ロンドンSladmoreのクリスマス・ショウ、スタートしました!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドンSladmoreのクリスマス・ショウ、スタートしました!

The Christmas show will run from now until 22nd December! とメールが届いて、そうだった、クリスマス・ショウだ!とあらためて12月を認識。作品が完成して写真を撮ったのも、ロンドンへの発送作業も10月でしたので、なんとなく自分のなかでは完了したような気になっていましたが、いえいえ、ショウは今からです。

Sladmoreに所属する作家がクリスマス・ショウのために作った新作が並びます。いわばグループ展。藤吉憲典は今年は10個ほどの新作を送りました。ギャラリーでの展示とともに、電子カタログにもなりますので、ロンドンに足を運べない方もご覧いただくことができます。下のSladmore公式サイト「Contact」ページ下方にある「Newsletter Sign Up」からメールアドレスを登録すると、展覧会の最新情報が届きます。ちなみに藤吉憲典(Kensuke Fujiyoshi)情報を得るには、「Department」から「Contemporary」を選ぶと、他の現代作家さんの情報とともに展覧会情報が届きます(の、はず!)。

大きなサイズの彫刻を手掛ける作家さんが名を連ねるSladmoreで、Kensukeの作品は贈り物にちょうど良いサイズだと言っていただけます。今年も、自分自身や大切な人へのクリスマスプレゼントとして喜んでいただけると嬉しいな、と。

博物館リンクワーカー人材養成講座 2023-その2。

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博物館リンクワーカー人材養成講座 2023-その2。

博物館リンクワーカー人材養成講座 2023、前回は甲賀市教育委員会事務局歴史文化財課の佐野正晴氏による『「歴史文化財課 佐野さんの民具図鑑」の作り方』でした。

今回は、山梨県にある「中村キース・へリング美術館」の学芸員さんによる「社会課題と向き合う美術館活動」のお話。キース・へリングのコレクションを持ち、キース・へリング財団から日本で唯一認証されている美術館ということで、個人的には今年度の連続講座のなかで一番興味を持っていた回です。上の写真は、中村キース・へリング美術館のサイトから。https://www.nakamura-haring.com/

31歳という早逝のキース・へリングですが、ニューヨークでブレイク後、日本では1983年の初来日以降なんども展覧会が開かれ、本人も来日しています。ダンナ・藤吉憲典は、高校卒業後に上京して東京で最初に観た展覧会が、キース・へリングだったとのこと。この時は、へリング本人も来日していました。そんなふうに、我々世代にとっては、とても親近感ある存在です。

以下、中村キース・へリング美術館「社会課題と向き合う美術館活動」のお話より、備忘。


  • キース・へリングが向かい合った(’80年代当時の)社会課題➜美術館としてその意思を継いで「今日的」な社会課題に向き合う。
  • キース・へリング=アーティストであり、アクティビスト(政治的・社会的活動家)。
  • 「展覧会活動」と「社会活動」の両軸。
  • リスペクト&インクルーシヴ。
  • 著作権から生じる利益➜財団➜社会活動資金:本人が没したのちも継続できる社会活動基盤の仕組みを作り上げた。
  • ↑↓キース・へリングの作品は、既に社会に溶け込んでいる
  • ↑例えば…各種ブランド等とのコラボ商品➜コピーライト商品によるのアートの拡散。
    パブリックアートの大量設置➜「見たことがある!」機会の大量提供。
  • Art is for Everybody.
  • アートを見るために足を運んでもらうのではなく、日常の中にアートを出していく。
  • 大切なのは、アートに興味のない人の「目に触れる」こと、「足を止める」こと。

↓中村キース・へリング美術館の取り組み↓

  • 美術分野の専門家だけでなく社会課題に携わる専門家へのインタビュー、共同プロジェクト。
  • 狭い分野の専門家から、個々の声を拾い上げ、発信する。
  • 作家年表・世界史年表・日本史年表(+美術館として起こしたアクション)を一覧➜作品が生まれる裏にあった社会の動きが見え、作品・作家への理解が深まる。

