BEYOBD BRONZE – Sladmore Contemporary

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

BEYOBD BRONZE – Sladmore Contemporary

本日5月19日(水)からロンドンのSladmore Contemporaryでは、新しいテーマでのエキシビションがスタートします。そのタイトルが「BEYOND Bronze」。現代アーティストを扱う、彫刻専門のギャラリーであるSladmore Contemporaryらしいタイトルです。

https://www.sladmorecontemporary.com/beyond-bronze

BEYOBD BRONZEを直訳すると「ブロンズを超えて」。「ブロンズ」は彫刻素材としての銅、合金のこと。今回の展覧会では、Sladmore Contemporary 所属アーティストのなかでも、ブロンズではない素材で彫刻作品を作るアーティストの作品が紹介されています。藤吉憲典の作品素材は、もちろん磁器(Ceramic/Porcelain)。

近現代のコンテンポラリーアートが語られるときに、こと彫刻の分野は「ロダン一人だけ」「時が止まっている」と揶揄されることがありました。近代以降、絵画(平面)表現ががめまぐるしく変化してきたのに対して、彫刻の世界では古典的な価値観が根強かったのかもしれません。

ブロンズ像は古くからの彫刻素材の定番であり、「ブロンズ」という言葉を使うことによって、その伝統的な位置づけを象徴的に表現できます。BEYOND Bronze(ブロンズを超えて)という展覧会タイトルは、実に「現代アートの彫刻専門ギャラリー」であるSladmore Contemporaryらしいものだと思いました。

今回の展覧会の電子カタログでは、藤吉憲典作品は3点紹介されています。ぜひご覧くださいませ。

BEYOBD BRONZE – Sladmore Contemporary

桃居さんでの「藤吉憲典陶展」に向けて、器、続々完成中。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

桃居さんでの「藤吉憲典陶展」に向けて、器、続々完成中。

つい先日、藤吉憲典陶展のDMが届きました!とブログを書いていました。気がつけば初日まで2週間を切り、ダンナはまさに制作ピーク。どんどん出てくる「つくりたいもの」も、時間との勝負になってきました。

2021年の「藤吉憲典展 at 桃居」テーマは「おさらい」。テーマの通り、懐かしい顔ぶれの器が次々に生まれています。「前につくったあの器を、今作り直すとこうなる」。藤吉自身の温故知新とでもいいましょうか。形も絵付も、明らかに進化がみえるのが、傍目にも面白いところです。

藤吉憲典陶展 染付

まずは染付がどんどんでき上がってきています。赤絵の器はこの後もう一窯(赤絵窯)に入ります。ダンナ、まさに赤絵付中。

藤吉憲典 染付

懐かしい形に、懐かしい文様。古くからのお客さまには「そういえば、あったよね♪」を発見する楽しさも。

東京都内も福岡県内も緊急事態宣言下ですが、今回の個展は桃居さんのはからいでオンライン展示がございます。場所に関係なく参加していただけるのは、今回の展覧会の楽しみなところ。全国からのオンラインでのご来場をお待ちいたしております。



藤吉憲典陶展 at 桃居
2021年5/21(金)-5/25(火)会期中無休
11-19時(最終日17時まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494
http://www.toukyo.com/exhibition.html

今回はオンライン展示(https://toukyo-exhibition.stores.jp/)がございます。藤吉憲典陶展での出展作品は会期初日2021/5/21からの掲載となります。

桃居さんの実店舗へご来場の際は、直前に桃居さんのサイトでご確認いただくか、お電話で桃居さん(TEL03-3797-4494)に問い合わせていただくと確実です。

磁器作家・藤吉憲典の器が買えるネットショップ(オンラインショップ)。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

磁器作家・藤吉憲典の器が買えるネットショップ(オンラインショップ)。

1997年の花祭窯創業当初から、近くに取り扱いギャラリーさんが無い方々にも、藤吉憲典の器をぜひご覧いただきたい、使っていただきたいとの思いを強く持っていました。その方法として、ネットショップをスタートしたのは2000年。EC業界ではネット黎明期といわれる頃で、わりと早いタイミングだったと思います。

少しづつ形を変えながらも、オンラインショップ「花祭窯・蕎麦猪口倶楽部」として、現在進行形です。が、最近はここでご紹介できる在庫がなかなか補充できない状況であります。ネットでのお買い物を楽しみにしていただいている皆さまには、長くお待たせしてしまい、ほんとうに申し訳ありません。

