磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ2

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ2

「磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ1」では、アンケート回収結果などから数字的なまとめをいたしました。

「まとめ2」は、ご来場者様の声を抜粋。


◎ご意見ご感想をご自由にどうぞ

  • 古伊万里風の染付素晴らしい!!
  • 美しい
  • どうやって作るんだろうと制作工程が気になりました。
  • 素晴らしい作品を実際に見るとつくづくすごーい。
  • 作品ごとに説明が欲しい
  • 繊細な筆遣いでどの作品も心洗われるようです。
  • オブジェまでいろんな磁器の型を楽しませていただきました。
  • 縞馬の磁器がよかった。
  • 美の壺でこんなに近くに素敵な作品を作ってらっしゃる方がいらっしゃるのかと感動しました。
  • パンフレットを見たとき、これは見たいと思いました。来てみて、何と楽しいことをしておられるのかと…何でも見るのは好きですが、手が伴わないので、何もできませんが、またまた楽しませてください。本当に大変なことを楽しんでやっておられるのに感服し、うらやましい限りです。
  • 津屋崎の解の色が鮮やかで楽しかった。過去・現在・未来のつながりを感じました。
  • 点数が少なかったが楽しめました。
  • とっても繊細で美しい、型にとらわれないところと、初期伊万里など古く良いものを今につなぐ感じが美しいです。普通の陶芸家と言われている人たちが、やりたくてもできないと思う。
  • 見たことが無いものも多くあり、素晴らしい体験となりました。
  • 津屋崎の海で拾った貝をもとに作られたお皿と箱が一番好きでした!自然の美しい形を取り入れてさらに美しく作品に仕上げているところに魅力を感じました。
  • 一度作品を見て見たくて、やっと福岡でゆっくりと見ることができて嬉しいです。3.11の創作作品にとても感動しました。サイや人魚、海を連想させる作品や、蔓草のコーヒーカップがすごく好きです。ありがとうございました。
  • 誰かが未来を作るのだと思いました。
  • 素晴らしい手作業を伝承している作品にふれることができて、嬉しく思いました。
  • 海岸で陶片を拾うと伺い、自分も海岸を歩いてみようと思います。最近は染付の器に惹かれます。ペンギンの載った箱も素敵です。
  • 3.11の箱を使った作品が特に良いと感じました。どれも美しかったです。
  • 作品に夢があるのが好きです。
  • 天災の作品、皆同じ方向を向いていた。なんか素敵だった。まだ終わってないところで、一人だけ離れていたのが印象的だった。
  • 美しい。やっぱり素晴らしいです。
  • 繊細さとやわらかさがバランスが良くて好きです。
  • 驚きました。しっかりした技術に裏付けられた、素晴らしい作品ばかりです。
  • 初めて作品を拝見しました。少し古い有田に似た色合いがとても素敵だと思いました。
  • 見れば見るほどに引き込まれます。たくさんの器をゆっくり見れたのも、嬉しい時間でした。ありがとうございました。
  • 素敵な器、いつも見入ってしまいます。また楽しみにしています。
  • 藍と白だけでも染付は華麗なものですね。実家にあった器は粗末なものだったかもしれませんが、食卓には染付が圧倒的に多かったので、わたしには染付は究極の器です。実際に料理を盛れる器につい目が行きます。
  • 鮑の器を久しぶりに見ました。子どもの頃に家にあったことを思い出して、懐かしく思いました。古い器は落ち着きますね。海岸にこんなに漂着するとは知りませんでした。個性的な作品に感動しました。
  • 模様の一つ一つが違い、形もおもしろく、何をテーマにしたかを楽しみながら見れました。ひとつひとつにメッセージがあり面白かったです。
  • 色使いがとてもきれいでした。三部作が特に印象に残りました。
  • 龍の男の子の表情が可愛い。
  • 海が身近に感じられた。
  • 思ったより多彩な作品があり見ていて面白かったです。
  • サイが見たくて来ました。想像より小さかったですが、素晴らしいと思いました。
  • 特にペンギンの載った箱の色柄が好きでした。
  • 再現されたものから色鮮やかなものまで、どれも大変美しくやきものに興味を持ちました。
  • 昔のアンティークな作品から現代的なものまで、細かい色付けや人魚のウロコや髪の毛の書入れが細かくて素敵でした。
  • シマウマ感動しました。
  • 皿以外の焼物がたくさんあってきれいだった。
  • 歴史と心を感じる素晴らしい空間、作品でした。
  • 陶器に関して無知だったのですが、自分の知らない貴重な話を丁寧にしてくださって、とても聞いていて楽しかった。染料を塗っているときは色がわからないのはびっくりした。
  • こまやかな絵柄がとても素晴らしいです。子どもが小さいとき、津屋崎、白石浜で海水浴に行き、陶器のかけらを拾ったことがあります。家にずっとありますが、きっと歴史のある物かな?と思いました。
  • 誰もが古いものを踏襲しているが、それが明確に見えて興味深かった。