↓「語り場」から↓

  • 身近なところから取り組める社会活動がたくさんあり、そうと意識していないだけで、すでに取り組んでいる社会活動がたくさんある。
  • 各館の取り組みをもっとアピールしていく必要性。
  • 近年格段にやりやすくなってきている情報発信。継続的に取り組むには、まずは発信する側が楽しんでいるか。
  • 資料・情報をどう見せるか、どう伝えるか。
  • 社会課題と美術館をどうつなげていくか➜どの館にも必ず身近な社会課題との接点があり、それほど難しいことでは無い。

アートエデュケーターとしてだけでなく、現代にアーティストをプロデュースする立場としても、ものすごく考えさせられ、勉強になりました。山梨にある館に、足を運ぶ機会を必ず作りたいと思います。

博物館リンクワーカー人材養成講座 2023。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

博物館リンクワーカー人材養成講座 2023。

九州産業大学地域共創学部の緒方泉教授が音頭をとり、毎年開催してくださっている講座です。「博物館リンクワーカー人材」というキーワードがタイトルに入ったのは、2021年からですが、学芸員技術の向上と美術館博物館施設の地域社会への貢献を目指した数々のプログラムに、もう7年もお世話になっています。

今年度もオンラインでの開催です。そもそもはコロナ禍下で集合研修が出来ない!という状況からのZoom活用だったと記憶していますが、Zoomのおかげで、11月から12月にかけて毎週6回の連続講座に、九州のみならず全国から学芸員・関係者が参加するという、稀有な連続講座に育っています。これって、実はとてもすごいことだと思います。

冒頭30分間、担当講師によるテーマ発表があり、そののち3-5名のグループ「語り場」に分かれて意見交換情報共有。その後、各グループからの発表でフィードバックという次第です。第1回目は九州産業大学美術館の学芸室長・中込先生と、香椎丘リハビリテーション病院のソーシャルワーカー・藤さん。数年前からスタートしている、美術館とリハビリテーション病院両者の連携についての発表でした。わたしは残念ながら第1回は参加できませんでしたが、後日動画で共有してもらえるはずですので、発表を拝聴するのを楽しみにしているところです。

第2回は甲賀市教育委員会事務局歴史文化財課の佐野正晴氏による『「歴史文化財課 佐野さんの民具図鑑」の作り方』でした。上の写真は、花祭窯のある津屋崎で民具の集まる場所、登録有形重要文化財「藍の家」。

以下備忘。


  • 「美術(館)サービス提供者自身の健康」という視点。孤立を防ぐ。
  • 慢性的・全国的な課題「満タンの収蔵庫」「未整理民具の山」「人手不足」。
  • 民具➜地域回想法。
  • 市民向け映像コンテンツの制作➜「民具図鑑」。
  • 行政各部署、市民団体等との協力=役割分担・負担分担による「持続可能化」。
  • 民具+α:民俗学、歴史学、地域密着情報、最新の研究動向、現代社会の動き…。
  • 民具×○○のコラボ。
  • 「民具を守る仲間」を増やしていく。
  • 「緩やかな保存」の視点。民具を使いながら保護していく。
  • 「ひっかかり」を作ることにより、興味を引く=「民具図鑑」動画において「オチ」も大切な構成要素。
  • 民具図鑑を観る➜資料館に足を運ぶ、小中学校が教材として採用する、博物館浴・地域回想法のアウトリーチを伸ばす…
  • まずは学芸員自身が楽しんでできることが大切。
  • 学芸員が楽しんでいる➜一緒に働く仲間も楽しくなる➜観てくれる人・館に来る人も楽しい。
  • 増え続ける資料➜どう保存するか、どう活用するか。
  • デジタル画像・ポジフィルムでのアーカイブ、動画でのアーカイブ。
  • 地域全体で観たときの、資料保存の考え方。ランク付け、取捨選択。

