このゴールデンウィークは英語と格闘!?になりそうです。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

このゴールデンウィークは英語と格闘!?になりそうです。

世の中が連休だから、その間仕事をしつつも少しゆっくりお掃除でも、と思っていたのは、ほんの数日前のこと。

ゴールデンウィークは関係無いロンドンから、5月5日締め切りの仕事が飛び込んでまいりました。内容は、英国の雑誌「Homes & Antiques」の特集テーマ「Heirloom of the Future」での、藤吉憲典へのインタビュー。ギャラリーSladmoreを通して問い合わせがあり、ギャラリストが「良い機会だと思うよ」とおっしゃってくださったので、受けることにしたのでした。

最初、電話インタビューを打診されたのですが、そこに対応できる英語力はとてもありませんので、まずはメールで質問票を送っていただく形にしたのでした。そうして届いた質問が、A4サイズ1ページにぎっしり。質問内容も、すでに藤吉憲典の公式ホームページ等で出している作家情報を読みつくしたうえでの問いだとわかるものでした。

たしかに、すでに公式に出しているもので足りるならば、インタビューの必要は無いわけです。インタビュアーの姿勢としては当たり前なのだと思いますが、作家を深く掘り下げようとしてくださるその姿勢がとっても嬉しく、こちらもしっかり用意せねば!と力が入ります。

質問内容を日本語に直して作家に渡し、作家からの回答をまずは日本語で整理したうえで、英訳します。先方からは、日本語のまま送ってもOKで、日本語の分かるスタッフに訳してもらうこともできると、ありがたいお申し出を頂きました。そこでこちらからの回答は、日本語版と英語版の両方を用意することに。両方あることで、作家の回答の意図が、より正確に伝わるといいな、と思っています。

そんなわけでこの1週間は英語漬けになりそうです。ある意味、連休中だからその時間を確保しやすい、ともいえるかもしれません。とてもありがたい機会ですので、頑張ります。

藤吉憲典の墨絵の龍を額装してみました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典の墨絵の龍を額装してみました。

写真は、藤吉憲典画の昇龍。

数年前から、額装の面白さを楽しんでいます。きっかけは、藤吉憲典が陶板作品を制作しはじめたこと。陶板作品が増えるほどに、額装の可能性を考え始め、数点試みておりました。

今年度から藤吉憲典が本格的に「作品」として発表する書画。これまでのメインである三次元(立体)の磁器作品が、ある意味それ自体で完成しているのに対し、二次元(平面)である書画作品は、飾るにあたり表装や額装を施すことが大前提となります。

額縁屋さんであーだこーだと時間を費やした甲斐あって、イメージ通り、イメージ以上の仕上がりです。作品のサイズに対して、もう少し額縁が太い方が良いだろうか、というのは、発注する段階でかなり悩んだところでしたが、この作品ではこの細さでよかったと思いました。

額装の仕方で見え方が変わるマジックは、これまでにも体感してきましたが、何度やっても面白いですね。特に書画は、今まで長年あたりまえに目にしてきた藤吉憲典の字や画に、他所行きの服を着せるというか、ドレスアップさせる楽しさがあります。あなた、きちんとした格好をしたら、こんなに見映えるのね、というような。

面白すぎて、どんどん額装したくなりました。額装や表装を含めての書画オーダーも承りますので、ぜひご相談くださいませ。会社のオフィス装飾や、移転祝い、ご自宅の引越し記念などなどなど、飾る場所に合わせて、藤吉憲典の書画と組み合わせたご提案をいたします。もちろん、ご自身で額装したい、というのもおススメです。楽しいですよ~!