藤吉憲典は全工程を一人で制作しており、つくりも絵付もすべて自らの手を動かしています。創業以来このスタンスを貫いており、手伝ってくれるお弟子さんなどもありませんので、一度にたくさんの量を作ることができません。そして、まずお取引先のギャラリーさんやお店からのご注文分や、個展で発表する作品を優先的に制作しています。そのため、どうしても自ら運営するネットショップでの販売分の在庫が薄くなってしまっています。

そこで今回は、お取引先のギャラリーさんが運営するネットショップをご紹介いたします!コロナ禍でお出かけし難い今日この頃、ぜひネットショップを訪問してみてはいかがでしょうか。

東京町田・ももふくさんのオンラインショップ

ももふくさんはオンラインショップにも、早くから力を入れておられます。スタイリッシュで見やすいつくりで、お買い物しやすいです。藤吉憲典の器は一点ものなどもあり、ももふくさんだけでお求めいただけるものも。定番品については7月頃に追加納品予定です。

☆大阪阿倍野・暮らし用品さんのオンラインショップ

暮らし用品さんも、実店舗とオンラインショップの運営を長く続けておられます。藤吉作品は、現在「Sold out」が増えていますが、こちらも定番の器を7月頃に追加納品予定にしています。

☆5月21日(金)スタートの、東京西麻布・桃居さんの藤吉憲典陶展は、初のオンライン開催となります。藤吉にとっては初めての試みですが、ネットでの個展開催の仕組みを昨年来整えてこられた桃居さんですので、とても楽しみです。

☆東京銀座・黒田陶苑さんでは、現代作家の作品を紹介するオンラインショップをご準備中とのこと。主に物故作家の作品を扱う美術品のオンラインショップはすでにスタートなさっており、これに現代ものが加わると、見る楽しみ選ぶ楽しみが広がりますね。

これらお取引先のギャラリーさんが運営されるネットショップは、いざとなれば実店舗で手に取って確認することができる安心感もあり、おすすめです。藤吉憲典の器についても、各ギャラリーさんに遠慮なく問い合わせていただければ幸いです。

オンラインショップ「花祭窯 HANAMAYSURI GAMA 蕎麦猪口倶楽部」リニューアルオープンいたしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

オンラインショップ「花祭窯 HANAMAYSURI GAMA 蕎麦猪口倶楽部」リニューアルオープンいたしました。

昨年末から続けていた、オンラインショップのリニューアル作業。今回は新しい仕組みへの引っ越しも伴ったので、慣れないことが多く、心配でなかなかオープンできずにおりました。ショップ制作のアドバイザーの方から「きりがないから、まずオープンしてその都度修正したらいいよ」というアドバイスをいただき、胎が決まりました。

2021年春分のスタート。偶然でしたが、験が良さそうです^^

ただ、お買い物いただける在庫がまだ揃っておらず、在庫と商品ページを追加している最中です(汗)ひとつでも在庫が出来次第、順次追加しています。また、デザインレイアウトの点でも、使いにくいところがあると思います。「もっとこうした方が、わかりやすい、注文しやすい」などお気づきのことがありましたら、お知らせいただけると幸いです。ひとつひとつ改善してまいります。

こんな調子ではありますが、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

お買い物方法について、リニューアルによって変わった点は、主に次の通りです。


〇クレジットカード決済が選べるようになりました。

これまではPaypalでのカード決済のみでしたが、Shopify paymentサービスの利用により、決済の選択肢が広がりました。引き続き、Paypal(ペイパル)銀行振込もご利用いただくことができます。

〇予約注文はお問い合わせフォームから承ります。

在庫切れ中の器の予約注文は、お問い合わせフォームから承ります。予約注文の確定からお届けまで、通常3-4か月ほど制作期間をいただいております。(ご注文内容・数量により異なります。)特に料理店さんオープンに向けての器選びなど、お時間に余裕をもってご相談いただけると嬉しいです。柔軟に対応できる場合もありますので、まずはお問い合せくださいませ。

〇ブログやインスタグラムからもご注文ができるようになりました。

ブログやインスタグラムでアップした写真から、直接カート(買い物カゴ)へと注文できるようになりました。オンラインショップでは、蕎麦猪口と小皿豆皿だけをご紹介しておりますが、ブログやインスタグラムからは、在庫状況に合わせて様々なアイテムをご紹介してまいります。これから少しづつ増やしてまいりますので、どうぞご期待ください。


「花祭窯 HANAMAYSURI GAMA 蕎麦猪口倶楽部」今後ともよろしくお願いいたします!