甲賀市教育委員会事務局歴史文化財課の佐野正晴氏による『「歴史文化財課 佐野さんの民具図鑑」の作り方』と、「語り場」より


甲賀市教育委員会事務局歴史文化財課「歴史文化財課 佐野さんの民具図鑑(YouTubeチャンネル)

民具を巡る「慢性的・全国的な課題」は、ここ福津市でも同じことです。「民具図鑑」の制作は、もしかしたらここでもできることかもしれず、なんとか提案できるといいな、と思います。

暮らし用品さんの「酒器展」に、藤吉憲典も参加いたします。

おはようございます。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

暮らし用品さんの「酒器展」に、藤吉憲典も参加いたします。

暮らし用品さんでは先日初めての個展が無事終了したばかりでありますが、12月に開催される「酒器展」にも参加することになりました。なので、引き続きの告知です。

さっそく案内状が届きました。今回の酒器展は、暮らし用品さんとしても初めての試みだそうで、暮らし用品さん自体が、どんな展示になるかとても楽しみにしているとおっしゃっていました。藤吉憲典も、複数の器作家さんの作品とご一緒する器の企画展は、ここ10年以上ありませんでしたので、なんだかワクワクしています。

陶・磁・ガラスの作家八名の、酒の器をご覧いただくことが出来ます。オーナーの米田さんからは、お正月向けに、酒器以外にも何かあれば、ということでしたので、ハレの席で使えそうなちょっとした食器も並びそうです。藤吉憲典は、ふだんから作っている酒器に加え、来年の干支「辰」に合わせて龍の文様を入れたおめでたい盃や、広東碗型の龍の蕎麦猪口などをお届けする予定です。昇龍の書画もお届けしようかな、などと考え中。先日の個展とはまた異なった顔ぶれとなりますので、ぜひ楽しみに♪


暮らし用品 酒器展

【参加作家】井上美樹、岩田圭介、高梨良子、西川聡、浜野まゆみ、藤吉憲典、村木雄児、渡邊心平(五十音順)

【会期】2023年12月9日(土)~12月19日(火)※水・木曜休み

【時間】11:00~18:00

【場所】大阪市阿倍野区阪南町1-45-15

【電話】06-6628-2606

暮らし用品さんの「酒器展」に、藤吉憲典も参加いたします。

偶然発見、「coppers早川 造形展」@阪急うめだ本店。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

偶然発見、「coppers早川 造形展」@阪急うめだ本店。

先週のことですが、大阪日帰り出張の帰りに、ちょっぴり時間を作ることが出来ました。

現在大阪市内では、めぼしい美術館が大規模施設修繕で長期休館しています。おそらく万博に備えて、なのでしょうね。そのうえ月曜日でしたので、美術展を観に行くのは諦めておりました。が、新幹線の時間に少し間がありましたので、せっかくだからと梅田で降りて久しぶりに阪急さんのうめだ本店へ。

どんな展示をしているかは全く情報の無いままに、7階の美術画廊へ直行。そこで目に飛び込んできたのが、上の写真にあるようなオブジェの数々でした。金属だということはわかりましたが、何で作っているのかなぁ、造形が面白いなぁ、と思いながら拝見。すみません、coppers早川さん、存じ上げませんでした。早川篤史さん(息子さん)と早川克己さん(お父さん)による親子ユニットだということで、DMに書いてある略歴を拝見して、なるほどと納得。

展覧会タイトルに「coppers早川 造形展 ~銅の不思議な世界 2023~」とあった通り、不思議な、でも何となく懐かしい親しみを感じる作品が並んでおりました。造形にも色合いにもなんだか明るさがあって、完成度の高さは感じながらも、取り澄ましていない姿に好感。短い時間ながら充実した鑑賞時間となりました。そうと知らずに阪急さんに向かったのでしたが、ラッキー♪阪急うめだ本店さんでの会期は11月7日まででした。