福岡ABCにてお勉強-中華圏(香港・中国)における「アフターコロナの海外進出」とは?-

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

福岡ABCにてお勉強-中華圏(香港・中国)における「アフターコロナの海外進出」とは?-

長年たいへんお世話になっている、福岡アジアビジネスセンター(福岡ABC)さんで、久しぶりにリアル開催のセミナーに参加して参りました。コロナ禍下では、Zoomを用いたオンラインセミナーに移行しておられ、今回も会場とオンラインのハイブリットでした。

上の写真は、2019年の上海個展の時のもの。もうずいぶんと時間が経ってしまったような気がします。思い返せば、いろいろな方のおかげで、上海・台湾と中華圏とのかかわりはけっこう長いのです。上海での活動を再開し、さらにもう一歩、香港へと踏み込んでいくためにも、今回のセミナーを楽しみにしておりました。

講師は日本国弁護士でありNY州弁護士であり香港ソリシター(事務弁護士)の、絹川恭久氏。香港永住権を持ち、香港と沖縄の2か所の法律事務所に所属し、企業法務を中心に弁護士活動を行っておられます。

以下、備忘。


  • 香港、2014年からの流れ。2014年雨傘運動/2019年逃亡犯条例改正反対デモ/2020年香港国家安全維持法施行/2022年香港返還25周年・ゼロコロナ政策解除・高度人材ビザ発給開始。
  • 2020年以降、外国人(日米欧)駐在員減少・移民流出/中国本土系高度人材の流入。
  • GBA(Great Bay Area)地域(マカオ・香港・中国広東省)での活発な人流・インテリ層人材の入れ替え。
  • トランプ政権=経済紛争→バイデン政権=軍事紛争
  • 現在香港で起こっていることは、香港のみの問題ではない。
  • 現地支援の活用:香港貿易発展局(HKTDC)、Enabay(BtoBプラットフォーム)など

福岡アジアビジネスセンター セミナー:中華圏(香港・中国)における「アフターコロナの海外進出」とは? 絹川恭久氏より


まとめるとこのように簡潔になりますが、現地での体験・事例を含めた生の情報はとても濃い内容で、1時間があっという間でした。リアル参加の人数が少なく限定されていたため、セミナー後に個別に相談し、しっかりお話を伺うことが出来たのがラッキーでした。やはりセミナーはリアル参加がいいですね。セミナーをご案内くださった福岡アジアビジネスセンターさんに感謝です。

額縁屋さんで、あーだこーだと。

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額縁屋さんで、あーだこーだと。

昨日は博多の額縁屋さんへ。今年から藤吉憲典の書画作品を本格的に売り出すにあたり、自分自身が、飾ったときのイメージをいろいろと試しておかなければ、お客さまへのご提案もできないよね、というところで、花祭窯の展示スペースに飾る書画を額装する第一弾です。

お手伝いいただくのは、額装も表装も手掛ける老舗の額縁屋さん。前に藤吉憲典の陶板レリーフの額装もしていただきました。今回「書というか水墨画だけれども、あえて表装ではなく額装で」の意図を伝えたところ、いろいろなご提案で助けて頂きました。

毎回そうなのですが、額縁屋さんに行くと、まずその「縁=フレーム」のサンプルの多さに圧倒され、軽くパニック状態になります。今回は「どこに飾るか」を決めたうえでの相談でしたので、飾る場所がどんな場所であるか、から考えをまとめていきました。額縁屋さんからは「その場所にある『素材』」「その場所にある『色』」を細かく聞かれ、そのうえに、どんなイメージにしたいかという方向性を載せていく、という手順です。

フレームの候補を数点に絞り込んだうえで、作品周りのライナー(あるいはマット)と呼ばれる部分の候補を合わせていきました。紙にするか、布にするか、そのなかでどのような素材・色を選ぶか。まだまだ額縁初心者のわたしとしては、目の前で合わせて、自分の目で見てみないことには、どのように仕上がるかのイメージがわきません。そして実際のところ、そのように合わせてみて初めて、ガラッと雰囲気が変わることに驚かされます。一度却下したフレームをもう一度引っ張り出して合わせてみたりもしながら、いろいろと試しました。

下の3つはある程度方向性が決まったあとの組み合わせイメージのテスト。ここにたどり着くまでに1時間半かかりました。

藤吉憲典の書画

藤吉憲典の書画

藤吉憲典の書画

スタッフの方がいろいろと素材を出してきては、目の前で組み合わせて見せてくださるのですが、一緒に面白がってくださっているのが伝わってきたので、助かりました。結局この場では決定に至らず、いくつかの候補を頭と写真に残し、一度持ち帰ることに。スタッフさんが「たくさん見過ぎて、たぶん頭のなかがごちゃごちゃしていると思います。ここで決めてしまうより、一度額縁から離れたほうが決めやすいかもしれませんよ」と、アドバイスをくださいました。

