動画作っています。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

動画作っています。

定期的にやってくる「自分で動画撮ろう!」の波(笑)。前回の動画制作からは、約3年が経っていました。きっかけは、外出禁止でしばらくお休み中のロンドンのギャラリーからのメッセージ。「楽しみにしている方々」の顔が思い浮かぶと、モチベーションがあがります。

磁器作家・藤吉憲典の作陶中の様子はもちろん、工房の風景や、周りの海など自然環境などの映像もあると嬉しいということで、ちょこちょこと撮ってみています。上手に撮ることよりも、こまめに伝えることの方が大切よね、と自分に都合よく発想転換し、気軽に撮っています。加工要らずの超ショートムービーを、撮ったままアップしています。

ユーチューブにもアップしております。一人でも多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです♪

続・自分の過ごす空間を快適に。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

続・自分の過ごす空間を快適に。

先日、「自分の過ごす空間を快適に。」のタイトルで、料理研究家・成宮なみさんのブログをご紹介したところでしたが、同じタイミングでもうひとつ、気になる記事を見つけました。

インポートインテリア・ドーノの上田桐子さんの「オンラインでのインテリアのご相談強化中」の記事が目に留まりました。上の写真は、ドーノさんのショールームにおじゃました際に、光と立体の影と花の色にひかれて思わず撮った一枚。

“在宅時間が長くなり「今までやれなかった整理整頓。そして…家のインテリアが気になる」「ずっと家にいるので、アートなど目で楽しめる癒しがほしい」などのご相談が一気に増えている”(インポートインテリア・ドーノさんのブログより)ということです。たとえば、部屋に飾るちょっとしたオブジェを探すにしても、自分の過ごす空間についてインテリアのプロに相談できるのは、最高に贅沢なことですね。

花祭窯の展示スペースも、この機会に少し模様替えをいたしました。大きめの展示棚をひとつ撤去して、もう一つの展示棚は片面にまとめ…などなど。棚がひとつ減ったら、とってもスッキリ。光の入り方が変わって、これまでより明るさが出ました。

スペースができると、そのスペースをどう生かそうかと頭が動きます。掛けていた書の位置を変えたら、絵を飾りたくなる壁面が発生。一方で押し入れを整理していたら、ちょうど良いサイズの額縁が二つ三つ出てきましたでの、久しぶりにダンナに絵を描いてもらって飾ることに。今発注したところなので、出来上がりはいつになるかわかりませんが、楽しみです^^

次は、どうしたら床の間空間がよりすっきり格好良くなるかしらと、眺めています。お客さまがいらしたときに、風通しのよさと空間の広がりを感じながら器や作品をじっくりご覧いただけるといいな、と妄想しながら。

自分の過ごす空間を快適に。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

自分の過ごす空間を快適に。

料理研究家の宮成なみさんのブログに「コロナ自粛と自宅療養は似ている。ご機嫌に過ごす方法。」というタイトルがアップされていました。曰く「できるだけ自分の過ごす空間を快適に過ごせるように作り込む。(中略)小さいことで良いので、自分がご機嫌に過ごせる癒しをいっぱい作ってくださいね。」と。難病で長い自宅療養期間を経験し、乗り越えてこられた宮成さんのことばには、説得力があります。身の周りにお気に入りがあることの大切さ。

有事の時にいつも我が家・花祭窯で確認するのは、わたしたちの仕事は、衣食住のなかで最優先される生活必需品ではないということ。けれども、必要とされるとき・場所が必ずある、誰かにとってかけがえのないものになるときがある。だからこそ、求められた時に最大の力を発揮できるように、淡々と、常に全力で、良いものを作り続けるだけ、なのです。

ミュージシャンの星野源さんが「(前略)衣食住はもちろん大事だけど、楽しいとか面白いことがないと人間は死ぬと僕は思います。(後略)」と語ったことを、各種ニュースサイトで拝見しました。「今こそ」の芸能・芸術の役割に言及していると、わたしは解釈しました。とてもストレートな表現で驚きましたが、ご自身の立ち位置がわかっておられるからこそなのでしょうね。

わたしたちも、美しいもの、楽しいもの、技術と情熱をかけてつくりあげたものが、それを見る人・使う人の生きる力をサポートすることを、ずっと信じています。それが実用的なものであっても、無くても。毎日食卓に並ぶ器にも、日常空間を飾るアートにも、そんな力があると思っています。

そして今、もう一歩進めて考えています。それは「淡々と、常に全力で、良いものを作り続けるだけ」ではなく、その過程を発信していくことで、より楽しみ面白がってもらえることも、できるかも!ということ。さっそくチャレンジしています。近いうちにご紹介できるよう頑張ります^^