2021年 藤吉憲典展覧会予定。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2021年 藤吉憲典展覧会予定。

今年度の展覧会予定が出そろいました。国内は、奇数年に開催してくださっている東京・西麻布の桃居さんと、約3年ぶりの岡山・和気町のギャラリー栂さん。現在のところ、作家在廊日設定予定です。11月には福岡市内で、初の商的ではない展覧会を計画しています。

(2021年1月30日更新)

海外はまだ渡航の目途がつかない状態ですが、ロンドンのギャラリーが積極的に企画展を計画してくれています。英国も昨年から度々のロックダウンで、ギャラリーでの展覧会も柔軟な対応を求められる状況が続いています。そんな今こそアートの力を!ですね。藤吉憲典もできる限り作品参加してまいります。

まだ開催日詳細が調整中のものが多いですが、決定次第ご案内いたします。フェイスブック、インスタグラムでのお知らせが一番早いと思いますので、よかったらフォローしてくださいね♪

藤吉憲典公式フェイスブックページ https://www.facebook.com/KensukeFujiyoshi

藤吉憲典公式インスタグラム https://www.instagram.com/ceramicartist_kensukefujiyoshi/

EXHIBITION ‘Animals at Home / Cats, Dogs and other Best Friends’ in London に参加します。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

EXHIBITION ‘Animals at Home / Cats, Dogs and other Best Friends’ in London に参加します。

今年は海外での展覧会はあきらめていたところでしたが、11月から12月にかけてロンドンでの企画展に参加することになりました。もちろん渡航はできませんので、作品のみの参加になります。

会場はJermyn StreetにあるSladmore Gallery。藤吉憲典の所属するSladomore Contemporaryが現代もの(コンテンポラリー)のギャラリーであるのに対し、Sladmore Galleryは19世紀から20世紀のヨーロッパ彫刻を専門とするギャラリーです。オーナーのEdwardとは、藤吉の個展の都度、オープニングでお会いしていました。

今回の企画展は、Antique to Contemporary(古典から現代まで)=ヨーロッパ彫刻のアンティークとコンテンポラリーとを一緒に楽しんでいただける、贅沢な展覧会です。Sladmore Galleryのコレクションは、古典彫刻とはいっても重厚というよりは、しなやかな力強さ・美しさを感じるものばかり。あのなかに並ぶのだと思うと、誇らしく嬉しい気持ちでいっぱいになります。

テーマの ‘Animals at Home / Cats, Dogs and other Best Friends’ を聞いたとき、Stay at Homeの期間を経て、あらためて身近にある大切な存在に感謝する気持ちがこみ上げてくるのを感じました。アートが日常にもたらす喜びもまた、世界中であらためて見直されているのだと思います。

藤吉にとっては、アーティストとして参加できることが誇らしい展覧会です。ありがたい機会に声をかけてくださったGerry(Sladmore Contemporary)とEdward(Sladmore Gallery)に心から感謝しています。オープニング等詳細は、会期が近くなりましたら、またあらためてご紹介いたしますね。

『家庭画報』4月号(2020年2月29日発売)記事からのお問合せ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

『家庭画報』4月号(2020年2月29日発売)記事からのお問合せ。

『名店の「昼膳」』特集で、お客さまのお店が紹介されたということで、「おお!よかったね!」と思っておりましたら、その記事からのお問い合わせが増えております。撮影用に使った器の作家名を入れてくださったご様子。ありがとうございます。

※書籍の画像をクリックするとAmazonの商品紹介ページに飛びます。

なかでも「盛り付けていない器を見たいのだけれど」「色はひとつだけなの?」というお問合せが重なったので、二つのご質問に答える資料を速攻で作りました。

藤吉憲典 鮑型向付

ご紹介してくださったのは、福岡博多のお料理古川さん。古川さんとは、彼が大阪の味吉兆で修業なさっていたころからのお付き合いです。オープンから2年。既に、なかなか予約の取れない博多の名店となっています。

器を使ってくださっている皆さんが頑張っておられるのを、 いろいろなメディアを通して拝見するのは、わたしたちにとっても大きな喜びであり、つくり手の制作意欲に直結しています。嬉しいニュースをありがとうございます♪

ちなみに、現在花祭窯に、この鮑型向付の在庫はありません。ご注文をいただいてから4か月~お待ちいただいている状況です。お急ぎでご入用のお客さまは、銀座黒田陶苑さんにいくつかあるかもしれませんので、お問合せしてみてくださいませ。