その言葉通り、額縁屋さんを出てしばらく歩いていたら、どれにすべきかが自分のなかでスーッと降りてきました。帰宅して、実際に飾る場所を再度確認して、確信を持つことも出来ました。「一度離れた方が決めやすいかも」とは、さすがプロですね。長時間お付き合いいただいたうえに、心遣いのアドバイスまでいただき、感謝感謝です。仕上がりは、ゴールデンウィーク頃にはご紹介できるのではないかと思います。とても楽しみです。

春ですね、人の動きが増えて参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

春ですね、人の動きが増えて参りました。

この春は、空港や駅での利用客がとっても増えているという話をよく耳にします。実際に使っていても、人が増えたなぁ、と実感。いろいろな制限が撤廃されてきたから、ということに加え、春は「動く」季節なのでしょうね。そういえば先日の東京出張の際には、卒業旅行と思しき若い方々の姿がたくさんありました。上の写真は我が家の春の楽しみハナモモ。例年よりも1週間以上開花が早いです。

ここ津屋崎の花祭窯にも、ここ1-2か月ビジネスのアポイントが増えてきたように思います。ふだんからそれほど来客が多い方ではありませんので、たまたま数件続いただけで、ずいぶん増えたような気がするのかもしれませんが。一般のお客さまよりも仕事関係でのご来店の方が多いのが、「動き出している!」という感じを後押しするのでしょうね。

春分は占星術的には1年のスタートとも言われています。その春分が過ぎて、これからまた新しいことがはじまる空気感が満ちているような気がします。なんにせよ、旧知の皆さん方、はじめましての方、ともに仕事を進めるなかで「花祭窯に話をしてみてはどうだろう」と思い浮かべてくださるのは、ありがたいことです。できること、できないこと、やること、やらないこと、もちろんありますが、いろいろな可能性を探っていけたら良いな、と思いつつ。

2023年の花祭窯のテーマは「表現の多角化」と「奥行きのある仕事」です。固定観念を取り払い、のびのびと仕事をしてまいりたいと思っています。

蕎麦猪口倶楽部、価格改定と商品ページメンテナンスのお知らせ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

蕎麦猪口倶楽部、価格改定と商品ページメンテナンスのお知らせ。

花祭窯のオンラインショップ蕎麦猪口倶楽部では、3月22日から、価格改定とそれに伴うページ修正を行います。

オンラインショップ 花祭窯 蕎麦猪口倶楽部

修正が完了したページから、順次アップいたします。最終完了は4月上旬を予定しております。期間中、ご覧になれないページが多くなり、ご不便をおかけいたします。

詳細は下記の通りです。


  • 2023年3月22日より、蕎麦猪口の価格を改定いたします。
  • 併せて商品ページの修正作業を行います。その間、蕎麦猪口の商品ページを見ることが出来ない期間が発生いたします。
  • 4月上旬のページ修正完了を目指しております。
  • 既にご予約注文をいただいているお客さまにつきましては、価格改定前、ご予約を承りました時点での価格となりますので、ご安心ください。
  • ページ修正メンテナンス作業期間中も、お問い合せページは機能しております。ご質問などございましたら、遠慮なくお問い合せ下さいませ。
蕎麦猪口倶楽部へのお問い合せはこちらからどうぞ

何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

充実の東京出張二日間。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

充実の東京出張二日間。

暖かく晴れた二日間、桜の開花宣言が出た東京でお勉強&お仕事でした。上の写真は、今回の訪問エリアの中間点、東京ミッドタウン内。ここはサントリー美術館のあるフロアですが、静かでゆっくり休憩できる場所が随所にあって、とてもいいですね。隙間時間の仕事もはかどります。

初日は朝から夕方まで、JETRO東京本部にて「中小企業海外ビジネス人材育成塾」のフォローアップ研修。JETRO会場集合組とZoom参加組のハイブリット開催で、半年の研修を締めくくりました。

