何回目かの「経営革新計画」策定。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

何回目かの「経営革新計画」策定。

つくづくわたしは「計画を立てる」のが好きなのかも知れません。とはいえ、「経営革新計画」の承認を目指して計画を立てることが、これまでの事業継続を後押ししてくれたのも、事実です。というわけで、佐賀時代から数えて5回目の経営革新計画策定。佐賀県で最初の承認を受け、福岡県移転後に3つの計画を推進してきました。最初の経営革新計画で、佐賀から現在の津屋崎への工房移転を実現する道筋がついたのでした。上の写真は、その一番最初の認定書。

今回は、コロナ禍下で計画した前回の内容が数字的にも行動計画的にも伴わなかったことを反省しつつ、そのなかで生まれた「良かった要素」をピックアップして伸ばしたいと考えています。来年はさらに世の中の変化のスピードが速くなりそうな気がするので、そのなかで足元をしっかり安定させるための事業展開が出来たらよいな、と。

頭のなかには「協業」や「パートナーシップ」といったキーワードが浮かんでいます。これまでもたくさんの方々に助けていただきながら、ここまで参りました。新しい年はさらに、「藤吉憲典と仕事をしてよかった!」と感じていただける体制を、よりしっかり作っていきたいと思います。

まずは年明けに、最初の商工会の経営相談アポを確保しました。他力本願。いろいろな方の話を聴き、力をお借りしながら、進めて参ります。

佐賀・花祭の自然の恩恵。

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佐賀・花祭の自然の恩恵。

ダンナが佐賀有田にお出かけ。今回の用事は、窯やさんと化粧箱やさんをまわり、古くからお世話になっている作家友人たちへの年末あいさつを兼ねて。花祭窯の工房は福岡県津屋崎ですが、仕事の道具や材料は、佐賀有田にずっとお世話になっています。車で2時間ほどの距離なので、気分転換兼ねてちょうど良い距離です。

創業地・佐賀県江北町の花祭までだと、車で1時間半ほど。有田に用事で出かけるときは、たいてい花祭にも立ち寄ります。自然豊かな里山には、どの季節に行っても楽しみがあります。年末も差し迫ったこの時期ですので、お正月用に飾ることのできる梅や南天、笹、その他を調達して来てもらいました。上の写真はその一部。

自分の敷地だけで、いろいろなものが揃うありがたさ。南天はたくさんあるので、ご近所の方にも使っていただいています。今年の春に植えた柑橘の木もどうやら無事に根付いてくれた様子で、ひとまずほっとしました。来年はまた苗木を増やそうと企み中。一方で、藪笹がどんどん侵食して来ているので、きちんと草払いの手入れをしなければ、と思いました。いつも思ってはいるものの、うやむやになってしまっているのを、反省。

自然豊かな里山は、住んでいるときはその怖さも体感していましたが、そのおかげで学んだことも数多くあります。自然の恵みに感謝しつつ、来年はわたし自身、もっと足を運ぼうと思いました。

年末までの1週間で、どこまでできるか!?

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

年末までの1週間で、どこまでできるか!?

12月最終週。上の写真は、今年元旦の風景です。あっというまですね。

年内に完了あるいは目途をつけておきたい仕事がいくつかあります。ラスト1週間と言いつつも、皆さま年末年始のお休みに入られるので、やり取りの必要なお仕事は、相手先の方々のご都合を考えると今日明日が正念場!?という感じです。すっきりと新年をスタートするためにも、時間優先順位をつけつつ、できる限り進めておきたいところ。

ならばブログ執筆を後回しにすればよいものを、という声も聞こえてきそうですが(笑)、頭のなかを整理整頓するのに必要な作業ということで、最優先!…というよりは単純に、書くのが好きなのですね。

  • 作品パンフレット制作。
  • 藤吉憲典公式サイトリニューアル案提出。
  • EC初売り準備。
  • 経営革新計画作成。
  • BCP(事業継続計画)策定&SDG’s取組み申請。

大きなところでは、この5つ。どちらも来年度以降に向けての種まきになりますので、急ぎながらもきっちり取り組みたいところです。

さ、整理整頓&優先順位がつきました。今から取り掛かります!