海外対応いろいろ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

海外対応いろいろ。

今年は、年初めの時点で海外での個展詳細を詰めていませんでした。そろそろ考えなければ、と思いはじめた頃に中国でのコロナウィルス報道があり、少し様子を見ようと思っている間に、日本そして世界に広がり。今考えると、何も決まっていない状態だったおかげで、心配事が少なくて済んでいます。

Stay at home≒ Stay at studio。花祭窯の場合、もともと通勤の必要がなくスタッフもいませんので、工房で仕事をするうえではそれほど不便もなく、極端な変化もありません。ただ、外に出かけていくことが無くなりましたので、このタイミングで、藤吉憲典は国内外からのご注文品をつくる時間を確保し、ひたすら作っております。

外出制限がかかっているロンドンのギャラリーは、まず三カ月はオープンできないということで、オーナーもスタッフも完全在宅勤務。まったく家から出ることができないそうです。「コレクターも皆喜ぶから、ケンスケが作っている様子の動画を送ってよ」とオーダーが入りました。「きちんとしたものでなくていいから、気軽に!」ということで、これを機会に、手作り動画に再チャレンジです。

上海では、少しづつ外出や営業等の制限が解かれはじめているようです。海外との人の行き来が制限されているので、思うように仕事を進めることができないもどかしさはあるようですが、これは上海-日本間に限ったことではありませんね。ご注文品を手配するこちらとしては、それでも物流が動いていることが救いです。中国向けのEMSは早い時期から止まりましたが、そのほかの物流サービスでは、遅延が発生しているものの今のところ動いています。ほんとうにありがたい限りです。

国内個展の予定も立てられない状態が続いていますが、個展に向けての作品づくりも、いつもにも増して集中することができるように思います。11月下旬予定の町田ももふくさんでの個展には、事態が収束して、お客さまと笑顔でお会いできるといいな、と切に願いつつ。

四月になったので。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

四月になったので。

新年度。本日、近所の小中学校は任意登校での始業式です。そしてまた引き続き約一カ月の臨時休校。式典に参加してもしなくても、進学・進級おめでとう!の季節であることには変わりありません。

三月のあいだ花祭窯の飾り棚を彩ってくれたお雛様香合も、また来年の出番までお仕舞いです。さて四月は何を飾ろうかと考えて、目についたのが、今年の干支の置きもの「子(ね)」。お正月にも飾っておりましたが、新年度スタート!に合わせて再登場してもらうことにいたしました。

少々難ありで我が家用となった二匹を向かい合わせに並べたら、好い感じになりました。藤吉憲典のつくった2020年版の「子(ね)」は、稲穂を抱えています。写真の腕が今ひとつで、ぼんやりした感じに見えますが、実物はもっと可愛いです(笑)

干支では「はじまり」を意味し、五穀豊穣や子孫繁栄の象徴としても、喜ばれるねずみ。世界中の笑顔と安心を願いつつ。

Zoomことはじめ。

※2020年4月8日追記:Zoomのセキュリティ問題について、親しい友人からのアドバイスがあり、現時点で利用を見合わせております。安心して使えるようになるのを楽しみにしているところです。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

Zoomことはじめ。

このご時世で、存在感が増しつつあるクラウドサービスのひとつ「Zoom」。簡単に言えば、Web会議システムというのでしょうか。お友だちとのやりとりでも名前が出てくることが日に日に増え、そろそろ試しておきたいな、と思っていたところでした。

そんなタイミングで、お世話になっている英会話スクールから、通常の通学クラスにZoomでも参加できるようにします!と連絡がありました。昨今の状況に配慮しての素早い対応に感謝です。試してみるチャンスですので、さっそく4月のクラスからZoomでの参加に切り替えることにしました。

つい先日がその最初の日でしたが、思いのほか首尾よくいきました。まずはやってみる、ですね。不備は後から直していくこととして。そういえば、数年前にスカイプを利用した中国語講座を中国の大学生から習ったことがありましたが、そのときもドキドキしながら繋いだのでした。

実際に使ってみて、おお!と思ったのは「バーチャル背景」なる仕組み。カメラに写り込んでしまう背景を目隠しするために、画像を使うことができるのです。わたしは自分の仕事場でZoomを使ったので、ぜひとも室内の乱雑さを隠したいと思い、バーチャル背景の設定にチャレンジしてみました。

これも実際やってみると、チャレンジというほど難しくもなかったです。背景画像を設定できるとなると、ちょっと遊び心もわいてきます。旅行に行ったときの風景写真や、近所の海など、気分で使い分けるといっそう楽しくなりそうです。上の写真は、バーチャル背景に使った、津屋崎の海の画像。

ともあれ、わたしはスタートしたばかり。これからいろいろな可能性を見出していけるといいな、と思います。

※2020年4月8日追記:Zoomのセキュリティ問題について、親しい友人からのアドバイスがあり、現時点で利用を見合わせております。安心して使えるようになるのを楽しみにしているところです。