  • パンフレットが良くできていました。見本を拝見しました。
  • 柿右衛門調大鉢がすごく素敵でした。緑色の艶のある感じがとてもきれいで、端の細やかなところもすごくきれいでした。
  • ずっと気になっていて一度作品を見てみたいと思っておりました。今回初めて作品を見させていただくことができて嬉しかったです。
  • 古陶片の話を聞かせていただいてよかったです。大変参考になりました。
  • 焼物の由来や福岡の歴史も教えてもらい、大変勉強になりました。古伊万里を通じて時間と空間を超えた人々の営み、継承された感性を体験できました。
  • 今まで磁器にそんなに興味が無かったが、楽しかった。
  • 窯元で拝見したときと、こうして美術館で見るのでは、また陶器たちも違って見えるのだなと、素人目ではありますが、とても楽しかったです。
  • NHK美の壺で紹介されてからの、ぜひ拝見したく伺いました。どれも繊細な作品で素晴らしかったです。福岡まで来た甲斐がありました。
  • 動物の生命感が伝わる造形でした。兎や鳥の足の躍動感や動きに、特にそれを感じました。
  • 解説していただいて面白かった。鳥が可愛らしかった。色合いや造形含めて気に入りました。工房に行ってみたい。
  • サイの置物が素敵でした。2体色が違うのに、それぞれの良さがありました。
  • 作品一つ一つが美しくていねいで、見れば見るほど感動が増える。
  • I thought the exhibition was wonderful. How the artist drew inspiration from native, as well as from traditional pieces from 800 years ago is amazing. The designs were beautiful. I can see your appreciation for the natural world. It was also clear from your natural disaster piece, where you included animals too. All creatures should be equal, I saw this in the art.
  • Very good!
  • 様々な角度から作品を見ることができ、作品の裏側(底)なども興味深かったです。陶器の作品展示だけではなく、陶片やそこに関わる工程なども併せて展示してあり、他のただ見るだけの作品展とは違うように感じました。
  • とても懐かしく、かつ新鮮な印象。
  • 作品の説明をしていただいたのが良かった。
  • 三つに分けた方法も良い。
  • 多彩な作品を一挙に拝見できて、じっくり充実した時間でした。第一室では陶片と並べてある展示で、文様の伝承も感じられました。第二室では、向かって左側の「天災」の生き物たちが何を見てるんだろうと後ろに回って同じ方向を見てどきりとしました。そこには「人災」がありました。
  • 充実した作品の数々(偉そうな言い方ですみません)に圧倒されました。学芸員さんのお話で、歴史の大きな流れも感じ取れました。
  • すばらしー!!また津屋崎に伺います。彩鮮やかな大皿、鉢、貝の形のがとても好きです。
  • あらためてMr.フジヨシの素晴らしさに気づかせていただきました。日本人ならではの繊細さを感じました。
  • 磁器はなんとなく古く伝統的なものというイメージがありましたが、海の生き物や動物、人魚などのモダンで鮮やかな表現を見て、印象が大きく変わりました。ずっとしばらく眺めていたいような気持になりました。
  • 茶碗ですら満足に作れなかった自分にとって、陶器のみでさまざまな世界観を表現できる作者に尊敬の念を抱きました。
  • 緻密で丁寧な仕上がりで清涼感がありました。
  • 小さい焼き物に細かい絵柄が素晴らしい。海に関連するという印象だった。
  • 素晴らしかったです。藤吉氏の又知らないアーティスト面を見せていただきました。
  • 地元に住んでいるのに、なかなかちゃんと拝見することが出来なかったので、本日はとてもいいものを見せていただけました。ネットで拝見した作品とは別のメッセージ性のある三部作に非常に惹かれました。
  • 古伊万里独特の特徴の土にアート的なものをプラスさせて、近代磁器は素晴らしいと思った。
  • 古伊万里や器に興味があり拝見させていただきました。繊細な作風とメッセージ性が素晴らしかったです。
  • 親しみやすく拝見しました。ありがとうございました。
  • 海から流れ着く破片に思いを馳せました。雄大な時間を凝縮した繊細な技に感動しました。
  • 芸術家藤吉さんの新たな世界観を体感することができました。新たな作品とまた出会えるのを楽しみにしています。
  • 藤吉さんの作る動物はどれも可愛くて好きです。
  • 以前からwebで作品を拝見し、その美しさに心を惹かれていたので、今回様々な作品をまとめて見ることができて嬉しく思っています。
  • 3.11の展示は、心がぐっと涙が出そうになったり、その赤ちゃんを抱いていない女の人の気持ちが伝わるような感じがしました。陶器の破片にも、長い月日を経て流れてきていることに、わたしは勝手に意味を感じました。わたしも海に行って出会えるといいな。ありがとうございました。