宿題に向けて要点整理:JETRO「中小企業海外ビジネス人材育成塾」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

宿題に向けて要点整理:JETRO「中小企業海外ビジネス人材育成塾」

年内のカリキュラムが終了し、年明け以降のブラッシュアップに向かって、海外向けの戦略を整理整頓しています。先日も書きましたが、一緒に取り組む仲間の顔が見えるのが、なにより励みになります。

以下、これまでの学びのなかで特に残ったこと、備忘。


  • あなたにおススメする理由。あなたのギャラリーは○○だから、これをおススメしようと思いました。の、綿密な調査に基づく「あなただけ」への理由付け。
  • 先方のことをより知るための資料作り、質問作り。
  • こちらが伝えたいことを、先方に質問してもらえるような資料提供。いい意味での余白。
  • 曖昧さの排除。
  • なぜ?その背景は?を常に意識。
  • 「定番の言い回し」を持ち、身に付ける。メールも、会話も。
  • 事実→解釈→行動。解釈の方向が、お互いに同じ方を向いているか?(目的意識と固有事情により、解釈は変わる)

特に「曖昧さの排除」「定番の言い回し」は、商談を進めるうえで自分を楽にするためにも常に意識するべきポイントだと思いました。海外商談=英語での商談を前提としてのレクチャーではありましたが、日本国内でもまったく同じことですね。

今日はこれから英語でのプレゼンテーション資料作成。ブログ書いて要点整理もできましたので、頑張ります!

JETRO「中小企業海外ビジネス人材育成塾」折り返し地点。

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JETRO「中小企業海外ビジネス人材育成塾」折り返し地点。

JETROの「中小企業海外ビジネス人材育成塾」がはじまりました、と書いたのは11月下旬のことでした。

先日その第3日目が終わりました。全体のスケジュールから見て、おおよそ折り返し地点。

実は、本研修に申し込んだ後に、ジェトロの研修担当者さんから、参加の意思確認をする電話がありました。一日に詰め込まれる課題や宿題の分量がかなりあること、基礎研修は全日程必修で遅刻欠席途中退席が認められないこと、宿題を含めた課題をすべて提出しないと修了が認められないこと、きちんと修了しないと本研修と並行して行われる英文ビジネスメールなどのオンライン研修の費用が発生すること(修了者は無料)…。それでもちゃんとやり遂げれますか?というものでした。

頑張ります!と答えて参加したものの、一日7時間近くデスクに張り付いて講義を受講するのは学芸員資格課程のスクーリング以来ですから、ほぼ10年ぶり。講座時間内の15分ほどでワークシートを作り上げてグループワークで共有したり、パワーポイントでのプレゼンテーション構成をその場で30分ほどで作ったり、瞬発力が要求されています。復習予習を兼ねた宿題の提出期限も短く、企業で通常業務をこなしながら参加なさっている海外担当部署の方は、かなりたいへんだろうと思います。かく言うわたしは、一日終わると大きく伸びをして腕を振り回しています。

ですが、それだけ詰め込んでいると、思考と、思考を形にしていく方法が、筋肉のようについてきているような気がします。気のせいでないと良いな、と思いつつ(笑)。そしてなにより、グループワークでさまざまな商材を持った、さまざまな業種・規模の方々のお話を共有できるので、視野が広がるのを感じます。「海外を目指す」という共通の目的を持っているので、皆さんのお話から、たくさんのヒントをいただいています。来週が年内最後の講座。しっかり宿題を作り込んで、頑張ります!

サントリー美術館「京都・智積院の名宝」観て参りました。

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サントリー美術館「京都・智積院の名宝」観て参りました。

12月最初の週末は、東京出張。南青山の百福さんで開催の「藤吉憲典展(磁)」の最終日に顔を出して参りました。

朝一番に福岡空港から羽田行きで、10時前には都心部に到着。ギャラリーオープンは12時なので、2時間を美術館で過ごすことに。六本木・東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館に足を運んでまいりました。六本木ヒルズ内の森美術館でもちょうど展覧会がはじまったところでしたので、どちらにするか迷ったのですが、古いものを観る方に軍配が上がりました。

さて、京都・智積院の名宝。上の写真は上階のホールスペースに設けられた、展覧会のフォトスポット。本展覧会は、長谷川等伯一門による金碧障壁画群が目玉です。実際のところ、その大きさ、迫力はなかなかのものでした。が、個人的には「もともとあるべき場所」すなわち智積院のなかで観たいなぁ、という感想が先に立ちました。そこだけを取り出した状態ではなく、全体として空間的に見るのが一番だろうなぁ、と。あたりまえですが。

