藤吉憲典 RED WOLF

JETRO NYからのアドバイス。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

JETRO NYからのアドバイス。

先日、福岡アジアビジネスセンターさんのことを書きましたが、ジェトロさんにも要所要所でお世話になっています。個人レベルの事業、しかも商材はアートですが「海外市場への輸出」であることには変わりなく。世界各地に支店を持ち、常駐職員さんがいて、地元専門家とのネットワークを持つジェトロからの情報に助けられることは多々あります。

少し前になりますが、ジェトロニューヨーク支店から、花祭窯の商材を前提とした北米市場レポートをいただきました。 A4用紙15ページに及ぶ量。海外展開でも、自らの足で赴き自らの目で確認することが原則ですが、客観的なレポートは、動き方の優先順位を決めるのにとても役立ちます。

以下、レポートから備忘。うちに近い商材をお持ちで、北米進出を考えている方には、いくらか参考になるかも!?


  • JUST FOR ME(エクスクルーシブ、希少性)。
  • Craftsmanship(職人技芸)に対する尊敬。
  • 一点もの。
  • 日本の伝統美に基づいたアート性の高さ。
  • 「強い」コンセプト:メッセージ、意志、アイデンティティー。
  • Zen(禅)。
  • 「良いエージェント」確保の重要性。
  • 北米にあったブランディングの打ち出し。
  • まずは丁寧に「ビジネスの土台」をきちんと作ること。

北米進出を考えるにあたり「良いエージェント確保の重要性」は以前からも言われていたことでしたが、あらためて「やはりそこか」という感じでした。まずはその地で丁寧にビジネスの土台を築いていくための、最重要ポイントなのですね。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。