アンケートにご回答くださった方の多さに加え、さらにその半数以上の方が、自由記入欄に丁寧なコメントを寄せてくださいました。想定以上にたくさんのメッセージをいただき、ほんとうにありがたく、嬉しく思いました。

コメント欄への考察はまた次回。

目的・内容・方法…社会教育・生涯学習を考える。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

目的・内容・方法…社会教育・生涯学習を考える。

福津市には「郷育カレッジ」という市民のための生涯学習の仕組みがあります。このブログでもたびたび郷育カレッジのことを取り上げています^^福津市やその周辺の「ひと・もの・こと」を題材に、ふるさと・健康福祉・環境・生きがいなどのさまざまな分野で、毎年約100講座を展開。市の郷育推進課が中心となり、ボランティアスタッフの「郷育運営委員」がカレッジ運営をサポートしており、わたしもその末席に加わっています。

2020年度はコロナ対策に追われました。まず計画していた講座のうち7-8月の講座はすべて中止となりました。9月以降も「密」になりそうな講座を中止したり、講師の方との判断で中止にしたり。開催できた講座の数は、当初予定より大幅に少なくなってしまいました。開催の際も、マスク着用や消毒などの基本的な予防はもちろん、受講生の定員数をかなり減らすなど、郷育カレッジの開校以来の対応を迫られた一年となりました。

現在、来年度(令和3年度)の郷育カレッジ開校に向けて、大詰めの検討が進められています。毎年この時期は、講座内容の確定や講師の方々への依頼など、気忙しくなってくるタイミングではあります。それに加え、まだ先が見通せず予断を許さない来年度に向けて、内容・方法についての検討に例年以上に頭をひねっています。