そんななか、個人的に一番気に入ったのは、梵字による曼荼羅図。曼荼羅図全体の迫力、面白さはもちろん、ひとつひとつの梵字の生き生きとした筆が、とても良かったです。今にも動きだしそうな文字でした。縮小版を部屋に飾りたいと思いました。それから、南宋時代に書かれたという金剛経も素晴らしかったです。まず第一に読みやすい、そして浮ついたところが無く、かといって固さも無く、力強いのに緊張を強いない字でした。また展示の最後に、智積院が秀吉天下の時代から近現代に至る京都画壇を支えるパトロン的役割を担った一面が垣間見え、素晴らしいなぁと、嬉しい気持ちになりました。

たくさん美術館博物館があるからこそ、出張のたびに、用事のある近くに興味のある展示・展覧会を見つけることが出来るのは、東京ならではの贅沢だと思います。サントリー美術館「京都・智積院の名宝」、良かったです♪

百福さんでの「藤吉憲典展(磁)」、ご来場ありがとうございました!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

南青山百福さんでの「藤吉憲典展(磁)」、ご来場ありがとうございました!

百福さんが南青山に移転なさってから初めての個展。わたしも最終日におじゃまして参りました。上の写真は、百福さんのインスタグラムから拝借。オーナーの田辺さんはとても素敵な写真を撮ってくださいます。器の写真撮りはプロの写真家の方でも結構難しい題材のようなのですが、百福さんの写真はいつも、安定した美しさと独特の質感があります。

さて百福さん。東京メトロ青山一丁目駅からも外苑前駅からも歩いて5分と交通至便な場所でありながら、青山通りから一本内側に入っているために静かで落ち着いた空間です。オープンがお昼12時からなので、当日は六本木で一つ展覧会を観てから、お散歩がてら歩いて向かいました。

訪問したのが最終日とあって、お客さまのご来店はのんびりペース。おかげさまで、ご来店の方とはもちろん、オーナーの田辺さんともお久しぶりにゆっくりお話をすることが出来ました。早くに売り切れてしまっていたシリーズもありましたので、目当てにお越しのお客さまにはお詫びをしつつ。

町田でお店をなさっていた時との違い、東京近辺での「食」に対する料理人さんの視点、最近の陶芸作家さんたちの意識と制作の在り方、作家物の器のお店としての矜持とこれからの進むべき方向など、18年お店を続けていらっしゃるからこその視点を、いろいろとお聞かせいただくことが出来ました。そういえば、じっくりオーナーさんのお考えを伺う機会を作ることが、このところ出来ていませんでしたので、とてもありがたく貴重な時間となりました。

昔から何度も思っていることですが、お付き合いのあるギャラリーさんに恵まれている嬉しさを、あらためてかみしめる一日となりました。百福さんでの藤吉憲典展は、次回はまた再来年。楽しみにしていただけると嬉しいです。

アート三昧の後は、器三昧。

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アート三昧の後は、器三昧。

南青山の百福さんから個展案内状が届いた!と喜んでいたのは10月中旬のこと。気がつけば、もう今週末11月26日土曜日が個展初日です。あっという間ですね。

11月はロンドン個展(アート)と、百福さんでの個展(器)がひと月のなかに入りましたので、作家・藤吉憲典は、器をしっかり作り込んだうえで、まずは先にオープンするロンドンの個展へ。その間、わたくしは百福さんでの個展の準備です。個展に出す器のリストを作成し、梱包し、発送する、というところまで。展覧会のスケジュールが混んでいたからこそ、早め早めに器が出来上がっていたというのは、発送作業をする者にとっては助かりました。

今回の個展に向けては、久しぶりに蕎麦猪口を少し多めにご用意することが出来ました。ご飯茶碗もいろいろと作っていますので、新年に向けて新しいご飯茶碗を見繕うのも楽しいと思います。『美の壺』放映以来問合せの増えていたマグカップも少し多めにご用意しましたので、こちらはクリスマスプレゼントに良いかもしれません。そして、いつものことですが、ぐい呑、盃、片口…と酒の器がたくさん。

