をいただいてから4か月~お待ちいただいている状況です。お急ぎでご入用のお客さまは、銀座黒田陶苑さんにいくつかあるかもしれませんので、お問合せしてみてくださいませ。