小皿の新作。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

小皿の新作。

先週末に「新作が生まれるワクワク感。」なるタイトルでブログを書いておりました。今朝、赤絵窯が上がって、出てきた新作が上の写真の面々。

六角の亀甲型に三つ足の高台。ものすごく丁寧な作りです。カタチが出来上がった時点で「いいねぇ、どんな絵がつくのか、出来上がりが楽しみだねぇ」と言っていた六角小皿。ようやく完成形で目の前に現れました。

サンプルの段階なので、同じ形にいろいろな絵が載っています。実際にこうして出来上がりを見てみてから、定番化するものと、そうでないものとが出てきます。

つくり手のイメージ通り、イメージ以上にあがってくるものがある一方で、そうでないものも出てくるのが、新作制作の常。20年以上のキャリアを積んだ昨今は、イメージから大きく外れることは少なくなってきているようですが、それでも「窯を開けてみないとわからない」のです。

ともあれ、新作の誕生はワクワクがいっぱい。染付の山水文もいいし、赤絵万暦もいいなぁ、と、感想を述べるばかりのわたしは呑気なものです(笑)

新作が生まれるワクワク感。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

新作が生まれるワクワク感。

年明けからこちら、ご注文品の制作が続いている藤吉憲典。ご注文いただいた定番の器を確実に仕上げていく一方、窯を焚くタイミングで、隙間に一つ二つと新作の生地を入れるのも、楽しみです。

写真は先日素焼き窯からあがった豆皿いろいろ。素焼焼成→絵付(染付)→本窯焼成→赤絵付→赤絵窯という順番で、ひとつの新作が出来上がるにも、赤絵まで含めると少なくとも三回窯が入ります。

藤吉憲典は、新作をつくるときに完成形のデザインを紙に書き起こすことがほとんどありません。素焼き窯から上がってきた生地を見て、どんな文様が載るかが決まります。染付の絵付を入れるタイミングで、完成デザインをイメージしていても、本窯焼成から上がったものを見た段階で、赤絵の入れ方が変わることもあり。

つまり、最後の赤絵窯から上がってくるまで、最終形がどのようなものになるのかはわかりません。だからこそ、工程の所々で進み具合を見ながら完成形をイメージするのは面白く、ワクワクは大きくなっていきます。

もうすぐ、豆皿の新作がいくつか上がります。新作誕生のワクワクを、一番最初に味わえる役得と贅沢です。

noteはじめました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

noteはじめました。

さて何を書くか。これもまた「自分が読みたいから書く」のには違いないのですが、ブログと同じでは意味がありません。かといって「noteに合うものを」というほどには、まだnoteの仕組みがきちんとわかっているわけでもなく。とりあえず書きはじめました。

まずは、『陶芸家の妻ですが、なにか?』シリーズ

エピソードは無尽蔵。ブログ「ふじゆりスタイル」が表だとすると、noteでの連載は裏とでもいいましょうか(笑)興味のある方は、のぞいてみてくださいね。アホな夫婦と笑ってもらたら、これ幸いです。

情報とメッセージ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

情報とメッセージ。

仕事上の情報を集める方法のひとつとして、メールマガジン(以下、メルマガ)をいくつか取っています。仕事にネットを活用しはじめたのが約20年前。当時からメルマガは、信頼できる(と思われる)情報源から直接必要な情報を届けてもらうのに便利なツールで、そのころからの習慣です。

情報集めの位置づけなので、読むかどうかは「今の自分に役に立ちそうか」が一番の判断基準。定期的に届くメルマガすべてに毎回目を通すわけではなく、発行元・件名を見て、その時必要と思われるものに目を通しています。

常々「情報」や「連絡事項」を届けてくれるメルマガですが、先週、お世話になっているビジネスサービスの提供会社数社から、立て続けに「情報」ではなく「メッセージ」が届きました。

件名もずばり「〇〇社CEOからのメッセージ」的な、一見して「いつもの連絡メールとは違う」ことがわかりやすいもの。時期が時期だけに中身を開いてみました。そこには、顧客の不安や懸念を軽減するための、自社のサービスにおける取り組み・対応の明言と、温かい心遣いの感じられるメッセージがありました。

このタイミングで受け取ったこのメッセージに、わたしはホッとする気持ちになりました。自らの名前でそのメッセージを出すその会社・代表者への信頼感を覚えました。

そしてふと気づいてみると、わたしのもとに届いたこのような「メッセージ」メルマガは、すべて外資の会社からのもの。これは、たまたまそうだったのかもしれないけれど、企業文化の違いが現れるのかな、とも。

ともあれ自らを省みて、お客さまを思いやる気持ちを行動で示すことができていたかというと、猛省。「メルマガでメッセージ」の根底にある心遣いに思いをはせ、わたしも倣いたいと思いました。まずは微力ながら「わたしにできること」を打ち出していきたいと思います。