この一年を踏まえて、できるだけ開催できるような形を模索しています。移動や接触が前提となる講座は、来年度については計画をせず、「ソーシャルディスタンスを保った座学」でできる内容を増やすこと。「今だからこそ気になること」を学ぶことのできる講座を増やすこと。そして、方法のひとつとして「オンライン」をどう使えるかも、今後は考えて行かねばなりません。

小学生から大学生まで、学校教育の現場もやり方も一変した昨年一年間。コロナ禍で「方法」の変化を急激に求められた感がありましたが、ここ数年の世の中の大勢としてその流れはありました。大人の学び場である社会教育の現場でも、それは同じです。郷育カレッジの場合、変えるというよりは選択肢を増やすという意味合いでも、「オンライン」を検討の土台に載せることが必要です。ますますたくさんの市民の方々に活用していただけるように、目的・内容・方法を検討していきたいと思います。

Meet Me at Art コラージュ講座。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

Meet Me at Art コラージュ講座。

コラージュ講座のインストラクションをしてまいりました。今年は全国的に、オフラインでの各種講座の開催は様子を見ながらでしたので、Meet Me at Artとしても、美術教育のプログラムは焦らず安心して計画できるようになってから、と思っておりました。そんなわけで、久しぶりのインストラクション。

「美術的アプローチでのコラージュ」との出会いは、約2年半前。2018年度の「博物館マネジメント人材育成事業」の一環である連続講座「2025年問題に向けた高齢者の健康と博物館の役割」の第1回で「美術館でコラージュ療法」を学び、その魅力に惹かれました。アートセラピーとしてのコラージュを、美術的アプローチに重きを置くことによって、もっと気軽に誰でも実現できる創作体験として広めていく。その可能性に、ビビビッと来たのでした。

今回は、福津市の生涯学習の仕組み「郷育カレッジ」の講座のひとつとして開催したもの。多様なジャンルの講座を抱える郷育カレッジですが、美術系の講座はそれほど多くありません。コラージュも今年度が初めてでした。約1時間半の講座は、皆さんの意欲的な姿勢に支えられ、サクサクといい感じに進みました。

昨今のご時世を鑑み、グループワークによる意見交換「分かち合い」の時間は割愛することになり、それが少し残念でしたが、その分、自分自身の内面と向き合う時間をしっかりとることができればと思いつつ。後日、講座終了後のアンケートに書かれた感想をフィードバックしてもらったのですが、受講者の方々がその意を汲んでくださっていたことがわかり、ホッとしました。

いただいたご感想を要約すると…

  • 初めてやってみたけれど、新鮮だった。
  • 集中して一人静かな時間が持てた。
  • コラージュ制作を通じて、自分の好きなことに改めて気づくことができた。
  • 自分で考えを創作していく過程に、希少価値を感じた。
  • 今自分が表現したいことが明確に出て、面白かった。
  • やりだしたら、ついついはまり込んだ。
  • 空間で何かを表現したいという思いが出てきた。

などなど。

このように皆さんが感じてくださったことこそが、Meet Me at Artコラージュの面白さであり、目指しているところです。このようなご感想をいただけたということは、コラージュの深さや面白さを感じていただけたということ。ほんとうに嬉しかったです。久しぶりのインストラクションで、コラージュの可能性をますます感じました。

【開催報告】世界史を建築家の視点で学ぶ!第8回「人の住むところ」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

【開催報告】世界史を建築家の視点で学ぶ!第8回「人の住むところ」

福岡ACAD.(ふくおかアカデミー)の勉強会。株式会社藤井設計室藤井昌宏氏を講師に迎えての「世界史を建築家の視点で学ぶ!」シリーズ第8回目のテーマは「人の住むところ」。本シリーズのまとめ回でした。

「設計の枠を超えて暮らしの可能性を広げる1級建築士」のキャッチフレーズを持つ藤井さん。今回のテーマ「人の住むところ」では、古代からの世界の建築、なかでも「住居」を視点に据え、地理・環境との関係で考える回となりました。