自分用に、贈りもの用に、ハレの日に、ふだん使いにと、選んでいただけると思います。ぜひ藤吉憲典の器を楽しみに、百福さんにいらしてくださいませ。


藤吉憲典展(磁)
百福 momofuku
2022年11月26日(土)-12月2日(金)※会期中無休
12時-18時※最終日17時まで
東京都港区南青山2-11-6-1F
TEL03-6447-0952

JETROの「中小企業海外ビジネス人材育成塾」がはじまりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

JETROの「中小企業海外ビジネス人材育成塾」がはじまりました。

中小企業の海外展開をサポートするジェトロが開催する人材養成塾のご案内をいただきました。2022年11月からスタートし、週1日のペースでオンラインでの基礎講座を5日受講し、その後2023年3月にかけて、事業計画の個別添削や海外現地専門家によるアドバイス、仕上げ研修にフォローアップ研修という、親切なプログラムです。輸出に関わる実務が基礎から学べるとあり、なんとなく我流でここまで来てしまった感のある身としては、あらためて勉強し直すありがたい機会。さっそく申し込みをいたしました。

のべ5日間の基礎講座は朝10時~17時まで。昨日がその初日でした。オンラインとはいえ、カメラはつなぎっぱなしですので、久しぶりに学校にでも行っているような気分になりました。参加者は全国から約20名。「中小企業」の括りであるとはいえ、規模も業種もさまざまです。共通するのは広い意味で「デザイン」分野における海外ビジネスであることと、本気で海外展開に取り組んでいること。

初日は終日座学でしたが、2回目からはグループワークや発表の機会も増えそうです。一人で仕事をするのに慣れてしまっているわたくしとしては、すっかり気が緩んでいるところに喝を入れられるような感じ。カメラ越しに顔ぶれを拝見したところ、受講者の属性もさまざまのようですので、しっかり皆さんのお話を聞いて、視野を広げることが出来ればと思っています。

本講座の一方では、「英文ビジネスe-メール編」と「輸出商談編」の2コースの「貿易実務オンライン講座」を受講することが出来ます。こちらは自習で、期限までにオンライン講座を受講し、確認テストまで行って修了しないと、受講料を請求されるというもの。逆にすべてのコースを修了すれば、無料で学ぶ機会を提供していただけるのですから、なんともありがたい仕組みです。

来週開催の2回目に向けては、宿題が出ました。きちんと取り組んで、この機会を来年の事業成果につなげたいと思います。

ロンドンの新しいガイドブックをゲット。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドンの新しいガイドブックをゲット。

ずっと使っているロンドンのガイドブックが、だいぶヨレヨレになってきているのと、最初に手に入れてからずいぶん時間が経っているので、情報をアップデートした方が良いよね、ということで。あらためて手元にあるガイド本の発行日を見てみると、2012年でした。なんと10年も経っています。でも前回2019年に訪問した際も、この1冊でまったく問題なく、使いやすかったのです。その間情報アップデートの必要性を感じなかったというのは、すごいことですね。

そんなわけで、同じシリーズの後発版が無いかとネットで探して見ましたが、ヒットせず。このシリーズ自体が廃版になっていました。そうなると、やはり本屋さんでページをめくって探さねばなりません。どういうものが望ましいのか、言葉にするのは難しいのですが、ガイドブックとの相性ってありますよね。実際に手元で見てみないと、自分にとっての使い勝手の良し悪しを判断できないのです。

まず出かけた近所の本屋さんでは、海外のガイドブックの顔ぶれがとても少ないのに驚きました。コロナ禍で海外旅行どころではない期間が3年近くありましたから、無理もないことですね。棚の並びを見ながら、ガイドブックを出している出版社はここ数年たいへんだっただろうな、と、あらためて思いました。

近所の本屋さんで見つけられないときは、博多へ。博多まで行けば、紀伊國屋さんと丸善さんがあるので、百人力です。今回は、先日選書ツアーでお世話になった丸善さんへ。

ありましたありました!まずは数あるなかから、気に入るものを3冊選び、そのなかから発行年月日が最新のものを選びました。良いものを発見することが出来て、大満足。ガイドブック、見ているだけでテンションが上がります。ようやく海外旅行がスムーズにできるようになってきましたので、これからまた各地のガイドブックも最新版がどんどん出てくるのかもしれませんね。