おかげで、弾丸日帰りながらも一つ展覧会を観ることができて、充実度合い増し増しの大阪出張となりました。最近は、できるだけ出張の際に、美術館やギャラリーでの展覧会を観る予定を入れるようにしています。coppers早川さんは、福岡では福岡三越で個展を開催なさることがあるようです。情報チェックして、また見に行きたいと思います。

特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」@九州国立博物館 を観て参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」@九州国立博物館 を観て参りました。

日曜日は朝一番で九州国立博物館へ。花祭窯から九州国立博物館へは、車の混み具合にもよりますが、だいたい1時間半程度です。と思って8時に出発したところ(九博のオープンは9時半なので)、長いこと工事が続いて片側一車線をいくつも抱えていた道路がいつの間にかほぼ全線開通しており、1時間で到着。思いがけず早く到着できたので、開館前の30分は、便利な「アクセストンネル(虹のトンネル)」でつながっている太宰府天満宮へお参りに行くことが出来ました。ラッキー♪

さて九州国立博物館。今年三回目の訪問は、年初の美術展チェックから楽しみにしていた、古代メキシコ展です。

6月に手元に届いた季刊誌『TRANSIT』の特集がメキシコだったのも後押しして、否応なく期待が高まっておりましたが、

その期待に応えてくれる、大満足の展示内容でした!

まずなによりひとつひとつの展示作品が素晴らしく、ピラミッドの写真をドーンと据えた壁面も効果的で、適度な展示間隔と背面までぐるりと見える展示が随所にあり、年表や地図などの資料も充実していました。

何が一番良かったか!?選べません。あれもこれもと、もし家に持って帰って良いと言われたれら、欲しいものがたくさんありすぎました。「今日の一番」を選ぼうと会場を2周しましたが、どれもこれも、素晴らしい。土偶の数々が、土偶と呼ぶにはその装飾の凝りようがすごすぎました。赤の女王の部屋も良かった。3周目に入ろうかと思いましたが、さすがに10時を回るとお客様の数が増えてきましたので、断念。大満足の展覧会でした。

全作品が撮影OK(ただしフラッシュ禁止・動画禁止)というのも、良かったと思います。自分の好きなものを写真で持って帰ることが出来るというのは、とても嬉しいこと。わたしは、特に子どもたちが自分の気に入ったものと一緒に写真を撮ってくれたらいいな、といつも思うのです。ずっとあとから写真を見返したときに、その時の自分の好きだったものを辿ることが出来るので。日本国内の美術館博物館も、だんだんと撮影OKを推進するようになってきたので、良かったなぁと思います。もちろん保護保存の観点から、撮影禁止をするべきところはするべきですが。

九州国立博物館の特別展は、年内はこれがラストです。会期は12月10日まで。大満足の休日でした。

特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」@九州国立博物館 

Omer Koc’s Ceramic Collection (陶磁コレクション図録)へのインタビュー記事日本語原稿。その2。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

Omer Koc’s Ceramic Collection (陶磁コレクション図録)へのインタビュー記事日本語原稿。その2。

現代アートコレクターのOmer Koc氏は、藤吉憲典のSladmore Contemporaryでの最初の個展の時から、作品を購入してくださっています。ロンドンのギャラリーMESSUMSから刊行される氏のコレクション図録に、インタビュー記事を提供いたしました。英文原稿については刊行待ちとなりますが、元となっている日本語原稿を一足早くこちらでご紹介いたします。


Q3. あなたにもっとも影響を与えたアーティストあるいはアート作品は?