運営してくださったJETRO職員の皆さん、研修ファシリエーターと講師を務めてくださった外資系コンサル・マーサージャパンの方々と、顔を突き合わせて研修に臨んだのは大きかったです。研修中ずっと、ざっくばらんな会話の応酬で、たくさんの課題やアイデアを検討することが出来ました。皆さん初対面でしたが(画面越しには会っていましたが)遠慮はまったく無く、お互いの事業に対するストレートな問答が楽しく面白くて、ずっと笑っていたように思います。雑談が止まらず、別途「雑談時間」をとってもらうことになるほど。やっぱ「リアル」大事!ですね。この研修ではスタッフ・参加者とも魅力的な皆さんとご一緒でき、ほんとうにラッキーでした。

二日目は、朝一番に美術館。サントリー美術館の木米展を観て参りました。

美術鑑賞で英気を養ったあとは、今年6月に藤吉憲典陶展を予定している、西麻布の桃居さんへ。オーナーの広瀬さんと久しぶりにお会いし、たくさんお話することができました。6月の展示内容について、課題に思っていた点をご相談して、すっきり解消。広瀬さんとお話すると、いつも確信を持てる解を導くことが出来るので、安心します。

続いて、アート作品を取り扱っていただいている、神宮前のインポートインテリア・ドーノさんへ。オーナー桐子さんとは、検討中の新しい取り組みをどのような形で進めるかを、しっかり詰めることが出来ました。少し時間はかかるかもしれませんが、とても楽しみなプロジェクトです。

最後は南青山の百福さんへ。オーナーの田辺さんとは「作家物の器」のこれからについて、根本的な課題を共有することが出来ました。「何をどうする」というところはこれからですが、今後わたしたちが取り組んで行くべき使命が一つ明らかになりました。ひとりで進めるには荷の重いテーマですが、同じ課題を共有できたことで、チームとしてできることがあるという発見に至ったのは、大きな収穫でした。

やっぱり自分の足で動くの大事ですね♪

「没後190年 木米」@サントリー美術館、観て参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「没後190年 木米」@サントリー美術館、観て参りました。

上の写真は、「撮影厳禁」の会場内で唯一のフォトスポット。前回サントリー美術館で観たのは「智積院の名宝」でしたが、その時にチラシを発見し、足を運べたら嬉しいなぁと思っていた「木米展」に来ることが出来ました。

江戸の文人・木米。文人とは、中国から伝わった概念であり、中国文人は「詩書画三絶」つまり「詩」と「書」と「画」において優れていることを理想としたとされています。木米に置き換えてみれば、「陶芸」「書」「画」の三絶ということになるのかしらと、木米展の展示キャプションにあった「詩書画三絶」の文字を、検索してみたところ、以下の解説を見つけました。

詩と書と画に優れることを意味する詩書画三絶は中国文人の理想であった。書画と併称されるように絵画は書と密接な関係があり、書と画は根本的に一致すると考えられてきた。詩文は直接的に画題を絵画に提供する場合もあるが、両者は情景描写という点で共通することから、画を「無声詩」、詩を「有声画」と呼んできた。

(人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要より 藤田 伸也氏「南宋画院の詩書画 : 三絶の視点から」の一部を引用)

    この通りに理解すれば、画を嗜むことはすなわち詩を嗜むことと同意ともいえそうです。

    ともあれ「陶工であり画家」という木米の生きた道は、今まさに磁器作家・藤吉憲典が突き進もうとしているところであり、たいへん興味深い展覧会でした。木米が書画を本格的に発表し始めたのは50代後半ということで、この辺りの共通点も面白く。

    展覧会の感想としては、陶芸にしても書画にしても、木米の作品から伝わってきたのが、生真面目さと努力の跡であったということです。きっちり一生懸命にやってきたことが伝わってくる作品群をみれば、木米は天才とはとても言えないと思いました。展示作品を見る限り、文人のイメージに漂う浮世離れした感じはまったくなく、書画の線の細さと余白の無さは、生真面目な性格を思わせました。