以下、備忘。


  • そもそも設計の仕事の動機は(藤井さんの場合)「わたしたちの生きる環境を、いかに良くしていくことができるか?」の実現にある。
  • 世界を見て回る・歴史に学ぶ:世界の人たちが、これまでどのような場所でどう生きてきたのかを知ることは、日本でこれから心豊かに暮らしていくためにどうしたらよいのかを考えるヒントになる。
  • 「なぜ、ここに住んでいるの?」
  • 水、外敵、塞(とりで)、異端、交易、港、運河…
  • 守る:迷路、城壁、僧兵、橋…
  • 他所の文化が入ってきてその土地に根付くには、既にある程度の文化レベルが無ければ難しい。
  • 現代日本の都市計画や建築基準(法律、思い込み)のあたりまえを見直す時期。

充実したスライド写真資料と解説で、今回もとても考えさせられました。7回をかけて建築の歴史を学んできたうえでの「住むところ」についての考察でしたので、より思考が深まったのだと思います。最後の意見交換は予定時間を延長しても足りなくなるほど。濃い3時間でした。

昨今の大規模自然災害が続発する環境のなかで、「住む人」としてできる(すべき)対策として、世界の歴史・叡智に学びなおすことの有用性、自分自身のこととして認識しなおす必要性を思いました。

まずは足元である自分の住まう地域の歴史をもう一度紐解くことの重要性。例えば、過去の「地名」に残されたヒントの解明など。まさに「なぜ、ここに住んでいるの?」の問いを突き詰めることによって、もたらされる解は少なくないはずです。

全8回、実に知的で面白い講座でした。広い視野と深い博識を惜しげなく披露してくださった株式会社藤井設計室の藤井昌宏さん、ありがとうございました!

【講座告知】ビジネスパーソンのための美術鑑賞

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

【講座告知】ビジネスパーソンのための美術鑑賞@朝日カルチャーセンター福岡

朝日カルチャーセンター福岡さんでの、秋の単発講座です。入会不要で受講料のみ(会員2750円、一般3300円、ともに税込)で受講ができます。5月に博多阪急さんで「ビジネスパーソンのための美術鑑賞」を開催しましたが、 時間が倍!さらに充実した内容です。

「アート×ビジネス」の最新動向をお伝えし、美術鑑賞がわたしたちにもたらすものを解説したのち、実際に「対話型鑑賞」を体験していただきます。対話型鑑賞は、じっくり1作品、時間が許せば2作品取り組めるといいな、と考えています。


ビジネスパーソンのための美術鑑賞

  • 場所:朝日カルチャーセンター福岡(JR博多駅前 福岡朝日ビル8階)
  • 日時:2019年11月14日(木)19時~20時30分
  • 講師:アートエデュケーター 藤吉有里
  • 申込:電話092-431-7751(10時-18時)またはwebから。
  • 受講料(事前払):会員2750円(税込)、一般3300円(税込)
    (※当日支払いの場合は、それぞれ+200円)


今回、「日中参加は難しい」という声にお応えして、時間帯も19時からの1時間半です。お仕事帰りにいかがでしょうか。

「ビジネスパーソンのための美術鑑賞」講座へのお問い合わせ・お申し込みは、朝日カルチャーセンター福岡までお願いいたします♪

朝日カルチャーセンター福岡(JR博多駅前 福岡朝日ビル8階) 電話092-431-7751(10時-18時)またはwebからお問い合わせください!