A3. わたしに影響を与えたものとして、一人のアーティストあるいは一つの作品を上げるのは、とても難しいことです。ミケランジェロ、ルノアール、マティス、ピカソ、シャガール、クリムト、ロダン、モネ、北斎、漫画家の永井豪、大友克洋、手塚治虫、そして、名も知らぬ古伊万里の職人たちや、あらゆる分野のアーティストとその作品からさまざまな影響を受けています。

表現手法や技術的な影響だけでなく、彼らのチャレンジングな生き様もまた、わたしに大きな影響を与えています。彼ら先人たちのおかげで、わたしは作りたいものを作り、好きなことに挑戦する勇気を持つことが出来ました。

例えば「人魚」という作品があります。伝統的な肥前磁器の表現技法・技術で作られていますが、海の色や鱗の色の表現はモネの影響が強く出ています。またその姿・造形には、マニエリスムの時代の影響がみられます。そして作品全体の醸し出す雰囲気を見れば、漫画家・永井豪の世界観に強く影響を受けていることがわかります。

ただ、実のところ制作している最中には、まったくそのようなことは意識も意図もしていません。ただ自分が「こうすると一番美しくなる」と信じるように作るのみです。完成した作品を観た人からそのような感想を得て、あらためて自分で振り返ると、なるほどその通りかもしれないと感じる次第です。

わたしはアカデミックな美術教育を受けていませんので、わたし自身の五感の美意識に忠実に作品を作っています。美しさの基準は、ひとつではありません。たくさんの偉大な先人たちが創り出した美しい作品の数々に、たくさんの影響を受けています。


実はこのほかにもいくつか質問を受けていましたが、それらは個別の作品についての質問で、文章だけでは伝わりにくいものがありますので、ここでは割愛いたしました。全文(英文)の公開は、図録の刊行を待つことになります。とっても楽しみです。

↓「Omer Koc’s Ceramic Collection (陶磁コレクション図録)へのインタビュー記事日本語原稿。その1.」はこちら↓

久しぶりの大阪、久しぶりの新幹線で日帰り出張-暮らし用品さんにおじゃまして参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

久しぶりの大阪、久しぶりの新幹線で日帰り出張-暮らし用品さんにおじゃまして参りました。

もう何年大阪に行ってなかったかしら…ということはつまり、山陽新幹線にもずいぶん乗っていない、ということで、久しぶりの新幹線ホームからワクワクの大阪へ。目的地は、「藤吉憲典 陶展」開催中の、大阪阿倍野の暮らし用品さん。

その前に、どうしても顔を出しておきたいところがあり、まずは東大阪へ。従前通り、難波で近鉄線に乗り換えて行ったところ、「新大阪から直接来たんやったら、JRの東線で来れたのに」と路線図を見せられ、「ええええー!」と驚愕。そんなラインが通っていたなんて、知りませんでした。懐かしいお顔にご挨拶を済ませて、次は阿倍野方面へ。近鉄線のホームで難波行きの電車を待っていて「尼崎方面」の文字が目に入りました。「尼崎???」と路線図を確認したところ、なんと阪神線に乗り入れているではありませんか!いろいろなラインが繋がって便利になっていたのですね。そっかぁ、そんなに大阪に来てなかったんだなぁ…と、すっかり浦島太郎でちょっぴりショックでした。

さて暮らし用品さん、実はわたしは初めての訪問でした。「伺います!」といいながら、何度も予定が流れてしまい、ようやくおじゃますることが出来ました。ダンナから話には聞いておりましたが、とっても雰囲気のある長屋の一角で、玄関先から続く素敵なたたずまいに、思わず顔がニヤニヤしてしまいました。

そんな暮らし用品さんの店内の様子を激写して参りました。

大阪阿倍野の暮らし用品さん

大阪阿倍野の暮らし用品さん

大阪阿倍野の暮らし用品さん

大阪阿倍野の暮らし用品さん

大阪阿倍野の暮らし用品さん

大阪阿倍野の暮らし用品さん

靴を脱いで上がる空間は、とっても落ち着いた空間です。畳に座ってじっくりと器を愛でるのに、最適。ご来店なさるお客様も、皆さん長居をして楽しんで行かれるようです。わたしが伺ったときは、本降りの雨が降り出したところでしたが、雨に濡れた坪庭の雰囲気も素晴らしく、すっかりくつろいでしまいました。

店主の米田さんと、たくさんお話が出来ました。今回の「藤吉憲典陶展」は本日11月7日が最終日ですが、このあとも暮らし用品さんと、一緒にいろいろと取り組んで行くことが出来そうです。とっても充実した日帰り出張となりました。

福津市の図書館のサイトが新しくなりました!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

福津市の図書館のサイトが新しくなりました!