日本現代陶芸の逸品鑑賞体験会。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

日本現代陶芸の逸品鑑賞体験会。

いつもお世話になっている銀座黒田陶苑さんによる、初の上海イベント。2019年11月下旬にスタートしていましたが、このたびダンナ・藤吉憲典も顔を出してまいりました。上の写真は、今企画のパンフレット。展示の趣旨と、各作家の特長がとても丁寧に説明されています。

出品している13名の作家さんの作品の顔ぶれを拝見すると、パンフレットの紹介文に「独特の個性と独自風格」とあるとおり、存在感のある器ばかりです。そのなかの一人として藤吉憲典を取り上げていただいたことを、とても嬉しく思います。

作家来場ということで、急遽開催されたアーティストトークや描画のデモンストレーション。事前告知がなかったにも関わらず、たくさんのお客さまが集まってくださって、ダンナ曰く「あんまり人が多いから緊張して胃が痛くなった」と(笑)

上海での展示は個展を含め三回目。今回も、熱心に作家の話に耳を傾け作品をご覧になるお客さまに出会えたと、喜んでおりました。歴史的に中国から多くを学んできた日本のやきもの文化。上海の方々が日本のやきもの文化に興味を持ってくださることは、その担い手としてとても嬉しいことなのです。

「芸術と日常生活の高度な融合」である日本現代陶芸。上海にお住まいの方、訪問の機会のある方は、ぜひのぞいてみませんか。会期は2020年2月16日までです。

長いお付き合いのお客さま。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

長いお付き合いのお客さま。

花祭窯の創業は1997年。ありがたいことに20年以上のお付き合いのお客さまもいらっしゃいます。個人のお客さまもあれば、飲食店をなさっているお客さまもあり。藤吉憲典の器をずっと気に入って使ってくださっていることは、ほんとうに嬉しくありがたいことです。

そんなお客さまのお一人、新宿荒木町でお店をなさっている「うのすけ」さんから、BS11オンデマンド:太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選 の取材時に器を使ってくださったとお知らせがありました。テレビにしても雑誌にしても、お客さまのお店が好い媒体で取材されたと聞くと、我がことのように嬉しいです。

通好みで呑んべえに人気の番組だそうです。放送を拝見して、うのすけさんのお店の特長が伝わる取材ぶりに感嘆するとともに、そこでお使いいただいた藤吉の器を用いたお料理やお酒が画面に映えていたことに、一安心。やはり器は使っていただいてこそ、ですね。

うのすけさんの回は「呑兵衛の聖地・四谷三丁目ではしご酒」というタイトルで、2020年1月13日放送、同1月27日配信終了予定です。ご興味のある方、ぜひご覧になってみてくださいね。

BS11オンデマンド:太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選

こうして一緒に嬉しさを分ちあえるお客さまがあることがとても嬉しく、ありがたい仕事をしているなぁ、とあらためて思います。

2020子年。本年もよろしくお願いいたします!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2020子年。本年もよろしくお願いいたします!

写真は車窓からの初日の出。九州北部地方、よく晴れた元旦でした。

昨年末ぎりぎりに干支のネズミができあがりました。ご近所へのご挨拶まわりに間に合って一安心。年が明けてから年賀状を書きはじめるのは、ここ数年お馴染みの景色になってきました。恒例の二日の書き初めは、新年早々にもかかわらず、たくさんの方がご参加くださいました。

花祭窯書き初め2020

上の写真は、陶芸家・藤吉憲典の書き初め。「目の前のことを丁寧に一つずつ」まずはお待たせしているご注文品の制作・お届けからスタートです。

「楽しみに待ってはいますが、急かしてはいません。良いものを作ってくださいね」とおっしゃってくださったのは、いつも造形作品をご注文してくださるお客さま。つくり手にとってはなによりありがたい言葉で、お客さまのご理解に支えられていることを、つくづくと感じます。

今年も、器に、アート作品にと、藤吉憲典の発表の機会を、国内外でいただいております。ありがとうございます。日程など詳細はこれから詰めていくものも。近々、2020年のおおよその予定をご紹介いたしますね!

一方で、アートエデュケーションの仕事・活動も、地道にコツコツと積み重ねてまいります。今年は地元地域での講座だけでなく、少しづつ広げていくことができたら嬉しいな、と思っています。

藤吉憲典の個展の際には、わたくしも出来るだけ会場に足を運ぶようにしています。今年も各地で皆さまにお会いできるのを、楽しみにしております♪