【開催報告】世界史を建築家の視点で学ぶ!第7回「モダンスタイル」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

【開催報告】世界史を建築家の視点で学ぶ!第7回「モダンスタイル」

株式会社藤井設計室藤井昌宏氏を講師に迎えての「世界史を建築家の視点で学ぶ!」シリーズ第7回目のテーマは「モダンスタイル」。現代に直接つながる時代でした。

以下、備忘。


  • モダンスタイルと、それまでの時代の建築との間にある溝=現代に続く切実な問題。
  • デザインの要素が大きく変化した。
  • 窓、ベランダなど部品のバランス、配置のリズム、必要な要素・素材の組み合わせ、パターンの繰り返し。
  • 例えば、ベルリンの集合住宅=低所得労働者のために、政府が推奨した都市生活(平日は都市で働き、週末は郊外に出かける)。
  • 平面に広がっていた町を、縦に積み上げる。
  • 1920年代、第一次世界大戦後。
  • 〇〇イズム(主義)の出現。
  • 「モダニズム」と「インターナショナリズム(=反ナショナリズム)」。
  • あらゆる分野で才能を発揮するユダヤ人にとって、インターナショナリズムは隠れ蓑になった。
  • インターナショナルな動き=ユダヤ的思考の拡大が、(それを恐れる人たちによる)反対向きの動きにつながってしまった。
  • 歴史建築の軽視=時代の変化、施主の変化。歴史的建築を作れる場がなくなってしまった時代。
  • モダニズムの悪影響「低コスト建築の正当化」「デザイン手抜きの正当化」「合理的思考への偏執」「誠実でない建築家の台頭」。
  • ル・コルビジェ=モダニズム建築。素材の使い方、連続のさせ方、バランスよくまとめあげる力。
  • ファシズム、ダダイズム、構造主義、表現主義。
  • 自分のやることの後ろ盾としての、思想、哲学的考え方。
  • 建築・都市計画・モノのデザイン…すべて同列であり、いろいろやって当たり前。
  • どれだけ苦労して、どれだけ失敗してきたか、が差となって現れる。


話がいろいろな方向に広がり、つながりが前後した内容もありますが、講座内で話題になったそのままの順番でまとめています。

最初の「現代に続く切実な問題」という提起を、参加者それぞれが実感したからこそでしょう。意見交換タイムはこれまで以上に盛り上がり、時間が少々足りませんでした。

次回の第8回は、世界史を建築家の視点で学ぶ!シリーズのまとめ「人の住むところ」です。ここまでの7回で学んできたことの復習もかねて、とても楽しみです。

美術探検!スクールプログラム。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

美術探検!スクールプログラム。

先日、ギャラリーでの対話型鑑賞プログラムをリリースしたばかりですが、このたび、スクールプログラムをリリースいたしました。

先生・生徒・PTAの皆さんにも楽しみながら「美術体験」をしてもらうプログラムです。美術系のワークショップというと、なにかを描いたり作ったりという「図画工作」が多いのですが、実は「苦手意識」がある人も少なくないのが現状です。

そこで、得手不得手を問わず美術の愉しみを体験してもらうプログラムとして「美術探検!スクールプログラム」を作りました。

  • 生徒の授業の一環として、総合的な学習の時間のプログラムに
  • 先生方の職員研修の一環として
  • PTAレクレーションのひとつとして

楽しく活用できるプログラムです。下記よりダウンロードできます。

お問い合わせ・資料送付のご希望は、お気軽にどうぞ。

mmaa連絡先

アートギャラリーでの対話型美術鑑賞プログラム。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

アートギャラリーでの対話型美術鑑賞プログラム。

学芸員研修を通して美術館・博物館での教育普及プログラムを考えたり、美術館の常設展示を用いて対話型鑑賞をしてみたり、座学の講座形式で「対話型美術鑑賞」を解説したりしてまいりましたが、このたび「アートギャラリー向け」のプログラムを作りました。

アートギャラリーオーナーの皆さま、貴ギャラリーで扱っている作品(絵画、彫刻など)を題材に美術鑑賞ツアーを開催しませんか?