システム改修のために長期休館していた福津市の図書館が、11月1日ようやくオープン。いやぁ、待ちかねておりました!

↑の記事でも書きましたように「図書システムの更新」が今回の休館の理由でしたので、まずは新しいウェブサイトにアクセスするとことから、図書館生活復活です。

福津市の図書館 

システム更新に合わせて、URLも変わっていました。旧アドレスから自動でジャンプするようになっていましたので、そこは心配なく。ただ、あらためてログイン登録をしなおさなければならないというのは、不親切ですね。大事な「入り口」で足止めされるのは不本意ですから、ここは旧システムから引き継げるようにしておいた方が、スムーズで良かったと思います。再登録させることに何か別の意図があるなら、仕方ありませんが。

続いては、新しいサイトで蔵書検索と予約をお試し。あくまでも個人的な感想ですが、本を検索してから予約完了画面に至るまでの道のりが、以前よりもやや長くなったような。これは足を運んだ時に司書さんに聞いてみたところ、実際経由する画面数が増えていることがわかりました。そして、これまでは検索した本のスペック(ページ数とか発行日とか)とともに内容が簡単に表示されていたのですが、それが無くなっていたのが、残念だなぁと。

まだ新しいシステムに慣れていないから、というのももちろんあると思いますが…ちょっと使いにくくなっている!?という思いを抱えつつ、図書館に足を運ぶと、カウンターに司書さんらスタッフだけでなく、館長さんもいらっしゃって、再開後のお客さまをお迎えしていました。図書館側としては、貸し出し等に伴うシステムの使い勝手が気になるのでしょうね。返却・貸し出しの手続きは、これまで通りスムーズに進みました。

さっそく司書さんと館長さんに、新しい図書検索システムの使い勝手の感想をお知らせ。更新=改善したところに、マイナスの感想を報告するのはどうかとも思いましたが、福津市立図書館協議会委員を務めている役割意識もあり、また運用を始めてから微修正していくこともあるかもしれないと期待しつつ、ここは正直なところをお伝えしました。

ともあれ無事の再開はとても嬉しく。平日の午後でしたが、図書館内は賑わっていました。皆さん開館を楽しみに待っていたのですね。

暮らし用品さんでの「藤吉憲典 陶展」スタート!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

暮らし用品さんでの「藤吉憲典 陶展」スタート!

久しぶりの大阪個展は、阿倍野の暮らし用品さんです。ちゃんと調べてみましたら、関西方面での個展は2017年が最後となっておりましたので、なんと6年ぶり。関西方面の皆さま、たいへんたいへんお待たせいたしました。

大阪・阿倍野にある暮らし用品さん。数年前から、常設で藤吉憲典の器を扱ってくださっています。暮らし用品さんでは初めてとなりますので、暮らし用品さんのお客さまに「はじめまして」のご挨拶をする気持ちです。常設ではふだん使いに取り入れやすい器を中心にお届けしておりますが、個展ではアイテムを絞り込まずに、「藤吉憲典」の様々な顔をご覧いただけるよう、お届けしています。

暮らし用品さんのインスタグラムでも、器をご紹介いただいております。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

藤吉憲典陶展 暮らし用品

暮らし用品 藤吉憲典 陶展

【会期】2023年10月28日(土)~11月7日(火)※水・木曜休み

【時間】11:00~18:00

【場所】大阪市阿倍野区阪南町1-45-15

【電話】06-6628-2606