    会期は残すところあと10日ほど、3月26日(日)まで。ちょうど東京出張に合わせて足を運ぶことが出来、ラッキーでした。

    「没後190年 木米」サントリー美術館

    旅立ちの季節に、藤吉憲典の器。

    こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

    旅立ちの季節に、藤吉憲典の器。

    3月に入り、新年度に向けての送別やお祝いの贈り物のご相談が、少しづつ増えて参りました。花祭窯のオンラインショップはずっと「売り切れ」状態が並び、たいへんご迷惑をおかけしております。蕎麦猪口や小皿豆皿は、相変わらずほとんど在庫の無い状態が続いていますが、津屋崎のギャラリースペースでは、酒器やお皿やマグカップなど、ご紹介できるものもございます。

    オンラインでのご相談の場合は、メールまたは花祭窯のオンラインショップ「蕎麦猪口倶楽部」の問い合わせフォームをご利用ください。

    花祭窯オンラインショップ「蕎麦猪口倶楽部」問い合わせフォーム

    お問い合わせの際は、下記の項目をお書きくださると、早めの対応が可能です。

    1. 商品到着の期限(特に日時指定があるときはお早目に)
    2. ご予算
    3. 贈り物の名目(進学祝い、転居のお餞別など)
    4. 器の種類についての、贈り先様のお好みまたは送り主様のご希望
    5. その他注意事項があれば

    ご要望により化粧箱、熨斗などをご準備いたします。桐箱をご希望の場合は別途料金となり、桐箱の制作に2週間ほどかかります。

    津屋崎の花祭窯へのご来店が可能な場合には、在庫のあるものから、お選びいただくことが出来ます。ご来店をご希望の際は、必ずあらかじめご予約を頂きますようお願いいたします。皆さまの贈る気持ちのお手伝いが出来れば嬉しいです。

    愉快な一日。

    こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

    愉快な一日。

    週末は快晴の小春日和。久しぶりにゆっくり電車旅でした。JR鹿児島本線を使い片道約1時間半の電車旅は、朝7時半出発の張り切りよう。休日でしたので、ゆっくり座って車窓の景色を眺めることができました。

    まずは甥っ子が働く和菓子屋さんへ初訪問。開店から間もない時間帯のはずなのに、お店の駐車場は既にいっぱいで、次から次へとお客さまが入っています。すごいなぁ、と驚きながら店内へ。どれもこれもおいしそうです。後ろにお客さまの列が出来るので焦ってしまい、「この段のお団子を全種類1つづつ!」というようなオーダーになってしまいました。他のお客さまのオーダーを見ていると、皆さんなにを注文するかほぼ決まっているようでした。きっと常連さんなのだろうな、と思いつつ。奥の厨房で「丸ぼうろ」を焼いている甥っ子に手を振り、任務完了。

    つづいては、本日のメインイベント「山梨市ワイン試飲会&ステーキ3種食べ比べ」へ。黒毛和牛専門店の中津留さんは、博多和牛を扱う超有名店です。いつか行ってみたいと思っていたところへ、親しい山梨組の皆さんのおかげで、思いがけず訪問の機会を得ました。前回我が家で開催した山梨市ワインのイベントから3年ぶりです。

    さてイベントは、山梨市ワインの紹介からスタートし、「黒毛和牛カットショー」へ。これが「カットショー」というよりは、和牛の勉強会でした。牛の品種の解説、仕入れの際に重視していること、等級表示の意味、肉の部位についての説明、生産者さんから一般消費者までの流通経路…。実際の部位肉を見ながらの学びは視覚的にも理解しやすく、社長自らの熱い解説で、専門店としての誇りと使命感がバンバン伝わって参りました。上の写真は、山梨市ワイン紹介中の東晨洋酒株式会社田草川さん。「関係者席」のわたしたちは背後から見守りました。

    お楽しみのお食事タイムは、カットしたばかりの各部位のステーキを、自分で焼きながら味の違いを確認しながらいただくという、豪勢なものでした。山梨市ワインも大人気。わたしは山賊ぶどうさんの葡萄ジュースでしたが、これがまた巨峰100%で最高においしく。お腹も気持ちもすっかり満たされました。

    良いお天気で、よく食べ、よく笑い、電車旅も満喫。帰宅後は、美味しいお茶を淹れて、和菓子を頂きました。この和菓子がまた、どれもおいしくて大満足。なんとも愉快な一日でした。