そもそもわたしの「美術はもっと身近に使える」という思いは、「鑑賞する」を越えて、もっと生活のなかにあたりまえに美術が存在して欲しいというものです。

そのためにも、まずは「鑑賞する」環境や習慣が自然に生まれることが一番。アーティストではない立場でアーティストの言葉を代弁してきたわたしとしては、美術教育で一番大切なのは、描くことでも作ることでもなく、まずは鑑賞することです!と、あえて言い切りたいのです(笑)

ともあれギャラリーで対話型鑑賞のツアーをすることは、参加する方が「自分のこととして、ひとつのアート作品に向き合う」絶好の機会となります。

採り入れてみたい!という方は、お気軽にご相談くださいませ(^^)

mmaa連絡先
https://fujiyuri.com/blog/meet-me-at-art/

【開催報告】ビジネスパーソンに必須の教養、その第一歩を美術鑑賞で@博多阪急

こんにちは。Meet Me at Art アートエデュケーターふじゆりです。

【開催報告】これからのビジネスパーソンに必須の教養、その第一歩を美術鑑賞で!@博多阪急

博多阪急さんからお声掛けいただいて実現した、ビジネスパーソン向けのセミナー。無事終了いたしました。ご来場くださいました皆さま、誠にありがとうございました。

平日昼間の開催とあって、夜なら行けるのに!週末なら行けるのに!というビジネスパーソンの皆さんからご意見をいただいておりました。確かに、多くのビジネスパーソンは仕事中の時間帯。また別の機会に、週末または夕方以降の開催を企もうと思います。

45分という短い時間。「アート×ビジネス」の昨今の流れを知っていただいたうえで、対話型鑑賞(ビジュアルシンキング)も試しに体感していただきたいと欲張った結果、シミュレーションしていた以上に駆け足になってしまいました。伝えたいことがたくさんで、話が多くなってしまったのが反省点です。

百貨店という場所柄、少々気の散りやすい環境でしたが、ご参加の皆さんがワークショップにしっかり取り組んでくださっていた様子が、とても嬉しかったです。

これをきっかけに、ご参加の皆さんが美術や美術鑑賞を「自分にとって大切なもの」として感じていただけるといいな、と思いつつ。

機会をご提供くださった博多阪急さんにも、心より感謝申し上げます。

【開催報告】福岡ACAD.「世界史を建築家の視点で学ぶ!第6回アールヌーボー」

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)/Meet Me at Artふじゆりです。

【開催報告】福岡ACAD.「世界史を建築家の視点で学ぶ!第6回アールヌーボー」

株式会社藤井設計室藤井昌宏氏を講師に迎えての「世界史を建築家の視点で学ぶ!」シリーズ第6回目は「アールヌーボー」テーマでした。前回に引き続き、講師出題による「意見交換テーマ」に沿っての講座の振り返りを採り入れ、今回も白熱した楽しい時間となりました。

個人的には、つい先日見てきた「ラファエル前派展」からつながる時代であり、絵画や家具壁紙などのデザイン製品をはじめとした展示イメージが鮮明に残っていたところでもあり、非常にタイムリーでした。

以下、キーワード備忘。


  • アール・ヌーボー=フランス語で Art nouveau=新しい芸術
  • イギリス産業革命→都市化→近代のはじまり
  • ごついもの固いものから洗練されたものへ
  • 「デザインやってますよ」の意図的アピール
  • 辰野金吾がイギリスに留学した時代
  • 植物的・生物的装飾
  • 工業化・工場主・成金
  • 個人的な感情を表現してよい時代
  • 大量生産=代替可能
  • 鉄筋、コンクリート
  • アーツアンドクラフツ運動・モリス商会・デステイル運動・バウハウス・セセッション

今回の「意見交換テーマ」は「アールヌーボーの時代を経て、20世紀のこの社会になって、わたしたちの暮らしは変わりましたか?何が変わったのでしょうか?何によって変わったのでしょうか?」というものでした。このテーマによって、これまで見てきた歴史が自分事に置き換わりました。

次回は「歴史シリーズ」の最後、「モダンスタイル」です。現代の直前ですね。これまたとっても楽しみです。